一人一台になって、子どもへの健康の影響は大丈夫??
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来年度から小中学校で「パソコン一人一台」が導入される。
そこで心配なことがある。
それは
子どもへの健康への影響
である。
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このことについて、2019年に以下のような研究がある。
教室でのタブレット端末利用における課題と児童の疲労に関する調査
柴田隆史,佐藤和紀,堀田龍也
(もとの論文は、以下からPDFで見ることができる)
↓
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jje/55/5/55_212/_article/-char/ja/
この研究は、小学校で1年以上タブレット端末を活用した
830名を対象とした研究である。
研究としては、結構価値のあるものではないかと思う。
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これによると、まず、気を付けたいことが以下のことである。
タブレット端末画面への蛍光灯の映り込み
児童の約57%が
「タブレット端末画面い蛍光灯が映りこんで見にくい」と感じている。
これによって、大事な部分が見えにくく学習効果が低くなったり、
姿勢が悪くなって、疲労が高くなったりする可能性がある。
こういったことを知っていれば、
姿勢悪く見ている子がいたら、「蛍光灯が映りこんでいるかな」と思えるし
「画面が見えにくい」という子がいたら、「つくえの向きを変えてご覧」など
対応することができる。
事前に「蛍光灯が映りこまない向き、席の位置を考えてごらん」と
指示することもできる。
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次に大事なことは次のことである。
①児童の3人に1人が,眼や首,肩などに身体的疲労を感じている
②半数以上の児童が,タブレット端末を使うときの方が,
紙の教科書を使うときよりも目が疲れると思っていた
①の場合は、映り込みをさけるためや
字が小さくて、顔を無理やり画面に近づけたりとか
無理な姿勢をしている場合がある。
そういったことへの対応が必要だ。
②については、やはり、長時間の使用をさけ
一日の使用時間をある程度決めることが必要だろうと考えられる。
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一人一台パソコンは、非常に便利である。
しかし、便利の裏側には、当然問題もある。
こういったことのバランスを取りながら使っていくのも
教師の役割である。
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