備忘メモ：オーストラリア－「地域の強みとインフラとのギャップ」レポート2022
土木学会事務局です。
土木学会では、「コロナ後の”土木”のビッグピクチャー」の策定に向け、海外のインフラ計画に関する情報も収集しています。
今回は、政府、産業界、地域社会に対して、社会資本に関する調査と助言を提供しているインフラストラクチャー・オーストラリアが2022年3月17日に発表した「地域の強みとインフラとのギャップ」に関する情報です。
2022 Regional Strengths and Infrastructure Gaps
このレポートの目的は、オーストラリアの各地域が直面する多様な強みとインフラのギャップについて全国的な見解を示し、今後の計画や分析における優先分野を特定できるようにすることとされています。インフラの課題と機会を明らかにすることで、政府、産業界、地域社会がこれらの課題に取り組むための解決策を提案するよう働きかけていくとのこと。
「地域の強みとインフラとのギャップ」について、初めて取りまとめられた今回のレポートでは、「急成長する都市」以外の地域にも目を向け、地域に対する投資を増やすべき根拠を提示しています。
Today we're proud to be launching our #Regional Strengths and #Infrastructure Gaps report. In developing this report we partnered with 48 Regional Development Australia committees to conduct extensive consultation on community views. Read the report here - https://t.co/Zu3wOVgcIc pic.twitter.com/T9XguNVzuN
— Infrastructure Australia (@InfraAust) March 16, 2022
サイトからは、オーストラリアの地域ごとのインフラギャップを地図上から確認できるページも提供されています。
日本国内でも、同様の取り組みが期待されるところです。
なおこのレポートは、オーストラリア・インフラ計画2021の提言に基づいて実施されたものということです。
インフラストラクチャー・オーストラリアとは
インフラストラクチャー・オーストラリアは、国の独立したインフラストラクチャー・アドバイザーです。すべてのオーストラリア国民に利益をもたらすインフラ投資と改革について、政府、産業界、地域社会にリサーチとアドバイスを提供しています。
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国内有数の工学系団体である土木学会は、「土木工学の進歩および土木事業の発達ならびに土木技術者の資質向上を図り、もって学術文化の進展と社会の発展に寄与する」ことを目指し、さまざまな活動を展開しています。 http://www.jsce.or.jp/