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「身近な土木を描いてみよう!」図画コンクール(2023)

土木学会事務局です。

土木学会中国支部が主催する「身近な土木を描いてみよう!」図画コンクールは、土木の日関連行事として、毎年小中学生を対象に開催されています。身近な土木を理解し親しむための一環として実施し、次世代を担う子どもたちに「土木(社会資本整備)」を図画に描くことで、普段生活している場所、何気なく見ている物が土木技術に支えられていることの認識を少しでも感じ、土木(環境含む)に親しんでもらうきっかけづくりを主眼としています。

2023年で第16回を数え、地域に定着し、毎年多くの応募をいただける恒例のイベントになっています。第15回は中国5県等の小中学校107校から1059枚の図画が集まり、その中から優秀作品13点・佳作50点が選ばれました。

この記事では優秀作品の13点について、描かれた施設の情報などとあわせて紹介します。子どもたちの力作をご覧ください。


ゾウの足とヘビ

広島市立袋町小学校4年 今岡 るか さん

曲線桁が特徴の平成2年度の土木学会田中賞作品部門を受賞した海田大橋を描いた作品です。

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芸備線の三連トンネル

広島市立神崎小学校3年 寺山 慶 さん

JR西日本芸備線 玖村駅~下深川駅間にある単線トンネルを正面から捉えた構図が迫力があります

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はやいぞ、雪かき!!

鳥取市立日進小学校2年 熊田 陵佑 さん

住んでいる鳥取市を通る国道29号を除雪する車両を描いてくれたようです。

ぼくの好きな橋が夕日にかがやく

松江市立乃木小学校5年 矢田 陽亮 さん

国道9号と松江道路を結ぶ市道嫁島公園線にかかる嫁島高架橋の桁裏を力強い構図で描いています。

お父さんが造った法枠、人を守るために頑張ってね!

松江市立生馬小学校5年 藤田 華璃 さん

お父さんが施工している現場を描かれました。

うちらこれ無かったら山越え通学じゃん

広島市立江波中学校2年 藤原 小路 さん

40年近く前、1985年に完成した江波トンネル。ご自身の生まれるずっと前に完成したトンネルについて、生まれた時からあたりまえにあったものが、昔誰かが作ってくれたもので、今の暮らしを支えているということ、もしそれがなかったらという気づきとともに描いていただきました。

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お父さんのショベルカーかっこいい!!

江府町立奥大山江府学園1年 川端 杏里 さん

現場で作業するお父さんを描いた作品。笑顔のお父さんがいいですね!

町の安全を繋ぐ人

山口県立高森みどり中学校3年 原田 彩世 さん

山陽自動車道の高架橋を点検する技術者の姿を描いた作品。「作業をしている」ではなく「町の安全を繋いでいる」と捉えていただいたことに、技術者冥利を感じる方も多いのでは。

山陽自動車道

倉敷市立富田小学校6年 二宮 琴來 さん

学校の近くを通る山陽自動車道を上から描いた作品です。どこまでも伸びていく高速道路に、なにを感じられたのでしょう。

橋のある風景

鳥取市立明徳小学校6年 保木本 千沙都 さん

学校の近くを流れる千代川に掛かる千代橋を描いた作品です。

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パソコンでブルドーザーをうごかすお父さん

広島市立尾長小学校2年 髙木 優卯 さん

描いた場所は、「お父さんのひみつの現場」だそうです。
小さい頃からICT建機を身近に感じた子が、将来大きくなったときの現場ではどんな機械が動いているんでしょう。

錦帯橋

岩国市立岩国中学校1年 半田 夏光 さん

定番、錦帯橋です。
特徴である、桁、楔、梁、棟木などの部材を組み合わせた「錦帯橋式アーチ構造」を、部材の一つ一つ丁寧に描かれています。

わが町まびのはたらく車

倉敷市立川辺小学校3年 小野 こう大 さん

2018年の西日本豪雨で甚大な被害のあった倉敷市真備町。ビルド・バック・ベター(よりよい復興)の取り組みが今も行われています。
復興に取り組む建設業の姿は、こどもの目にはどう映っているのでしょう。


過去三年の優秀作品

noteでは、2020~2022年の優秀作品を紹介しています。ぜひこちらもご覧ください。



国内有数の工学系団体である土木学会は、「土木工学の進歩および土木事業の発達ならびに土木技術者の資質向上を図り、もって学術文化の進展と社会の発展に寄与する」ことを目指し、さまざまな活動を展開しています。 http://www.jsce.or.jp/