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土木技術者も読みたい児童書

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土木や土木に関連することを題材にした児童書は意外とたくさん発行されています。が、そうした年齢のお子さんお孫さんがおられないと、大人はなかなか書店や図書館で児童書コーナーに足が向か…
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2021年6月の記事一覧

水とくらす日本のわざ

土木学会事務局です。 大人が読んでも面白い、ためになる児童書を紹介する不定期掲載「土木技術者も読みたい児童書 #土木の本 」シリーズ、今回紹介するのは2019年2月に刊行されました「水とくらす日本のわざ」(刊 汐文社・監修 中庭光彦)全3巻から、第1巻「生活 井戸・水道・堤防など」です。 第1巻は、「生活にかかせない水」「米づくりにかかせない水」「水とつきあいながらくらす」という3つの切り口で、水とくらす和のわざが紹介されています。 はじめは「生活にかかせない水」として

『たてる こうじのえほん』

オノマトペとフォントの工夫で臨場感あふれる建設現場を疑似体験。 【あらすじ】くいを打って、コンクリートを流して、鉄骨を組みたてて、みるみる建物ができあがっていきます。大好きなあの建物。 穴を掘るところからはじまり、2行目で杭を打つ。いきなり専門的である。子ども向け絵本だという油断をしていた。大きな資材を運び下ろすときには安全を確認する人がいる。長尺の木を切る時には、端でもう1人がサポート。丸ノコを使うときは、耳当て付きヘルメットに安全保護メガネのコスチューム。電気工事屋さ

郷土の発展につくした先人

土木学会事務局です。 大人が読んでも面白い、ためになる児童書を紹介する不定期掲載「土木技術者も読みたい児童書 #土木の本 」シリーズ、今回紹介するのは2021年4月に刊行されました「しらべよう!47都道府県 郷土の発展につくした先人」(刊 偕成社・監修 北 俊夫)全5巻から、第1巻「開発」です。 各巻47都道府県から、地域の人びとのためにつくした先人を紹介するという本書。「開発」「教育」「医療」「文化」「産業」の5巻でシリーズが構成されています。各巻では、それぞれのテーマ