初めて韓国ドラマにハマった!『愛の不時着』
韓国ドラマなんて観たことなかった!
ハッピーエンドが好きじゃない捻くれ者の私は、純愛お涙頂戴系に決まっている韓国ドラマに手を出すはずがない。
手を出した理由は、自粛で暇すぎたからネットフリックスを観漁りたいけど、シーズンが多すぎるとそれはそれで飽きてしまうし見始める気にならないので、ちょうどいい長さだったのが愛の不時着だったから。そんな理由。
2話目か3話目くらいからハマる!ハマる!
設定的には「ありえないだろうw」って突っ込みたくなるところ満載なんだけど、そんなことどうでもよくなる程よかった。
①女性の服装
1番はコレ!見てて楽しい。
ファッションにそんなに興味ない私だけど、毎回おしゃれな洋服が出てきて、見とれてしまう。ただし、スタイルの良さが違い過ぎるため、「これ着てみたいなぁ」とはならず、そこも含め完全にフィクションとして楽しむ事が出来る。
北朝鮮のシーンでは(それがリアルかどうかは別にして)少し時代を感じる服装が多かったけど、その中でも圧倒的な可愛さを放つセリとダンがすばらー!
②北朝鮮の模写
これが本当かどうかは別として(ちなみに、北朝鮮は真っ向から否定しているらしい)未知の世界って知りたくなるよね。
北朝鮮に住んでる人たちは、当たり前だけど普通の人間で、色んな性格の人がいて、喜怒哀楽を感じながらも生きているんだなぁと。他の世界を知らないって返って幸せなんじゃないかとも思う。
真実はなかなか分かり得ないけど、現実の北朝鮮人もあんな風に時に笑って過ごしてくれてたらいいなと思う。
時々思うんだが、我々は地球のみで暮らしている。でも、これは本当はすごく狭い世界で、国とか政府とは国家とかそんな枠組みじゃなくて、宇宙政府みたいなのが存在して、でも、何か知られたくない何かがあって地球のみでの生活を強いられているのではないか、、、とか思うよね。
規模は違えど、構造は北朝鮮と同じかも。
③ありえない展開
もう、これは、ドラマだから仕方ないけど「こんなことあるかい!!」って事が多すぎる!!でもそれも含めて楽しむ事が出来る。
それは、舞台が北朝鮮という未知の世界であり、韓国と北朝鮮というタブーの世界の話だから「こんな事もあるかもしれないよね」って思ってしまうんだと思う。
フィクションに見せているノンフィクションなのではないか、とさえ錯覚させるよね。未知ってものは。
**********以下ネタバレ含む***********
④ラスト
申し訳ないけど、ラストに関しては意義あり。
散々言ってきたけど、さすがに「こんなことあるかい!」ってなるよ。
私としては、ハッピーエンドじゃない方が色々考えさせられる映画になったと思う。38度線の壁の厚さとか、恋では越えられない国境とか、歴史の重みやそれは簡単に覆す事のできないこと、、、とか。
いやいや、あそこで会っちゃダメでしょ!
会えると信じてたけけど、結局会える事はなく、二人はそれぞれの道を進んで行く、、、とかにして欲しかったなぁ。
捻くれた見方をすれば、むしろスイスで会えちゃうのはハッピーエンドじゃないかもね。だって、一生続くわけじゃないし、住めるわけじゃないし、家族になれるわけないし。むしろ残酷だよね。
そんな見方もありか。
ちなみに、一度も泣いてない。
ああ、なんて枯れた人間なんだろう。
そんな私なのに、ワクワクドキドキさせてくれてありがとう。