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【局長連載】 雨過転晴  #34

第11回 ホームドア

こんにちは、局長の宮沢です。皆さん、鉄道は使っていますか?鉄研の部長である僕的には、この世で最も面白い公共交通機関、だと思っています。ただ、コロナの影響で本数が減便されたり、遠出する機会がなかなか得られなくなってしまい、もどかしく感じる今日この頃です。

さて、最近首都圏では「ホームドア」の設置が進んでいますね。ちょっと手持ちが今ないので、わからない方はググってみてください。主に視覚に障がいがある方が間違って線路に転落するのを防ぐことを目的に設置されたものです。それが、今となってはそうでない我々の安全を確保する目的でも使用されるようになり、それぞれの鉄道事業者や駅の実情に合わせて設置が進んでいます。
今回はこのホームドアに注目していきます。日本人は色々なことに正確であるとよく言われます。時間に正確、数値に正確…電車の時刻表や精密工業がそれを物語っています。そしてホームドア。物によりますが、あれは列車が定位置に停車しないと開かない仕組みになっているものもあります。そうでなかったとしても、ホームドアは停車位置に合わせて作られているので、そこから外れてしまえばせっかく設置した意味がありません。停車位置ピッタリに止まる、ということも実は他の国と比較してみたらありえないことなのかも知れません。
とどまることを知らない日本の鉄道の正確さ・安全・利便性の向上。その一端を、ここに垣間見ることができます。

日本人の性格は時によって称賛されたり、酷評されたり、皮肉られたり、色々しますが、こういう妥協を許さない風潮も、良くも悪くも我々のアイデンティなのかも知れませんね。
寒くなってきました。どうぞ体調にはお気をつけください。それでは、また次回。


2020.11.06
日本SDGs協会学生局  文責 宮沢
student@japansdgs.net

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