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臨床心理学 ※基本的なことだけ( ..)φ

🍎臨床心理学の定義🍎

「臨床心理学とは、人間の心理的適応、健康や発達、自己実現を援助するための、心理学的人間理解と心理学的方法を、実践的かつ理論的に探究する心理学の一領域」


🦍自己実現も含めて援助するってことは、治療を目的とした学問ではなく、広く心理的問題の改善や解決を図る学問といえるね。そのためには人を全体的存在として捉えることが大切なんだね。

🐥人を全体的に捉えるってどーゆーこと?

🦍人は病や障害を持っていたとしても、同時に健康な部分やできていることもちゃんとあるはずだよね。だけど問題が深刻だったり長引いていたりすると、本人も支援者も病気や問題ばっかりに目がいきがちになってしまうんだ。臨床心理学では、症状だけじゃなくて健康的な面もきちんと見て、
問題を抱えつつよりよく生きられるように支援をしていくことを大切にしてるんだよ。

🐥なるほど!いろんな視点からアプローチすることが重要なんだね。
あと、実践的、理論的に探究するって何??

🦍おっ!いい質問だね。
臨床心理学は実践的活動と研究活動の両方を兼ね備えているんだ。臨床心理学的な支援では、クライエントが抱える問題は何かを査定するアセスメントを行って、その結果から問題解決に向けての方針を立てて、実際に問題に介入していくよ。このように、実践活動とはアセスメントと介入によって事例の現実にかかわっていく臨床過程のことなんだ。その際、さまざまな知識や理論を参照して仮説を立てて介入するよ。そしてその結果に基づいて方針を検討したり修正したりするんだよ。方針(=仮説)を立てたり検証したりするから、研究活動でもあるといえるね✨

🐥ふむふむ!!なかなか奥が深い学問なんだね~💭

ー臨床心理士の4領域-


臨床心理査定🔍
 アセスメント
ともいうよ。心理検査や観察・面接を通じて、クライエント(来談者)の特徴を把握。クライエントの健康的な面や成育歴・生活環境など、ネガティブ面もポジティブな面も包括したクライエントの全体像を理解することを重視するよ。・・・not 診断👨🏻‍⚕️✘

臨床心理面接🗣️
 査定によって明らかになったクライエントの全体像を元に、最適な心理療法を検討し、クライエントを援助する。臨床心理士は薬の処方はできないから、心理療法を用いた介入が中心だよ。でも、すべての心理的問題が心理療法で改善されるわけではないんだ…😢
だからクライエントの心理的問題を直接改善するだけでなく、問題を抱えながらよりよく生きるための援助も行うよ💪

臨床心理学的地域援助🏫🏢🏠
 地域社会(学校・職場・家庭など)に働きかけて、心理的問題の予防や安全を図るための活動・実践のこと。地域社会に働きかけて、教師や上司、親などが心理的問題に適切に対処することができれば、心理的問題の予防&地域社会内での対処が可能になる。教師や福祉士、法律家、警察など他の専門家との連携も重要だよ!

調査研究活動📝
 心理検査の開発や心理療法の効果研究などを行う。

🤔By the way…
Q.臨床心理学が他の民間カウンセラーと異なる点ってなぁに??
A.経験や知識に基づいて査定・面接を行うのではなく、
研究活動から得られた知見(エビデンス)に基づいて実践を行うこと㌨!!
※臨床心理士資格は、自分の専門資質の維持&発展のために5年ごとに更新しないといけないんだ😵‍💫資格更新には認定協会や臨床心理士会が主催するワークショップや研修会への参加、学会での論文発表などが必要なんだよ👍

公認心理師の4業務

<公認心理師法第二条>
①要心理支援者の心理状態の観察と分析
②要心理支援者への支援
③要心理支援者の関係者への支援
④国民への心理教育及び情報提供  

①は臨床心理査定が、②は臨床心理面接が、③は臨床心理的地域援助が該当するけど、④だけは調査研究活動とはニュアンスが違うよ!!

今日はここまで😪



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