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競馬稼業はつらいよ【IDM◎{レース条件→IDM値}:3歳未勝利】

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今回も引き続き、IDM◎のクラス(レース条件)における成績を分析していきましょう。

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(ここでのIDMとは「IDM調整値」のことです)

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指数ごとの集計結果は次の通りです。

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3歳未勝利におけるIDM◎の範囲は概ね30~55。未勝利の期間は非常に長く、1月から夏開催の最終日(概ね9月1週目)までの間で施行されます。

全体を通してみると、指数区間ごとの成績の傾向は、2歳未勝利と大きく変わることはありません。

3歳の場合は、開催が進むにつれて、各馬の指数は高くなっていくものの、1~4月は、基本的に能力のある馬が勝ちどんどん抜けていきます。そうなると徐々に全体の質が低下していくので、同じレベル馬同士の戦いが増えます。ゆえに、1月と夏場の成績は全く違ったものになります。

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上表は、IDM◎でかつ指数が45以上の月毎の成績です。

下表は、同じ条件下で、IDM45以上の馬が1頭だけのレースに限定して集計した結果です。

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1~3月では、45以上を付ける馬はそもそも少なく、そういう馬は勝ち負けできるレベルにあります。よって、勝率が40~58%と非常に高く、IDM◎の平均値を大きく超えてきます。

一方、8月や9月になると、成長の分指数が一律上昇して、40以上の馬が増え、上位が拮抗します。45以上の◎の成績が低下するのはそのせいです。

⇒次回に続く

(集計期間は2017~2020年の3年間)

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阪神11R秋華賞・G1   

◎09番アンドヴァラナウト(3着):良い意味での平行線。距離向く。
○14番ファインルージュ(2着):デキ上向く。距離向く。
▲04番ソダシ(10着):ほぼ仕上がる。デキ良い。
注11番ユーバーレーベン(13着):馬体ふっくら見せ順調。
△12番アカイトリノムスメ(1着):気性微妙な面あるが仕上げ良い。
▽10番アールドヴィーヴル(7着):デキ上向く。距離向く。蹄良化。

結果
*5番がハナに立ち、▲4番は2番手、▽10番が好位の外、◎9番は好位後方の中、その外に△12番、○14番が中団後方から、注11番が後方から追走。直線、*5番が粘るところを▲4番が交わしにかかるも、伸び切れず、早々に圏外に。◎9番(3着)が最内から抜け出しを計るも、△12番が馬群の中から勢い良く抜け出し、完勝! ○14番は外から右手前のままで力強く伸びて来たが、2着まで。

次走 コメント

△12番は、パドックでは少し煩い面を見せたが、返し馬では落ち着きを取り戻し、スムーズな動き。次走もそれなりに。
◎9番は、直線、窮屈な流れで、早めに抜け出したのが…。次走もそれなりに。
○14番は、スローな流れで後方から、良い脚を使ったが…。次走もそれなりに。
注11番は、中間の1頓挫の影響も無く、仕上げは良かったが…。立ち直してくれば注意必要。

ではでは グッドラック!

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