【ジョッキーズ・ワークロード10月11日】獅子…目覚める時
奥野です。
まずは先週の重賞回顧から。
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【土曜東京11R サウジアラビアRC（G3）】
2歳重賞で、朝日杯FSの出走権を早々に獲得するための大事な一戦。
勝利したのは横山典弘騎手のステラヴェローチェでした。馬の力量測定はさておき、鞍上の横山典騎手は、これで今季重賞6勝目（昨年5勝）。勝利数も昨年の43勝を大きく更新し48勝をマーク。日曜は京都で騎乗していました。年齢は52歳で、キングカズ（三浦知良）の1歳年下。武豊騎手もうひとつ年下。サッカー界も競馬会も、この方々によって盛り上げられてきました。そのバイタリティーは半端じゃないですね！
以下、どうでもいい話です…
以前阪神タイガースや日ハムに所属していて引退した新庄剛志さんが、現役復帰を表明。もう48歳なんですね。
ボクシング世界6階級を制したオスカー・デ・ラ・ホーヤさんも、これまた現役復帰を表明。47歳です。
奇しくも、この5人はみんな早生まれ。うちの総帥赤木一騎も早生まれ。早生まれの人ってぶっ飛んでますね(いい意味で・笑)。私は5月生まれなので平凡です…。
【日曜東京11R 毎日王冠（G2）】
ルメール騎手がサリオスに騎乗。下馬評通り、いやそれ以上の走りで、ファンの度肝を抜きました。
久々もあって、最後のコーナーから直線にむことろで少しもたつきましたが、最後の坂を馬なりで駆け上がり、残り200ｍで先頭に立ってムチを一発いれるとグイッと加速。後続を突き放し、もう一発ムチをいれてあとは見せ鞭だけ。終わってみれば3馬身差の完勝。まだこれで6戦。実践において競馬を教えていく必要があったため、豪快な勝ちっぷりとは言えませんでしたが、今年の本番よりも、来年の秋がより楽しみになりましたね。今秋は天皇賞秋を、来秋は愛国のチャンピオンSに出走するプランはいかがでしょうか？
【日曜京都11R 京都大賞典（G2）】
乗り替わって川田騎手（初騎乗）が騎乗したグローリーヴェイズが勝利。斤量が58Kだったこともあって少し人気を下げていました。しかし終わってみれば…。着差以上に強い内容だったと思います。仕上げそのものは非常によく力を出せるデキだったようですが、競馬においては、久々の上に、走りにくい馬場ということで、綺麗な走りだったとは言い難い内容。それでも勝利に導いた川田騎手の手綱さばきはさすがの一言。馬自身の勝負根性も凄いですね。
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では、先週までの成績を仕事量（ワークロード）とともに見ていきたいと思います。
関東
先週の原稿の最後に、「眠れるローカルの獅子が…」と書きましたが、その獅子がまさに目覚めました(笑)。藤田菜七子（敬称略・以下同様）です。
土日で5勝をマーク。土曜の最終は同着の1着。絶対に勝ってやる！っていう気持ちが表れていた気がします。この際回収率の低さは目をつむりましょう。それだけ人気があるということ。競馬を盛り上げてくれていることに改めて敬意を表します。
関東リーディングトップの横山武史が、先週は2勝をあげました。騎乗数の大阪からすると2勝は大したことが無く、仕事量を落としています。
他、穴騎手として注目すべき、としていた武藤雅がまたまたやってくれました。
土曜東京５R新馬戦で、16番人気の馬を勝利に導きました。単勝14730円。また回収率をあげちゃいましたね。
じわじわと復調を見せている戸崎圭太は先週も勝ち星を２つ積み上げました。下級条件でのものですが、勝たないといけないとレースでしっかりと仕事をしているところがさすがです。
関西
Ｃ．ルメールが5勝をあげて、2位の川田将雅をグッと突き放しました。
川田将雅は2勝のみ。リーディング上はルメールにおとるものの、馬券的視点では川田のほうが上。我々は川田将雅を応援します(笑)。
福永祐一が2勝で、松山弘平が4勝。
松山弘平は失速気味だったのに4勝をあげてきました。そういえば、どこかで京都が得意という記事を書いた気がする…。秋華賞では断然の1番人気のデアリングタクトに騎乗。牝馬3冠が掛かっているだけに、気合の入り方も違いますか。
岩田望来が新潟で4勝をあげ60勝に到達。騎乗回数が多いだけあって勝率は落ちるものの、人気薄を馬券圏内に運んできてくれるという意味では、注目すべき騎手だと思います。もう少しで☆が付きそう。
ほか、地味ながらも仕事してるのが幸英明。本当に地味なんですけど、騎乗数は最多で、53勝の9位でトップ10入りしています。騎乗数トップにして単勝回収率が108％。ちょっとおかしくない？
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本日は以上となります。
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