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永野 昌治

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騎手、調教師、3連単等、多数の著書を持つ、JRDB創業時からのスタッフ永野昌治の見解です。
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2024年1月の記事一覧

厩舎指数で穴馬サーチ 根岸S

JRDB永野です。 日曜東京のメインがフェブラリーSのステップレースの根岸ステークス。 昨年はレモンポップがここから、フェブラリーS勝ち。 今年もそのパターンの馬が現れるか。 現4歳世代は、昨年の夏の古馬との混合以降ダートのオープンクラスは、セラフィックコールのみやこS勝ちを初め4勝。複勝率は48%と古馬相手での十分にやれている。 今回は8歳のヘリオスを始め高齢馬が多く、5歳以上の馬との1キロの斤量差も有利に働きそう。 これまで5戦4勝と底を見せていない10.サンライズ

☆でも騎乗依頼は減らず

JRDB永野です。 先週の競馬で3勝を挙げて今週から☆になった田口騎手。 最近の若手騎手では、岩田望騎手が☆なったのがデビュー翌年の3月上旬だったのでそれを上回るペースで勝っていることになる。 減量が1キロになっても騎乗依頼は減るどころか、日曜は京都で全レースに騎乗予定で関東馬の騎乗依頼も。 最終レースのケイアイオメガは前走からの継続騎乗。荒れ加減の芝コースなら1キロでも軽いのは有利に働くだけに、前走の3着以上の結果を期待した。

短期免許に明暗

JRDB永野です。 年明けから5人の外国人ジョッキーが短期免許を所得して騎乗しているが、特に関西圏で騎乗のふたりに明暗が。 昨年暮れから引き続きの短期免許だったモリス騎手は先週の競馬で騎乗停止の制裁。 騎乗停止自体が2/3・4だが、今週の週中に免許の取消を申請。 制裁を受けて、免許取消申請はかなりイメージが悪い。 対してルメートル騎手は初日に勝ちクラを挙げこれまで7勝と健闘している。 これまでが、1~3番人気の上位人気に支持されることはすくなったが、3番人気以内では単勝

厩舎指数で穴馬サーチ 白富士S

JRDB永野です。 土曜東京のメインはリステッド競走の白富士ステークス。 2021年のポタジェ、2022年のジャックドールとここ足掛りにGⅠを勝つまでに。 今年は12頭立てだが、この後重賞でも好勝負になりそうな4歳馬に期待。 川田騎手が駆けつけて騎乗の1.ロードデエレイ。ここまで5戦4勝で、一度の敗戦は神戸新聞杯の4着。そんの時はダービー3着のハーツコンチェルトに先着している。輸送、コースの経験もあり不安材料はない。 ラジオNIKKEI賞では次走で毎日王冠をかつエルトン

競馬雑記帳 2024/01/25

JRDB永野です。 早くも正月開催は終了で、開催が改まり、関東は東京開催に関西は2回京都に。 この時期になると必ず話題になるのが、引退調教師。 通常は2月一杯だが、今年は2月の末日が木曜で出馬投票の日のため、結果の出る3月5日までが免許有効なので、残りは6週。 今年引退の調教師のなかでは、中野師がブローザホーンで日経新春杯を、安田隆師がミッキーゴージャスで愛知杯を勝っている。 特に愛知杯では、安田隆厩舎からデビューした川田騎手が、脚を余しての負けだだけは絶対避けたいいう

厩舎指数で穴馬サーチ 東海S

JRDB永野です。 京都のメインはフェブラリーSのステップレースの東海S。 ダートの強豪はサウジ、ドバイへの遠征が多く、フェブラリーSのメンバーがどうなるかわからないが、とりあえず権利を取りたい馬も。 ダート転向初戦で結果を出した3.ヴィクティファルス。芝の重賞も勝っており締まったダートでのスピード決着になるのも歓迎だろう。 まだ底を見せていない10.オメガギネス。相手強化、関西圏への輸送と課題はあるが素質は上位。 14.ウィリアムバローズは前走で控える競馬が出来たの

継続騎乗はひとクラだけ

JRDB永野です。 今年もローカル開催が騎乗の中心となりそうな吉田隼騎手。 この週末、土曜は3クラだが、日曜は8クラと騎乗馬が集まった。 うち7頭が関西馬。 昨年の吉田隼騎手の成績で、乗り替わりと継続騎乗での比較では、 乗り替わり  19-36-24-271 継続騎乗   16-16-10-101 と、継続騎乗の方が好成績。 日曜の8クラのうち継続騎乗はメインの豊前ステークスのメイクザビートのみ。 昇級初戦だが55キロのハンデなら。

厩舎指数で穴馬サーチ 初富士S

JRDB永野です。 土曜中山のメインは3勝クラスの初富士ステークス。 昨年のこのレースの勝ち馬はスルーセブンシーズで、次走で中山牝馬Sを勝ち、宝塚記念2着、凱旋門賞4着の飛躍のあしががりに。 今年のメンバーの中からも、この後重賞勝ち負けする馬が現れるか。 実績なら4.ダノンザタイガーが抜けている。1勝馬だが、昨年の共同通信杯では後のダービー馬のタスティエーラに先着。前走大敗も距離短縮で改めて。 忘れな草賞勝ちの9.グランベルナデット。秋3走が不本意だが、鞍上に横山武騎手

今年はリーディング争いを

JRDB永野です。 京都競馬の開幕初日に4勝を挙げた坂井騎手。 2・3日目は中休み加減だったが、先週は土曜の京都で全レースの騎乗して3勝、ン血用は中山に移動して特別勝ちとエンジン再点火。 土曜日は京都で10クラに騎乗予定。 坂井騎手の所属する矢作厩舎は全国各地の競馬場に適条件を求めて遠征するので、坂井騎手も東西を飛び回ることになるので、乗り替わりでの騎乗も多い。 昨年の、乗り替わりと継続騎乗の成績は、 乗り替わり  61-46-39-440 継続騎乗   35-36-

競馬雑記帳 2024/01/18

JRDB永野です。 昨年まで、4歳未勝利馬は、中山・東京・京都・阪神の中央開催には出走出来ない規定だったが、今年からその制限はなくなった。 先週土曜の京都7レースの4歳上1勝クラスを勝ったジャミーレは4歳未勝利馬の身で1勝クラスを勝っている。 この馬自身は、半姉にオークス馬シンハライトのいる良血で、デビューが3歳1月と遅く、その後、未勝利戦を使っただけで今回が3走目。これだけ良血だけに厩舎も大事に使っての結果。次走もう一度1勝クラスを使えるのでチェックしておきたい。 3

厩舎指数で穴馬サーチ 京成杯

JRDB永野です。 日曜中山のメインは京成杯。 昨年の勝ち馬、ソールオリエンスはここから直行で皐月賞を制した。 早くもクラシックを意識しての戦いに。 中心には15.ジュンゴールドを。後手を踏んだ新馬戦では小倉の短い直線で圧巻の差し切り。2戦目は少頭数ということもあり先手をとって押し切りと脚質に幅があるのは強み。今年の3歳世代も有力馬多数の友道厩舎。クラシックへ多頭数出しの第一歩。 14.ダノンデサイルは京都2歳Sでは、勝ち馬から0.1秒差の4着。そのシンエンペラーはホー

ローカル開催でキッカケを

JRDB永野です。 昨年暮れの短期免許で12勝を挙げたドイル騎手。一昨年の2勝から大きな上積みとなったのはローカル開催を主戦場としたこと。 昨年の暮れから、現在も短期免許中のモリス騎手。英国の名手という触れ込みだったが現状は不本意な成績。 この週末は小倉へ遠征で、日曜は身元引受け調教師の友道厩舎の馬を中心に、須貝、高野と有力厩舎の馬に騎乗。ここでキッカケを掴みたい。

ディープ最後の大物で

JRDB永野です。 年明けから短期免許取得の外国人騎手。 開幕週に勝ちクラを挙げたのは、ルメートル騎手とキング騎手のふたりだが、その他の3人も馬券には絡んでおり、やはり一定の基準をクリアしているだけのことはある。 身元引き受けが木村師で、契約馬主がサンデーレーシングを好条件のキングスコート騎手。 開幕週に勝ちはなかったが、2着1回3着が2回。人気薄の馬も多かっただけに仕方ないか。 しかし、土曜はメインレースでチャンスが。 栗東の中内田厩舎のダノンティンパニーの依頼が。主戦

厩舎指数で穴馬サーチ 愛知杯

JRDB永野です。 2020年以来に小倉で行われる愛知杯。 14頭とフルゲートにはならず、格上挑戦も多いメエンバー構成。 トップハンデが55キロというのは、近年の56キロが多かったことに比べるとメンバー的に小粒なことを物語っている。 注目はやはり12.ミッキーゴージャス。2月末で定年の安田隆師の管理馬で、鞍上は安田隆厩舎からデビューした川田騎手。川田騎手は土曜中山で、中内田厩舎のダノンのお手馬が出走もこちらに騎乗。勝って師に恩返し。 3歳時にはローズSで3番人気に支持さ