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永野 昌治

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騎手、調教師、3連単等、多数の著書を持つ、JRDB創業時からのスタッフ永野昌治の見解です。
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2023年5月の記事一覧

厩舎指数で穴馬サーチ 東京優駿

JRDB永野です。 競馬の祭典ダービー。 当然各陣営がここを目指すわけだが、出走枠は18。 今年はこの狭き門に2頭の管理馬を送り込んできた厩舎が4厩舎。 いずれもGⅠ勝ちのある厩舎でさすがの手腕といえる。 さて、人気上位馬の厩舎指数算出TMの印は、 05.ソールオリエンス     ◎・◎・△・◎ 02.スキルヴィング      〇・〇・▲・注 12.タスティエーラ      △・注・△・〇・〇・▲・△ 14.ファントムシーフ     〇・△・注 18.サトノグランツ  

秋に向けて

JRDB永野です。 ダービーデー恒例となった最終レースの目黒記念。 フルゲートのハンデ戦だがルメール騎手の16.サリエラを信頼したい。 シルクレーシングの馬で国枝厩舎の管理馬、鞍上がルメール騎手とアーモンドアイのスタッス。 デビュー以来間隔を空けて使われているが、サラキア、サリオスのしたで今年の凱旋門賞挑戦のプランもありここは勝ち負け

騎乗馬は厳選

JRDB永野です。 リバディアイランドで牝馬二冠を達成した川田騎手。 JRAで公開されている騎手目線でのレース映像では、レース後に愛馬を労わり声をかける様子がステキと話題に。 ダービーでは京都新聞杯を勝ったサトノグランツに騎乗。マカヒキと同じ友道厩舎の馬でダービー2勝目を目指すが、大外枠とは・・・・。 川田騎手は土曜も東京で騎乗。 今週・来週は2場開催で騎手に余裕があることもあるが、土曜の騎乗は3クラと相変わらず騎乗馬を厳選している感じ。 メインの欅ステークスでは関東

厩舎指数で穴馬サーチ 葵S

JRDB永野です。 土曜京都メインは3歳馬による短距離の重賞。 2勝が7頭除外になってのフルゲート。 それを考えると、特別登録の段階で出走確定の、賞金を持っている馬の方が当然調整の段階でもアドバンテージがありそう。 未勝利から4連勝中の2.ビッグシーザー。一息入ったが世代のスピード比べなら最上位。ノンストップで秋に古馬と対戦して欲しい。 未勝利戦でビッグシーザーを負かしている5.ペースセッティング。横山和騎手乗り替わりで1200Mの距離に戻して巻き返す。 過去牝馬の好

競馬雑記帳 2023/05/26

JRDB永野です。 いよいよ2020年生まれのサラブレッドの頂点を決めるダービー。 初年度産駒から12世代のうち7世代がダービーを制したディープインパクト産駒不在のダービー。現3歳世代が極少なのでこうなるのはわかってはいたが。 キンカメは現4歳が最終世代で、ハーツクライ産駒は現2歳が最終世代。近年ダービーを制した種牡馬の産駒がいなくなりつつあり、種牡馬も世代交代。 今年のダービー出走馬のうち、キンカメの後継馬の産駒が6頭、ディープの後継馬の産駒は3頭。 この世代の馬の種付

厩舎指数で穴馬サーチ 優駿牝馬

JRDB永野です。 牝馬クラシックのオークス。この時期の3歳牝馬にとっては苛酷といえる2400Mの距離だけに地力が試される。 やはり桜花賞上位組が中心か。上位人気馬の厩舎指数算出指定TMの印を、桜花賞出走馬は当時と比べると。 05.リバティアイランド    〇・◎・◎   桜花賞時(1着)     ◎・◎・◎    12.ハーパー         注・△・〇・〇   桜花賞時(4着)     ▲・〇・〇・注・△・▲    09.コナコースト       △・注   桜花賞

ひと鞍入魂

JRDB永野です。 先週土曜の長岡騎手、日曜の水口騎手と1頭のお手馬のために東京に遠征して結果をだした。 特に日曜最終を勝った水口騎手のゴールでのガッツポーズは重賞のよう。 日曜新潟の火打山特別のダイリュウブラックに騎乗の荻野琢騎手は今週はこの1頭だけ。 この馬のこれまで12戦のうち11戦で手綱をとっている。 休み明けの前走でクラスに目処をたてており、狙い澄ましての新潟遠征。 ちなみに、この馬のオーナーの大野龍氏はキタサンのサブちゃんのご長男。 勝負服はキタサンの「黒、

厩舎指数で穴馬サーチ 平安S

JRDB永野です。 土曜の京都はオーストラリアデーだがメインは平安ステークス。 他国との関係のあるレースは数多くあるが、こと重賞に限ってはオーストラリア関係のレースは無い気がする。人・馬ともに交流の多い国だけに。ひとつくらい重賞があっても良さそうなものだが。 その平安S、川田騎手がテン乗りでダイオライト記念を勝った2.グロリアムンディが中心か。現5歳世代でJRAで古馬との混合のダートの重賞を勝っているのはレモンポップだけという空白の世代だが。ここは何とかしそう。 堅実さ

開催リーディングよりお手馬

JRDB永野です。 今週までの新潟開催でここまで5勝を挙げて、トップの佐々木騎手とは2勝差の菱田騎手。 開催リーディングも狙える位置だが、今週は土曜は東京で騎乗して日曜は新潟へ。 東京遠征の目的はメインのメイステークスのアイコンテーラー。 ここ2走はハンデの重賞で好走。4勝全てを新潟で挙げているこの馬にとって東京のワンターンの1800Mも適条件。前走重賞で2着なので斤量は1キロ積まれたが許容範囲。 結果を残して気持ちよく新潟へ。 日曜は8頭と手駒もあり、佐々木騎手を追い上

競馬雑記帳 2023/05/18

JRDB永野です。 先週土曜の京都5レースの3歳未勝利戦で最低人気のニホンピロパークスが2着に入り複勝の払い戻しは18020円で、これはJRA歴代1位。 馬券の種類に拘わらず、最高配当は多頭数での人気薄というのが一般的。 実際、今回ニホンピロパークスが更新するまでは、1位から3位、5位から8位までが16頭だて、4位が15頭だてと多頭数のレースでの人気薄。 今回11頭だてでこの払戻しになったのは、単勝でも1.6倍と人気を集めていたスイープアワーズが、複勝では70.9%と票を集

騎乗停止明け!

JRDB永野です。 先週は2年連続でケンタッキーダービー騎乗のため米国遠征だったC.ルメール騎手。 騎乗してデルマソトガケがスタートで後手を踏んだこともあり伸びきれずに6着という結果。実はこのレースでムチの使用に関して米国で騎乗停止の制裁を受けている。ただそれは5/11の1日で、JRAもそれに準じて5/11に騎乗停止の処分。ということで、C.ルメール騎手は今週が騎乗停止明け。 日曜は東京でメインのヴィクトリアMのスターズオンアースのほか11レースに騎乗予定。騎乗のないのは

厩舎指数で穴馬サーチ ヴィクトリアM

JRDB永野です。 ヴィクトリアMは過去にはヴィルシーナ、ストレートガールが連覇。ソダシはそれに続けるか。スターズオンアースとの桜花賞馬対決も注目。 人気上位馬の厩舎指数算出指定TMの印は 02.スターズオンアース     △・△・▲ 11.ナミュール         ◎・△・注・〇 16.ソダシ           △・〇・〇 06.ソングライン        注・△ 05.スタニングローズ      無・無・無・△ 下位人気で算出指定TMの印の厚いのは 15.ル

美浦で研修中

JRDB永野です。 スマホの不適切使用のために今週から6人の若手騎手が騎乗停止の成績。 それだけが理由ではないだろうが、土曜新潟の若手騎手競走は10頭立てと、この条件としては少頭数に。 騎乗停止期間が6月11日までの5週と長いので、他の若手騎手にとってはチャンス。 身長が176センチと騎手としては高身長の松本騎手。デビュー2年目の昨年は32勝を挙げたが、今年はまだ3勝と苦戦。 栗東の森厩舎の所属だが、4月末から美浦に滞在して調教に騎乗。現在新潟で騎乗しておりそのあとは北

厩舎指数で穴馬サーチ 京王杯SC

JRDB永野です。 最近は3歳3冠路線のトライアルの重賞をGⅡにしたことで、やたらとGⅡが増えたが、以前と言っても1990年代だが、GⅡ戦の数は今ほどは多くなかった。そのなかでも、春の阪神大賞典と京王杯SC,秋の毎日王冠と京都大賞典はGⅡの中でもGⅠに近い存在と認識していた。 京王SCは直近にヴィクトリアMが出来たことで牝馬の一流馬はそちらに回る傾向に。昨年のこのレースの覇者のメイケイエールは、今年はヴィクトリアM参戦予定も直前での回避は残念。 暮れの香港以来となるが、