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永野 昌治

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騎手、調教師、3連単等、多数の著書を持つ、JRDB創業時からのスタッフ永野昌治の見解です。
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2022年5月の記事一覧

ダービージョッキーの意地

JRDB永野です。 現役騎手のなかでダービージョッキーは武豊騎手をはじめ10人。そのうち8人は今年のダービーにも騎乗するが、内田騎手と浜中騎手は騎乗は無し。 浜中騎手はこの中京開催は好調で6勝を挙げているが、日曜はダービーの騎乗はないが、目黒記念のボッケリーニに騎乗のために東京で騎乗。 池江厩舎での成績は良く、ダービージョッキーの意地を見せて欲しい。

厩舎指数で穴馬サーチ 東京優駿

JRDB永野です。 騎手時代はトウカイテイオーでダービーを制した安田隆師。 調教師に転身して間もなく30年で再来年には定年を向かえるが、これまでの勝ちクラは900勝を超え。重賞も50勝以上、GⅠ勝ちもロードカナロアやカレンチャンなどで14勝を挙げている。 しかし、意外にもダービーに管理馬を出走させるは今回のデシエルトがはじめて。騎手と調教師の両方でダービー制覇は過去3人らしいが、それは戦前で騎手兼調教師での制覇で、騎手と調教師それぞれ異なる馬での制覇は初めてらしい。 ダー

逆転でリーディングへ

JRDB永野です。 例年ダービーの週は東西主場の2場開催だが、今年は3月の地震の影響で福島開催の開幕がずれ込んだのでダービー週も3場での開催で、今週が4週開催の最終週。 現在リーディングのトップは6勝を挙げている岩田康騎手と今村騎手。ただ、岩田康騎手は今週は中京と東京で騎乗なので、新潟で勝ちクラの上積みはなく6勝で確定。 現在5勝の松本騎手をはじめ、この土日で固め勝ちすればリーディングを狙える騎手も多数。 そのなかでも注目は現在新潟で4勝の菱田騎手。 今週は土日共に新

厩舎指数で穴馬サーチ 欅S

JRDB永野です。 土曜の東京のメインは欅ステークス。 ダービー前日のメイン競走として定着しており、条件も2001年以降はダート1400Mのオープン戦で固定されている。(震災の年の2011年のみ施行なし) その20回は比較的人気馬の成績が良く、1・2番人気で14勝と極端な穴狙いは避けた方が無難か。現4歳世代は、芝では古馬相手にオープンでも勝ちクラを多数挙げていたが、ダートでは苦戦していた。それが4月に入ったあたりからダートで勝ち負け出来るよになってきた。 8.レモンポッ

競馬雑記帳 2022/05/25

JRDB永野です。 さあ今週末は日本ダービー。2019年生まれ7522頭の頂点が決まります。 当然ダービーとなれば話題にも事欠かない。 そのひとつが、史上初の騎手によるダービー3連覇があるのかということ。 これまで、ダービーを連覇したのは、1998年のスペシャルウィーク、1999年アドマイヤベガで連覇した武豊騎手と、2007年のウオッカ、2008年のディープスカイで連覇した四位騎手加えて、現在連勝中の福永騎手。。 2000年にダービー3連覇を狙った武豊騎手はエアシャカー

ローカルなら技量は上位

JRDB永野です。 東京競馬場でオークスの為にリーディング上位の騎手はそちらに集結。 中京と新潟は騎手的には裏開催の感。 ダービーではオニャンコポンに騎乗予定の菅原明騎手はオークスの騎乗はなく日曜は新潟で騎乗。 関西馬からの騎乗依頼もあるが、やはり力が入るのは自厩舎の高木厩舎の馬。 メインの韋駄天ステークスはテトロイトテソーロに騎乗。この馬は全4勝は菅原明騎手の手綱。 初めての1000M戦で枠が内に入ってしまったが二脚で外埒沿いに付けることが出来ればスピードで押し切れる

厩舎指数で穴馬サーチ 優駿牝馬

JRDB永野です。 今年のGⅠレースは一筋縄ではいかない。 平地GⅠの1番人気は有馬記念のエフフォーリアを最後に勝っておらず、9連敗中で馬券の対象も皐月賞のドウデュースと天皇賞のディープボンドだけ。 人気の割れているオークスは果して。 上位人気馬の厩舎指数算出指定TMの印は、 06.サークルオブライフ    ○・○・△・◎ 03.アートハウス       ◎・○・◎ 18.スターズオンアース    △・注・注 09.エリカヴィータ      △・◎・▲・△ 08.ナミュ

代役か、既定の乗り替わりか

JRDB永野です。 今週は岩田望騎手は騎乗停止でお休み。 土曜の競馬では前走が岩田望騎手だった馬は11頭出走。 その内訳と乗り替わりは、 東京 7レース リュクスフレンド →池添謙一 9レース ショショローザ  →池添謙一 9レース ストーリア    →戸崎圭太 10レース スエーニュブランコ→松岡正海 中京 5レース ダノンフロディ  →福永祐一 6レース ボマイエ     →福永祐一 11レース グレートタイム  →藤岡佑介 新潟 2レース ヴァンダンジュ  →岩

厩舎指数で穴馬サーチ 平安S

JRDB永野です。 土曜中京のメインは平安ステークス。 中央でのダートの重賞は今年このレースで6クラ目。 これまで5レースのうち3レースが1800M戦だったので、ここは昨年同様1900Mで争うことに。 昨年はオーヴェルニュがレコードで勝っているが果して。 今年のメンバーは5歳馬と6歳馬が中心。 現4歳世代は芝では強いがダートはイマイチ。 世代のダート最強馬は意外とソダシかも知れない。 サウジでは残念な結果になった4.テーオーケインズが満を持しての登場。目標が帝王賞だろう

競馬雑記帳 2022/05/19

JRDB永野です。 長く競馬をしていると、重賞だけでなく特別戦でもレース名でその条件が浮かんで来るようになる。 しかし困るのが、JRAがその条件を変更してしまうこと。 今週土曜の中京はオーストラリアデーでオーストラリアの地名を冠したレースでが組まれている。 オーストラリアデーの始まりは1989年でこの時のメインはオーストラリアTで前年のオークス馬のコスモドリームが勝っている。 以降、1999年に一度準オープンクラスで行われたことがあったが、オーストラリアデーのメインレース

GⅠの騎乗はないが。

JRDB永野です。 先週終了時点でリーディング2位に付けている岩田望騎手だが、先週の京都新聞杯での制裁で来週は騎乗停止。ダービーは現状では騎乗可能だが、土曜の4レースでは馬群に突っ込むのに躊躇していたような感じもあったが、メインでは狭い所を突いたように守りに入った騎乗はしていないので安心。 日曜日はGⅠでの騎乗馬はいないが、東京で騎乗。 青竜ステークスでは休養中の同期の団野騎手からバトンを受けてウラヤに騎乗。 新馬戦以来の手綱だが、この馬自身はダートでは底を見せていない

厩舎指数で穴馬サーチ ヴィクトリアM

JRDB永野です。 一昨年はアーモンドアイ、昨年はグランアレグリアと古馬牝馬の春の目標レースとして定着。 今年も5頭のGⅠ馬の参戦でメンバーも揃った。 基準上位人気馬の、厩舎指数算出指定TMの印は、 13.レイパパレ    ○・注・無・○・◎ 05.ソダシ      無・注・○ 02.ソングライン   △・◎ 11.ファインルージュ ▲・注・△・△ 01.デアリングタクト △・◎ 下位人気で指定TMの印が厚いのは、 07.レシステンシア  ◎・▲・◎ 16.デゼル 

厩舎指数で穴馬サーチ 京王杯SC

JRDB永野です。 土曜東京のメインは安田記念のステップレースの京王杯SC。 ただ、頭数は12頭とこの10年で一番少なく、しかも7頭出走する牝馬のうち3頭はヴィクトリアMを除外になってこちらに回って来た馬。 このレース、過去10年で牝馬の馬券対象が僅かに1頭というのは、ヴィクトリアMとの関係からか。 12.メイケイエールはヴィクトリアMには見向きもせずここに照準。中京コースでの実績を考えれば左回りの東京も問題はなさそう。極端に馬場が悪化しなければ。 前走大野騎手とのコン

エージェントの営業力!?

JRDB永野です。 今年デビューの新人騎手のうち、先週までに勝利を挙げたのは障害専門の小牧加騎手を含めて6人。 その中で6勝を挙げて角田河騎手とトップを争っているのが今村騎手。 やはり4キロ減というのは大きな武器といえる。 その今村騎手は先週に引き続き新潟での騎乗。 土曜日は障害レースがないこともあり、平地の平場9クラのうち8クラに騎乗予定。 自厩舎の寺島厩舎の馬2クラは継続騎乗だが、それ以外では5クラが乗り替わりで関東馬の騎乗も2クラ。 最終レースでは関東の栗田厩舎の