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永野 昌治

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騎手、調教師、3連単等、多数の著書を持つ、JRDB創業時からのスタッフ永野昌治の見解です。
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2021年1月の記事一覧

厩舎指数で穴馬サーチ 根岸S

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 東京開幕週のメインはフェブラリーSの優先出走権を賭けた根岸S 重賞未勝利の3.レッドルゼルはフェブラリーS出走の為には勝って権利を取るか、最低でも賞金を加算して置きたい。 鞍上の川田騎手は先週の東海ステークスをオーヴェルニュで勝っているが、オーヴェルニュの調教師は、フェブラリーSの為は鞍上の問題もあると言っているように、川田騎手は出走さえ叶えばこちらに騎乗か。ここ2走控えて終いを活かす競馬をしているので、東京コースは歓迎。

復調の兆し

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 先週の東海ステークスは川田騎手のオーヴェルニュが制したが、川田騎手にとってこの勝利が今年の2勝目。年明けから4節8日間を終了して2勝は昨年167勝を挙げた騎手としては物足りない数字。先週の重賞勝ちで勢いにのることができるか。 今年これだけスロースタートになったのは、騎乗した厩舎にもよるのか。 川田騎手の昨年の厩舎別の成績は以下の通り。 今年の川田騎手の厩舎別の成績がこちら。 中内田厩舎は別として、昨年勝ち数の多かった佐々

現在関東リーディング

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 今年は京都競馬場改修に伴う変則開催のため、関西の主場は引き続き中京だが、関東の主場は例年通り、今週から東京に。最終週には今年最初のJRAのGⅠ、フェブラリーSが組まれている。 昨年の東京競馬場での騎手別の成績は以下の通り。 (勝ち数順) ルメール騎手が85勝で断然のトップ。 続くのが、短期免許での騎乗で、東京では10週間の騎乗だったレーン騎手。 その次が、レーン騎手とは1勝差だった田辺騎手。 ただ、騎乗馬の質を人気で見

厩舎指数で穴馬サーチ 瀬戸S

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 先週は各場雨の中でのレース。 関東の主場は中山から東京に開催替わりだが、中京と小倉は引き続いての開催。 中京の芝は今週からBコースに変更になるが、どれだけダメージを受けているか、移動柵でカバーされているかは、土曜のレースを見てみないとわからない。 と、いうことで土曜の中京を前日に考えるなら必然的にダートのレースに。 中京のメインは3勝クラスのダート1900M戦のハンデ戦。 3頭の除外馬が出てのフルゲートの一戦。 ここには、

競馬雑記帳 2021/1/27

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 先日テレビのクイズ番組で、東進ハイスクールの林修先生に、冬の花の名前を漢字で書けという問題が出されていた。 「すいせん」「ふくじゅそう」「くんしらん」など。 林先生は、「水仙」と書いては中山2000M、「福寿草」と書いて京都2000M、「君子蘭」阪神1600Mと、JRAでその植物の名前の付けられたレースの施行場と距離を言っていた。 競馬好きの林先生ならではの、解答のしかた。 JRAで行われる特別戦のレース名は漢字や雑学の知識の

ルメール騎手に一矢を

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 一昨年のJBC当日の怪我のため、昨年の前半は騎乗出来なかった戸崎騎手だが、今年は先週の愛知杯勝ちなど、存在感を示している。 土曜の中山ではルメール騎手が4勝。対して戸崎圭太騎手は1勝で2着が2回。ルメール騎手のやりたい放題は関東のトップジョッキーとしては見過ごせない。 戸崎騎手の今年の成績は3着の多さが目立つが、人気薄での3着も多く、まだ年明け始まったばかりだが、芝のレースでは複回収が100を超えているので、3連複では結構美味

厩舎指数で穴馬サーチ 東海S

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 日曜の中京のメインはフェブラリーSの優先出走権を懸けた東海ステークス。 高額賞金のサウジカップが同じ時期にあるので、ダートの有力馬はそちらに向かう馬もおり、来週の根岸ステークス組みも含めてフェブラリーSの勢力図はまだハッキリとしていない。 6.インティが稍抜けた人気になっているが、あくまで目標は次走のフェブラリーS。昨年同様、取りこぼす可能性も。 鞍上に好調の松山騎手を迎えた12.アナザートゥルースが穴っぽい。 ダート馬の多

二番槍の勢いで

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 先週の日経新春杯はデビュー2年目の団野騎手が重賞騎乗17回目で待望の初重賞。同期では既に斎藤騎手が重賞を勝っているが、同期の勝ち頭の岩田望騎手に先んじての重賞勝ち。昨年のラジオNIKKEI賞では当日のそれまでのレースで落馬負傷して、乗り替わった内田騎手でバビットが快勝したという苦い経験があっただけに、勝利の味はひとしおだろう。 初重賞効果もあり今週は小倉で土日合わせて16クラに騎乗予定。 平場ではまだ、☆で1キロ減の恩恵がある

厩舎指数で穴馬サーチ 豊明S

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 正月に一週間で4日間開催があった影響か、今週は全体的に落ち着いた頭数に。 先週は、土曜は三場で538頭、日曜は524頭の出走だったが、今週は土曜が472頭、日曜が486頭の予定。特に中京は土日で10頭に満たないレースが6クラもあり。 しかし、条件によってはフルゲートのレースも。 土曜中京のメイン、豊明ステークスも5頭の除外の出たフルゲートのレース。 ハンデ戦で軽い馬は50キロ、トップハンデは56キロとペットボトル3本分の斤量

競馬雑記帳 2021/1/21

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 すでに種牡馬は引退していたが、クロフネが死亡したというニュースが。 個体差はあるとはいえ、23歳で老衰というのはちょっと早い気もする。 競走馬としては2歳の秋から3歳の秋までと実働は1年あまりだったが、その間に芝とダートでGⅠ勝ち。 ほかにもJRAの芝とダートの両方のGⅠを勝った馬は何頭かいるが、いずれも5歳になってからなので、クロフネの能力の高さがうかがえる。 3歳秋にダート路線を歩んだのは、当時の外国産馬に関する出走制

リーディング堅守へ

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 中山金杯勝ちを含めて先週までで7勝、土曜も2勝を上積みした松山騎手は日曜は小倉で騎乗。 障害戦以外の11クラに騎乗予定。 お手馬で3連勝中のペオースの門司ステークスばメインになるが、その他にも星勘定の馬複数いる。 ただ、日曜の小倉は案外騎手が揃っている。 昨年後半から関西で荒稼ぎの吉田隼騎手や、小倉が地元の浜中騎手、藤岡兄弟など。 ここでキッチリと結果を出せるようなら、ルメール騎手を追う存在になれるのだが。 10レースの

厩舎指数で穴馬サーチ 日経新春杯

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 今年の日経新春杯は中京でおこなわっる為に距離は2200M 例年より200M短いのがプラスに働く馬も多そう。 上位人気の馬はキッチリと厩舎指数がでており、逆に人気薄で厩舎指数の高い馬がいないので、無理な穴狙いは避けた方が賢明。 10.アドマイヤビルゴなどはこの距離はピッタリだろう。条件戦ながらムーンライトHでこのコースを勝っている。6億超えという自身の馬代のペイには先は長いが、ここで賞金を加算しておかないと大阪杯へのローテーシ

病み上がりは如何に

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 先週金曜に急遽騎乗をキャンセルした武豊騎手。 初日が3勝と好スタートで、先週の3日間開催の騎乗予定だった馬も6勝を挙げており、依然、馬は回ってきている感じ。 今週末から復帰だが、土日共に騎乗馬は5頭づつ。 先週の3日間開催は平均して8頭に騎乗だったので、やや少ない。 ただ、前走が武豊騎手で今回乗り替わっているのは、土日で一頭づつなので、特に騎乗馬を絞った感じはない。 腰痛だけに、土曜の競馬は騎乗振りのチェックが必要かも。 問

厩舎指数で穴馬サーチ 愛知杯

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 昨年は小倉で行われた愛知杯だが、今年は収まりの良い中京での開催。 ただ、例年との違いは、裏開催ではなく関西の主場での施行という点。 荒れる傾向にあるのは、ハンデ戦ということに加えて乗り替わりなどで人気の盲点になることも多いのか。 前走GⅠで5着で、牡馬相手のGⅡ勝ちのある5.センテリュオの実績が頭ひとつ抜けているが、小倉で行われた昨年のこのレースは1番人気を裏切っての4着。当時55キロのハンデが今回は56キロ。基準では1番人気