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永野 昌治

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騎手、調教師、3連単等、多数の著書を持つ、JRDB創業時からのスタッフ永野昌治の見解です。
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2020年11月の記事一覧

厩舎指数で穴馬サーチ 京阪杯

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 ジャパンCはオッズ的には3強が抜けているが、厩舎指数算出の指定TMの印では、ちょっと傾向が違う。 アーモンドアイに「注」評価のTMが居たり、デアリングタクトは指定TM誰も「◎」を打っていない。 反面、カレンブーケドール、グローリーヴェイズに「◎」があったり。 3強対決の一角崩しがあるかもしれない。 阪神のメイン京阪杯も最終レースで発走は16:15、ジャパンCの余韻は醒めているか。 10.フィアーノロマーノを中心に考えたい。

蜜月関係を狙い撃ち

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 ジャパンCに騎手が集結するので、阪神は裏開催の様相。 そこで、石橋脩騎手は7クラに騎乗予定で、そのうち4クラが西村厩舎の馬。 先日のマイルCSでも西村厩舎のタイセイビジョンに騎乗しており蜜月状態。 石橋脩騎手の2019年以降の厩舎別の成績は以下の通り。(勝ち数順) 堀厩舎での成績が圧倒的だが、西村厩舎の成績も悪くはない。 単回収が高いように、穴馬での好走も期待出来る。 6レースの新馬戦はきょうだいの勝ち上りも多く、初戦から

良血をお手馬に

JRDB永野です。 今週までは、東京・阪神の2場開催。 ローカルを主戦場にしている騎手にとって先週・今週は「我慢の2週間」 この欄でも何度か取り上げたが、吉田隼騎手もローカルを主戦場にしているひとり。 ただ彼の場合は、最近は「関西馬の騎乗、請負ます」的な立場で、手駒には困らない。 今週は、土曜は東京、日曜は阪神で騎乗だが、土曜7クラのうち5クラが関西馬、日曜はオール関西馬で10クラに騎乗予定。 エージントは栗東のTMだけに「ええ仕事しまっせ!」という感じか。 土曜の注目

厩舎指数で穴馬サーチ 銀嶺S

JRDB永野です。 ジャパンCが三冠馬3頭の対決で盛り上がるので、有馬記念はメンバー的に寂しくなるかと危惧していたが、フィエールマン、ラッキーライラック、クロノジェネシス、ラヴズオンリーユーなどが参戦を表明。 そこに3歳馬や、ジャパンC組は加わり、ジャパンCを回避したサートゥルナーリアも出走の可能性もゼロではないらしい。 なかなかのメンバーに。 その有馬記念のファン投票の第一回目の中間発表が行われたが、トップはコントレイル。 順位も興味はあるのだが、気になるのはその票数。

競馬雑記帳 2020/11/25

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 令和三年度の開催日割と重賞の日程はすでに発表されているが、東西の金杯からダービーデーまでの春季の番組が発表になった。 ご存知の通り先日の開催を最後に京都競馬場は改修工事に入ったので、令和3年度は京都での開催が無く、関西の主場の開催を阪神と中京で担うことに。 年明け最初、京都金杯は中京での開催。 同じ日に組まれているのが、正月の名物レースとして定着している万葉ステークス。 京都競馬場で行われる3000Mの競走は菊花賞と、この万

厩舎指数で穴馬サーチ オーラス

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 3日間開催の最後のレース。 除外こそ出なかったがフルゲートでの一戦で基準1番人気の馬でも単勝4.9倍見当と混戦模様。 休み明けになるが、11.ドゥーベの成長に期待。基準は4番人気だがIDMは◎で展開予想は抜けた1番手。厩舎指数も基準4番人気で12の数字なら十分。ダイワメジャー産駒なので距離短縮の1400Mはプラスに働く。鞍上の北村友騎手は来週から騎乗停止だけに休む前にひと仕事。 距離の実績があるのは8.ムーンライト。春に勝

人脈作りは重要

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 月曜は東京で重賞があるので、関西リーディングの上位騎手が遠征。 それでも横山武騎手は重賞の騎乗こそないが8クラの騎乗は確保。 関東リーディングの面目躍如と言ったところか。 なかでも9レース、10レースの特別戦では関西馬に騎乗。 関西からの騎乗依頼は関東騎手としては一種のステイタスで、今後はローカル開催から関東主場に主戦場を移しても十分結果は出せそう。 9レースの東村山特別のスワーヴシャルルは前走から引き続いての手綱。 安田隆

和田竜騎手とゴドルフィン

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 マイルCS騎乗のために阪神に参戦の関東の騎手は4名。 ただ、ローカル開催がなく、騎乗可能な騎手が多い為に関西遠征の関東騎手は騎乗馬集めも大変か。 戸崎騎手の10クラは納得だが、津村騎手は4クラ、石橋騎手は3クラ、大野騎手に至ってはマイルCSのみ。それぞれ関東主場でならそれなりに騎乗馬のある騎手だけに、関西圏でのアウェー感は半端ない。 逆に日曜に東京に遠征する和田竜騎手は8クラに騎乗予定で、そのうち6クラは関東馬。 エージント

厩舎指数で穴馬サーチ マイルCS

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 マイルCSはGⅠ馬8頭という豪華メンバーだが、人気はスプリンターズS勝ちでGⅠ3勝の4.グランアレグリアが抜けた感じ。 このコースの桜花賞勝ちに、昨年の阪神Cでの圧勝とコース適性は高い。複数いるお手馬の中からルメール騎手がこの馬を選んだというのも心強い。 これまで先着を許したのは三冠馬のコントレイルだけという17.サリオス。古馬相手となった前走も問題にせず突破。唯一の問題はルメール騎手に選ばれなかったこと。 14.サウンドキ

浜中騎手、東京参戦の訳は・・。

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 今週はローカル開催なしの3日間開催。 若手騎手にとっては騎乗馬を確保するのに苦労する。 そんな中で、秋の新潟・福島開催で度々穴をあけるなど存在感のあった秋山稔騎手は3日間で14クラを確保。 ▲を武器にした騎乗振りに注目したおきたい。 土曜は東西共に重賞はなく、騎手の移動も少ないかと思いきや、田中勝騎手と柴田大騎手が阪神で騎乗、酒井騎手と浜中騎手が東京で騎乗。 浜中騎手以外はお手馬にピンポイントでの騎乗の感で、単・複の売れ方

厩舎指数で穴馬サーチ アンドロメダS

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 以前に、今年の新種牡馬に関して触れた際、輸入馬としてはマクフィが健闘してることを書いた。その時、走る条件として母系にサンデーの血が入っていることを指摘した。 実際、先週までにJRAの勝ち上がったマクフィ産駒は10頭いるが、その全てにサンデーの血が入っている。 土曜日の阪神の新馬戦に出走予定のワンダーチアはマクフィ産駒だが、母系にサンデーの血を持たない。前評判が高く基準オッズ2.2倍の1番人気予想だが、意外と危険な人気馬かも。

競馬雑記帳 2020/11/18

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 今週末はマイルチャンピオンシップ。 37回目にして初めて、京都を離れて阪神で行われます。 マイルCSと言えば、必ず持ち出されるのが、1989年のオグリキャップとバンブーメモリーの叩き合い。そして、オグリが連闘でジャパンカップに臨んでホーリックスとの死闘。 しかし、あまり触れられないが、ここまでのオグリ臨戦過程は今では考えられない。 今で言う3歳の暮れに有馬記念を制したオグリは、4歳春は脚元の不安で全休。秋にオールカマーでの復

厩舎指数で穴馬サーチ エ女王杯

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 エリザベス女王杯が京都から離れるのはミスカブラヤが勝った1979年以来らしい。この時は今回改築されるビッグスワンの竣工によるもの。 同じ年の菊花賞が阪神で行われて、ハシハーミット、ハシクランツの同厩、同馬主の馬でのワンツーで2頭並んで口取りをしていたことは記憶にあるのだが、エリザベス女王杯の記憶が阪神で行われていた記憶はないのは何故だろう。 今年既に53勝で昨年、一昨年の勝ちを上回り重賞も6勝を挙げている横山典騎手。自身初めて

岩田康騎手、縁の馬

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 阪神でGⅠエリザベス女王杯が行われるが、岩田康騎手は東京で騎乗。 関東馬、関西馬取り混ぜて10クラに騎乗予定。 メインのオーロカップではケイデンスコールに騎乗。 安田隆行厩舎の管理馬でロードカナロアの産駒と岩田康騎手とは縁が深い。 最近の岩田康騎手は安田隆厩舎の騎乗は少ないが成績は悪くはなく、今年は4回の騎乗で2連対。 あとは、メンレースまでに岩田康騎手が今の荒れた東京の馬場を把握できるか。 出走表等は、JRA発表のもの