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赤十字特別推薦選抜の導入について

新しい選抜制度、「赤十字特別推薦選抜」を導入します。

日本赤十字看護大学では2020年度に実施する学校推薦型選抜から、「赤十字特別推薦選抜」という新しい選抜制度を導入します。

今回は、新選抜制度の概要やポイント、変更点などについてご案内します。

赤十字特別推薦選抜の概要

本学の赤十字特別推薦選抜は、赤十字の理念および日本赤十字社救護員養成の理念を理解し、将来、関東・甲越地区にある日本赤十字社支部内の医療機関において、看護専門職者として活躍する人材を育成することを目的としています。

具体的には、本学と関東・甲越地区の日本赤十字社各県支部・医療施設が連携して募集を行い、受験生には希望する支部または赤十字病院を指定して出願していただきます。赤十字特別推薦選抜の合格者には、本学在学中の4年間、当該支部・医療施設から奨学金が貸与されます。

将来、地元にある赤十字病院で看護専門職者として社会に貢献したいと希望する方に、経済的な負担を軽減する奨学金の貸与を入学前に決め、安心して入学後の学修に集中していただくことを期待した制度です。

昨年度までは、支部長推薦入試という名称で類似の入学者選抜を実施していました。「学力の3要素」を評価する入学者選抜改革に対応することを目的として支部長推薦入試を発展的に解消し、2020年度に実施する入学者選抜から赤十字特別推薦選抜を導入します。

赤十字特別推薦選抜の詳細

赤十字特別推薦選抜で募集する県や選抜日程、奨学金の金額といった詳細は、次の資料でご覧いただけます。

赤十字特別推薦選抜のポイント・変更点

ここからは、赤十字特別推薦選抜のポイントや、支部長推薦からの変更点についてご説明します。

➀出願の条件

卒業後は地元にある赤十字病院で長く活躍していただきたいという理由から、出願には次のいずれかの条件に該当することが必要です。

1. 支部が所在する県内の高等学校を 2021 年 3 月に卒業見込みの方
2. 県外の高等学校を2021 年 3 月に卒業見込みで県内に住所を有する方

加えて、高校の成績が一定の水準をクリアしていることが求められます。

高等学校在学中の全体の学習成績の状況(評定平均値)が 3.8 以上

なお、本学の卒業後はストレートで所定の赤十字病院に就職していただくことになります。採用試験は別途あり、赤十字病院への就職が100%約束されているわけではありません。入学後は勉強を頑張ることに加え、赤十字病院で働くための心構えや準備を整えることが求められます。

②選抜の順番

赤十字特別推薦選抜は、次の順番で2段階選抜を行います。

1次試験:本学が実施する筆記試験・面接
2次試験:本学教員及び日本赤十字社職員による面接

昨年度まで実施していた支部長推薦入試では、先に日本赤十字社の支部や赤十字病院における選考があり、その後に本学で推薦入試を実施していました。

赤十字特別推薦選抜では順番が逆になり、先に本学が「学力の3要素」を評価する1次試験を実施します。その後、日本赤十字社の支部や赤十字病院と共同で2次試験を行います。

③公募推薦との併願制度

赤十字特別推薦選抜で合格できなかった場合に、入学前に奨学金の貸与が決まらなくても本学への入学を目指したい方は、公募推薦選抜を併願することができます。

赤十字特別推薦選抜の第1次試験と公募推薦は、同じ内容の試験を行います。試験結果は両方の推薦選抜で利用するため、公募推薦選抜を併願しても受験する試験が増えることはありません。

なお、公募推薦選抜では高等学校在学中の全体の学習成績の状況(評定平均値)が 4.0 以上(赤十字特別推薦選抜は3.8)を求めています。併願には公募推薦選抜の基準を満たしている必要がありますので、ご注意ください。

選抜方法・選抜日程などの詳細について

本学ホームページをご覧ください。

看護学部の学校推薦型選抜概要

さいたま看護学部の入試情報


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