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ゴールデンウィークに観た映画達

とはいえ、家で配信で観たんだけれど、観た順に感想なぞ。

①柳生一族の陰謀

ただただ萬屋の錦ちゃんが素晴らしすぎるし、千葉ちゃん率いるJACのアクションも圧巻!

②必殺3 裏か表か

昔は楽しく観たのだけれど、前期必殺を知った後だと、マンガチックで物足りないかな。

③拝啓天皇陛下様

個人的に渥美清のハマり役は、「車寅次郎」よりも本作の「山田正助」だと思う位に好きな作品。笑って泣ける活劇でありながら、訴えかけてくるメッセージも強い名作。

改めて見返した時に、コミカルな印象が強かった加藤嘉の「中さん」が思いの外理想の上司でとても良い。

戦争に行ってきた世代が描く陸軍の「内務班」はとても生々しく、痛烈な皮肉も含めた当時の世相の描写やラストシーンのテロップに、机上の平和論では伝わらないリアルがあるよね。多くの人に観てほしい作品。

④砂の器

丹波哲郎と加藤嘉の渾身の演技に、放浪の親子の旅路を彩る映像美!ストーリーも重厚かつ繊細で考えさせられるし、本当に素晴らしすぎる。
知るのが遅過ぎたとすら思ったなぁ…

⑤用心棒

三船敏郎の野生味と身体能力が素晴らしく、加東大介の猪武者感と後半の仲代達矢のキレ者感が、作品のテンポを良くしていて良いねぇ!娯楽活劇としての黒澤作品はすき。

⑥ゴジラ−1.0

「シン・ゴジラ」が、国家等のリアルな組織が「ゴジラ」という「災害」にどう対するか?というシュミレーションを描いていたのに比べると、本作は「ゴジラ映画の世界」の中にリアルをぶちこんだ感じがした。

オチまでの展開も、いわゆる「ゴジラ映画文脈」ではあったけれど、思いっ切り振り切ったCGだとか、旧帝国海軍の兵器が大活躍とか、怪獣とか軍事が大好きな中学生の妄想をそのままリアルな映画にしちゃったみたいな感じは面白かった。

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