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保健室から「ドミノ効果」

またまた、新しい株が登場しました。
オミクロン株。
実際にはどんな特徴を有する株なのかはまだよくわからないとのことですが、
厄介者であることにはかわりないでしょう。

「最近、尾身さんを見ないと思ったら、オミクロン株かあ・・・」
というような、よしなしごとを考えている場合ではない。

私ごとき素人が言うのもなんなんですが、油断大敵だと思います。

そろそろワクチンの抗体が減じてきているかもしれない。
年末年始で人の動きが活発化するだろうし。
それに最近、私も含めて、みなさんの感染症対策が緩んできているみたいな気もする。
「GO TO なんとか」をしている場合なのか?

自分を守ることももちろん大事だけれど、
自分の大切な人を守るのも、大事なことですよね。

だから、6月22日、こんな配信をしました。



保健室から  vol.16
「ドミノ効果」

こんなことがあるらしい。
Aさんがコロナウイルスに感染する。ただしAさんは無症状。
無症状なので自分が感染していることを知らない。
だからAさんは通常の生活をしている。もちろん感染症対策はしっかりとおこなって。
BさんはAさんの職場の同僚。ちょっとコロナ対策疲れがでてきていて、
マスクをしないことがあったり手洗いがおろそかになることもある。
CさんはBさんの家族。
ご高齢のため外出は少ないが、家の中ではマスクなしで家族と過ごしている。

ある日、Cさんが高熱を出した。
病院に行ったがCさんの周辺にはコロナウイルス感染者はいない。
寒い日が続いたのでたぶん風邪だろう、と診断された。
3日たっても熱が下がらない。
では念のためにと検査をしたところコロナウイルスの陽性反応が出た。
家族であるBさんは濃厚接触者となるためPCR検査をしました。
結果は陽性。
Bさんの職場の同僚であるAさんも濃厚接触者の可能性があるので検査をしました。
ところがAさんは無症状のまま治ってしまったので検査結果は陰性。

Aさん由来の感染者はBさんとCさんだけでしょうか?
いやいや、Bさん以外の職場の方々、そしてそのご家族。
Aさんの家族、それぞれの方々の通う学校や職場のみなさん。
どこにどう拡がっているかわからない。

ところで、Cさんの症状はどうなっていくのでしょうか?
後遺症は残る?残らない?
Cさんは、あなたの家族かもしれない。

「ドミノ効果」とは、昆虫が行動する際、殺虫剤を次々に仲間に伝播させていき、
ついにはコロニー全体を消滅させる効果のことです。
代表例がゴキブリ。
ごめん、人間をゴキブリ扱いしてしまった・・・



感染が抑えられている今こそ、次の波に備えておきたい。
医療の準備は必須でしょう。
リモートワークやリモートエデュケイションの構築も。
飲食産業や観光産業への補償。
正しいコロナ対策予算の執行とその準備。
(アベ○マスクの在庫管理費用やオトモダチ企業の中抜きなんかに使わせないで!)
国会や行政のみなさんは今こそ正しく知恵を絞るときだと思う。正しくね。


ところで、尾身さん、お元気だろうか?

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