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モーダルシフトとJPR

こんにちは。JPR広報部の有賀(あるが)です。
前回の投稿で私が心配していた雪山が雪山にならない事件の要因は、ひとことで言うと地球温暖化です。
CO2をはじめとする温室効果ガス(GHG)によって、地球がまるっとラッピングされてしまい、平均気温は上昇しています。
今年の桜の開花予想@東京は3月18日で、入学式の頃には葉桜に違いない。夏が猛暑になるのももはや普通(普通と感じてはいけないとは思いますが)。
日本は、北は亜寒帯気候から南は亜熱帯気候と幅広く属しているそうですが、どこもかしこも亜熱帯気候になってしまってもおかしくない気がします。

人にも環境にもやさしいJPRでありたい

JPRの商材は、モノを運ぶためのパレットです。
JPRパレットに載せて運ばれるのは、当然ですが、JPRのお客さまの商品です。毎日、日本各地をJPRパレットに載せられ運ばれています。
パレット輸送はトラックが主流ですが、環境負荷を低減すること、そして、目前に迫る物流2024年問題を考えると、特に長距離輸送では鉄道や船舶による輸送にも注目が高まっています。
昨秋に発表された物流革新緊急パッケージでは、「標準仕様のパレット導入や物流データの標準化・連携の促進」もさることながら、「モーダルシフトの推進」も掲げられていました。

https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/buturyu_kakushin/pdf/kinkyu_package_1006.pdf

モーダルシフトとは、トラック輸送から貨物鉄道輸送や船舶輸送への切り替えること。
その中でも貨物鉄道輸送は、輸送単位あたりの二酸化炭素排出量はトラックの約1/11と地球にやさしい輸送方法の一つです。
そして、輸送の際に貨物鉄道を一定割合以上利用している場合には、「エコレールマーク」の認定が受けられます。

JPRは2009年から、エコレールマークの協賛企業に認定されています。

エコレールマーク「協賛企業」は、エコレールマークの認定を受けた商品またはエコレールマーク認定企業の商品の輸送にかかわっており、かつ、所定の条件を満たしている企業です。
JPRのレンタルパレットを使って、貨物鉄道で商品を輸送しているお客さまがかなりいらっしゃいます。JPRのレンタルパレットは標準サイズのパレットなので、鉄道コンテナにも比較的無駄なく積載することができますので、モーダルシフトも導入しやすいのかもしれません。

JPRパレットもモーダルシフト

JPRパレットは、発側に最も近いデポ(A地点)から借りて、パレットで商品を納品し、納品先の最寄り(B地点)で返却することが可能です。(レンタカーの乗り捨てのイメージです)
この場合、パレットの供給地と返却地が異なるので、どうしても偏在が起こります。理想は、A地点で100枚のパレットを貸して、B地点へ返していただいたら、別のお客さまへB地点から100枚お貸しする。ということが連続することなのですが、そうそうタイミングよくはいきません。
そこで、たまってしまったパレットは、需要が多いエリアへ輸送します。
このJPR拠点間の輸送には、鉄道だけでなく、船舶での輸送も含めてモーダルシフトを実施しています。 
JPRは、2018年には、エコシップマークのレンタルパレット業界初の認定を受けました。

海運の場合は、陸上輸送よりCO2の排出量を約1/5に削減することが可能となります。
 
JPRレンタルパレットサービスは人にも環境にもやさしい仕組みです。これからも、仕組みを維持するための輸送も含めて人にも環境にもやさしい物流を創るJPRでありたい。と考えています。
 
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。