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JPRの3R+Repair

こんにちは。JPR広報部の有賀(あるが)です。
最近、冬でも、山が雪山にならない日がくる、しかもそれなりに近い将来にくるだろうと心配しています。
年々、平均気温は上昇し、ゲリラ豪雨ならぬゲリラ的ドカ雪が印象的ですが、平均積雪量も減っているようです。
私がウィンタースポーツに手を出しはじめた頃はスキー場の営業開始日が11月だったと記憶していますが、今や年末ギリギリに営業開始できるかどうか、、、なんて状況が当たり前になりつつあるような。
今後はどうなるんだろうか。心配です。

環境にもやさしくモノを運ぶ

趣味のウィンタースポーツだろうが、日々の生活だろうが、人の営みにエネルギー消費はつきもの。
物流もどうしてもエネルギーを使うのですが、生活必需品も、スキー/スノーボード用品も、モノを運んで人々にお届けせねば始まりませから、物流を止める訳にもいきません。
だからこそ、いかに効率よく、環境負荷を低減しながら運べるかが勘どころ。
すべてのモノを環境にもやさしく運ぶにはどうしたらいいのか。人にも環境にもやさしい物流を創りたいです。

基本はやっぱり3R

環境負荷を低減する活動の総称として、今は5Rや10Rというくくりもあるようですが、皆さまにおなじみなのは、やはり「3R」ではないでしょうか。
3Rは、Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)の3つのRの総称です。

  1. Reduce(リデュース)は、製品をつくる時に使う資源の量を少なくすることや廃棄物の発生を少なくすること

  2. Reuse(リユース)は、使用済製品やその部品等を繰り返し使用すること

  3. Recycle(リサイクル)は、資源として再び利用すること

 「3R」は、ごみを限りなく減らして、ごみの焼却や埋立処理による環境への負担をできるだけ少なくする。さらに、限りある地球の資源の使用を低減し、資源を有効的に繰り返し使う社会(循環型社会)を創り出す大事なポイントかと思います。

ここでJPRの事業に置き換えて考えてみました。
①  Reduce(リデュース)について、JPRも取り組んでいます。
JPRはパレットのメーカーではありませんが、メーカー様とともに、パレットの耐久性を維持しつつ質量を減らす=原材料を減らす取り組みを続けています。パレットはずーっとダイエット継続中です。

②Reuse(リユース)は、JPRそのものズバリです。
JPR本業はレンタル。レンタルですから、当然、Reuseになります。
パレットもレンタル方式でシェアすれば、約76%のCO2削減効果があります。

③Recycle(リサイクル)
いくらパレットに耐久性があっても、乱暴に扱われたり、経年劣化等で破損してしまうことも。
使用に耐えられなくなったパレットをどうするかというと、プラスチック製パレットの場合は、プラスチック製品の原料として再利用されます。
とにかく100%再資源化したいし、究極は100%パレットに生まれ変わらせたい。
JPRはこの再資源化でもメーカー様とともに取り組んでいます。
昨年には、新しいパレットを製造する際に使用する原料に占めるリサイクル原料の割合を約30%まで高めるました。これにより、プラスチック原料をレンタルパレットの共同利用の枠組みのなかで循環させることができます。

https://www.jpr.co.jp/release/2023/release000794.html

木製パレットについては、プラスチック製よりも再資源化は難しいものがあります。
でも、アップサイクルでできるだけ長く利用していただけるようにしています。

ReuseをやりきるためにはRepair

④Repair(リペア)
いくら再資源化するといっても、ReuseできるうちはReuseをやりきります。
そのためのRepair(リペア)修理:ものを修理して使うことも当然取り組んでいます。
パレットには耐久性があるとはいえ、繰り返し使っていれば、それなりに破損してしまいます。
再資源化の前に修理して再度利用できるものは利用します。

パレットの修理にも、ある程度の熟練度を要します。
どの業界も人手不足と言われていますが、JPRも例外ではあません。
パレットの洗浄は自動洗浄機がありますが、Repair修理はまだ人力です。
大事に使えば10年20年と利用できるパレットですが、たった1回の出荷で返ってきたらボロボロだったりすると泣けてしまいます。
皆さまもパレットもやさしく使っていただければ幸いです。
 
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。