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シャープさんのクリスタルマスク買ってみましたfeaturingその他のマスク

皆様ご記憶でしょうか。昨年全くマスクが買えない時期に、シャープさんがマスク生産に名乗りを上げてくれた時の感謝の気持ち。

全然買えなかったけど。

いざ抽選に当たった時にはもうほかのマスクも全然買える感じになってたけど。

あと最初の頃は紐もほっそほそでなんだか微妙な感じだったけど。

個人的にはサイズも、「生粋の小顔」ではなく、「ただ全体にやや小柄」程度の私には、大きい方はブッカブカ、小さい方は幅が狭すぎて心もとない、という帯に短し襷に長し感満載だったけど。

さらにフェイスシールドとか光触媒スプレーとかも売り出して、難しい顔をせざるを得ない部分もあったけど。

今んとこ一つも褒めてないけど、それでも、みんなが困ってた分野で、新たな事業に乗り出してくれてありがとう!設備投資の元は取らせてあげたい!まぁどうせ国から補助金出たと思うけど!そんな心理でふつうサイズを一回、小さめを二回購入しました。本当はもっとご恩返しがしたいとこだけど、何せサイズがしっくりこないマスクをそうそうリピートするわけにもいきません。

そんなときに飛び込んできたこのニュース

こ、これは…認証こそとっていないものの、コロナ意識高い系の我々が、長い間待ち望んでいた「信頼できるメーカーによる」「国産の」「KF94と同じ(ダイヤモンドまたの名をくちばし)形状&性能の」マスクじゃありませんか!

と言いつつ私は多くのマスクで紐が長くて、KF94も紐の長さを調節しないとプカプカしてしまって隙間だらけになり、せっかくのフィルター性能が生かされない感じになってしまうので、過度の期待は禁物です。

でも、再度シャープさんにご恩返しのチャンスですし、どっちにしても一度は使ってみたい!

早速購入しよう!

ヨシ!売り切れ!

ですよね。前の不織布マスクもそうだったもんね。

ですが、今回はそんなに待たされることもなく定期的に抽選でもなく再販が行われているようです。ウェブサイトを見ると、次の発売日が予告されているので、その日に申し込んだら買えました(その後、納期はちょっと長いけど普通に買えるようになってました。)。15枚1980円。あの形状のマスクのなかでもちょっと高価な方だけど、国産ですし。ご恩返しですし。

とはいえ、サイズが合うかどうかも不安なので、まずは試しに15枚…

「5500円以上で送料(660円)無料」

私はね、うすうす伝わってるんじゃないかと思いますけど、どちらかといえば些細な送料をケチって、その結果無駄遣いをするという、愚かな方の人間なのです。

じゃあ3箱!(バカまるだし)

というわけで届きました。

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(個人情報をマスクでマスキング)
あ…箱じゃないんだ。プリーツマスクは箱だったのでそう思い込んでました。そういや15枚単位だもんね。

ちょっと待って、ゆうパケットなら、これ送るのに660円かからなくない?ずるくない?でもまあ、配送には梱包代もかかるしね。

開けてみましょう。

封筒からダイレクトに出てくるマスク。

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ちょっとまって、いや、個包装になってるから別にいいんだけど、だとするとこれは「商品のパッケージ」であって、「別途配送用の梱包資材」ではないですよね。よく見たら裏に立派なマスクです!みたいな商品情報も書いてあるし。完全にただの「商品外装」ですよね。

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660円かからなくない?(しつこい)

そもそもマスク以外の家電などを販売しているシャープのココロストア自体の送料が一律660円という形態なので仕方ない、ということでしょうか。でもマスクは通常売ってる家電などとはサイズも商品価格も違いすぎるので、ちょっと考慮してもらいたい気持ち…。

ま、そんなことは本当は別にいいんです。感謝の気持ち!ご恩返し!

※追記:なんと私のお陰で(絶対違う)今は、クリスタルマスクはゆうパケット送料無料になったみたいです。安心して買えます!

この厚紙の封筒の中に、ばらばらにならないようにこういう台紙が入っています。

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えっと、このマスクどうやって保管しよう。

このままだとかさばるし。今までは売ってた時の袋や箱に入れたまま保管したりしてました。あと一応マスク入れとく小引き出しみたいなものもあるんですが、普通のマスクサイズに仕切ってあるので、長くて入らない。よし箱を作ろう。

できました。

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(サイズミスによりパンパン。そしてフチが手抜き)

ちょっとやってみたいと思って、本当にちょっとだけやって、その後1年半放置してあった材料がありました。一瞬でできたみたいな空気出したけど、一応夜は明かしておきました。

きっと皆さんが知りたいのはマスクそのもののクオリティなのに、関係ない話で約1700文字が経過。予定通りです。

改めまして、こちらがマスクです。

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なぜか一個ずつに台紙が入っている…きっと理由があるんだろうけど、これはあれですか?持続可能な紙ですか?SDGsですか?(何もわかってなさそうなコメント)でも考えてみたら、これ系のマスクの個包装って、ちょっとゴツめの、エコさを感じない袋に入ってることが多いですね。なんでなんだろう。

ではいざ装着!

え?

に、

に、

似合う~~~~!

ハイ、アホの感想がでました。そこじゃないだろ的な。

でもね、KF94のマスクって小顔効果みたいな話あるじゃないですか?私はそういうのは一切気にしてなくて、フィルター性能のみを重視しているのですが、なんだか今までのKF94より、さらにスッキリ見えて、本当に、まず第一に「あれ?なんか似合う」って思ってしまったんですよね。

なんとなく感じたポイントは三つ。

鼻のところに折り目が入っていて、ちょっと縦幅がサイズ調整できるようになっているため、ブカブカ感が軽減される。

サイドの、紐がついている部分の縦幅が、かなり狭くシェイプされていて、マスク自体も薄手なので、マスクが余分に広がることによる顔面拡大効果がない。

それに加えて上下のラインがなだらかなカーブではなく、中央に角がつけてあるため、尖った顎から幅狭のサイドに向かって、シュッと上がるラインになり、顎のラインがシャープに見える。シャープだけに!「目の付け所がシャープでしょ」のシャープさんだけに!(言いたくてはしゃいでいます)フェイスラインがシャープでしょ、という感じになっています。

よく見たらサイトに書いてありました。

顔のラインをシャープに、美しく
顎から頬のラインがシャープに見えるように設計されており、型崩れもしにくいため、フェイスラインを1日中美しく見せることができます。

買う前にも見たはずですが、「いや、KF94と同じでしょ?独自みたいな書き方してるけど」と思って嘲笑っていたので(感謝の気持ちどうした)記憶から消えていたようです。でも本当にシャープに見える。

紐の長さも、私はしっかり密着させたいので、理想を言えば、もうちょっとだけ短い方が個人的にはよいのですが、鼻の折り目効果もあってか、紐を結んだりとか何もしない状態でのフィット感は今まででナンバー1かもしれません。

そして着け心地が軽い。本当に4層構造ですか?と疑いたくなるくらいです。私はもはやマスクに飼いならされすぎて、着け心地の良さ、呼吸のしやすさにむしろ不安さえ覚える人間になってしまったのですが、普通の人間なら(妖怪人間目線)かなり快適な方のマスクではないでしょうか。素材もさすが国産という感じです。おそらくプリーツマスクと同じ素材のはずですが、形状のせいか、それより当たりが軟らかいようにも感じます。韓国をはじめ海外製は不織「布」というより完全に「紙」だよねという肌触りのモノが多いですが、それと比較するとだいぶ滑らかでソフトです。

紐も、ご覧の通りかなりのゆるふわ形状で、以前購入したシャープのプリーツマスクとほぼ同じなのですが、丸いゴムより少し平ゴムに近い感じになっているように見えます。弾力の感じも少しやわらかめのような…。気のせいかもしれませんが。

ちなみに、韓国製のKF94で同じくらいかそれ以上に軽い着け心地のAirQueenというマスクがあります。→(追記)と思ったらKF94の認証は受けてませんでした!韓国製のこの形状なのてっきりそうだと思い込んでいました。認証を受けているのはヨーロッパのEN規格のFFP2(PFE94%)とアメリカのFDA510K(わかりませんでした)

比べてみたいですよね。と、いうわけで


バーン!!!

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買い揃えました!!このためだけに!けなげ!

超立体は、ヨレヨレなのを見ても分かる通り、収納の奥からたまたま発見された物ですが、それ以外はちょうどマスクが切れてシャープが届いたところだったので、ほぼ在庫ゼロのところから全部!このためだけに!けなげ!

と、いうのも。これを買ったんです。このためだけに!

デジタル顕微鏡!この!無料の!noteを書くためだけに!(みなさんご一緒に)けなげ!

本当は手持ちのマスク(使用済みの残骸含む。使用済みマスクは速やかに捨てましょう)を見るために買ったんだけど(そもそもそんなことを思いついた理由自体は忘れました。昨日のことも忘れるので)想像よりちゃんと見えて面白かったので、いろいろ見たくなりました。

そこで気に入ってるマスク、良くも悪くも気になるマスクから、絶対に使いたくないマスクまで、買ってみました。何だかんだでシャープマスク以外に1万円近い出費ではないか。けな……を通り越してもはやバカ!怖いので計算は避けます。では改めて、

それじゃあメンバーを紹介するぜ!まずは上段!国内製から!

そんな規格はないのにそれっぽい名前を付けるところにセコさを感じるが、KF94と同じダイヤモンド形状の貴重な国産マスク!カラーバリエーションも豊富でオシャレな貴方も大満足!JN95!(写真はSサイズ)

マスクといえばユニ・チャーム!ユニ・チャームといえばマスク!国産マスクの金字塔!シルクタッチフィルタで肌ざわりは最高レベル!やわらかストレッチ耳かけで長時間つけても耳が痛くない!超快適!

同じくユニ・チャーム!隙間を作らない立体形状!立体マスクの先駆け!超立体!

コロナ禍で登場したニュースター!フィルター専門メーカーヤマシンフィルタの誇る究極のマスク!ゼクシード!そしてデザイン性も重視したスッキリ形状のゼクシードF!

続いて下段!海外勢!

あの指原莉乃さんにYouTubeで紹介されました!ってドラッグストアに書いてありました!「超軽量!信州大学との共同開発!除菌しても落ちない性能!N95の基準試験にも合格(ただし未認可)」と、気がかりキーワードが満載過ぎる!TOPTEC のAirQueen!

アルファツイッタラー画像診断医屋代香絵先生おすすめだったので買いました!紐の長さ調節でぴったりフィット!余ったピロピロどうすれば!?でも大手メーカーって安心だよね!LG Household & Health CareのAirwasher!

そして最後に!使わないけど買いました!紹介するにも及ばない!もちろんリンクも貼りません!悪名高きウレタンマスク!フィリピン製のポリエステル95%ポリウレタン5%と中国製のポリウレタン100%!

というわけで(正気に戻りました)見てまいりましょう。

私にできる範囲での公正さを保つため、顕微鏡の倍率は変えず、多分可能な限り最大倍率になっていると信じて、「最もレンズに近いところからちょっと離してピントが合う位置」で撮っていきます。

そして、私は知識もないですし、生まれも育ちも文系ですので、以下はあくまで私の「感想文」です。科学的根拠、保証など一切ございませんのでご注意ください。

まずは本題のシャープクリスタルマスク。

SHARPクリスタル

うん良いですね!(雑)

これまでのKF94と比べるとかなり軽くて薄いので不安を感じていましたが、細かい繊維が密集していて、穴開いてる!みたいな不安はありません。さすがです。送料をケチって多めに買った結果を後悔せずに済みました!また買おう!

ちなみに同じシャープのプリーツマスクはこうなっています。

SHARPプリーツ

繊維自体は同じように見えますが、少し薄いように感じます。まあ、実際薄いからだけど。

シャープのサイトを見るとプリーツマスクは3層構造と書いてあり、クリスタル形状の方は、表と裏にスパンボンド、間の2層がメルトブローという記載があります。

ググってみますとこれは不織布の製法の違いで、メルトブローの方が繊維が細かく、結果繊維間の目が細かいということのようです。プリーツの方の三層も真ん中がメルトブローなのだと思いますが、クリスタルの方は、メルトブロー、つまり間に目が細かいタイプの不織布を2枚挟んでいるために、ほぼ隙間が見えないという状態になっているのだと思います。(急に真面目)

と、このまま通り過ぎようかと思いましたが、ここまで来たら、ということで、解体してみました。

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一応プリーツマスクも(光量も色味もサイズも統一できない)

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左端から右に向かって、一番外側→内側の順です。表面2層と内層2層はそれぞれ同じ素材に見えます。そしてすべてがとても薄い。外側の層はこのように

SHARPクリスタルスパンボンド

肉眼でも隙間がありそうな透け感を出しているだけあって、目が粗いですね。そして内側のメルトブローがこれ。

SHARPクリスタルメルトブロー

ところどころ薄く見える部分もありますが、外側のスパンボンドと比べると一目瞭然繊維の太さも隙間の大きさも全然違います。見た目には上の写真よりもちょっと細い繊維と、それよりさらに細い繊維が入り混じっているように見えますね。そして二枚重なることで、このように。

SHARPクリスタルメルトブロー2枚

「ところどころ薄く見える」が解消されました。もちろんウイルスはこれよりもっと小さいサイズでしょうから、フィルターできるという保証はありませんが、穴が小さいに越したことはありませんよね。

こうしてみると外側と内側は、意味ありますか?ってくらいの荒さで、おそらく通気性を保ちながら形状維持、フィルターの保護みたいな役割で、間に挟んであるメルトブローこそがフィルターのキモのように見えます。

と思ったら、メルトブローを調べたサイトに実際そう書いてありました。

不織布製マスクで重要になるのが実はこの不織布です。
不織布マスクの性能ですが、主にフィルターの性能試験で判断しているのです。

パッケージにBFEやPFE、ここ最近ではVFEが何%って書かれていませんか?この数値はこのメルトブロー不織布でできたフィルターの数値になります。

例えばPFE99%は0.0001センチメートルの疑似ウイルスを99%カットしちゃうのです。

目に見えないものを採集するためには格子状に重ねたものや濾してできた不織布では対応が難しいので、繊維間の隙間がほとんど生まれないこのメルトブロー不織布が活躍しています。

つまり、ほとんどのマスクは、間に目の細かいメルトブロー不織布を挟んでいるということですね。

さらにこのメルトブローをちょっと破ってみた切れ端の繊維を映してみますと

SHARP切れ端

こんな感じ。スパンボンドより圧倒的に細い繊維です。ちなみにマスクの名誉のために念のため申し上げますが、写真で見ると太めのテグスくらいに見えているスパンボンドでさえ、肉眼で見た時は今のこのメルトブローの写真でほそーい糸くずみたいに見えている部分よりもかなり細いです。顕微鏡ってすごいね。

では、その他のマスクを見ていきましょう。まずはJN95。

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おお、やるじゃん!密です!(もはや懐かしのフレーズ)正直にいうと、無名メーカーであることと、名前の付け方のうさん臭さから少しだけ疑っていました。でもこちらも4層構造で、手触り的にはシャープの倍くらいありそうな分厚さなのでガードは万全ですね。

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こちらは外側2層と内側が同じような素材、口に近い側の2枚目がメルトブローという感じに見えます。ただし、メルトブローの厚みがシャープの2枚分くらいあります。そしてそれ以外の層(スパンボンドかな??)は3枚それぞれ厚みが違うようです。

外側から1枚目

JN95スパンボンド外側

2枚目が一番固く分厚く感じます。

JN95スパンボンド外側 (2)

メルトブロー

JN95メルトブロー

そして破ってみると

JN95切れ端

もはや判断できないレベルですが、ほんの少しだけシャープより繊維が太いかもな…と感じました。気のせいレベルで。それから、ちぎったときにシャープより無抵抗。もしかすると繊維の絡まりがシャープより弱いのかもしれません。

そして内側のスパンボンド

JN95スパンボンド内側

やはり内側は肌触り重視。目が粗く、薄め。

あ、販売サイトにあったわ…

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このマスクは以前かなり初期に人からいただいて、サイズ感も質感もかなり良かったので買ってみたのですが、リニューアルされたのか紐が少し長くなっていて、私には隙間が空いてしまうのと、気のせいか一番外側の層のゴワつきが少し増したような感じもして、半分は人に譲り、リピートはしませんでした。で、今回このためにSサイズというのを買ってみたのですが、

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(上は、大切に温存していた、いただいたふつうサイズ旧バージョンマスクです)

ちっちゃ!子供用じゃん!という小ささで、ギリ使えなくはないけど、見た人に「ちっちゃくね?」って思われそうで恥ずかしい(自意識過剰)。あと、顎の下にかかる部分がだいぶ浅くなってちょっと心もとない。

というわけで個人的にはサイズと肌あたりの問題からリピートはしませんが、フィルター性能はしっかりしてそうです。

こうやってみると、このマスクも顎のところに角がつけてあるんですけど、シャープほどのスッキリ感はないんですよね。それが薄さのなせる業なんでしょうか。かなり薄手なのに割と同程度の密集感を出せていそうなシャープさん、やはり倍近い値段だけのことはあります。

次は、同じ形状の韓国製を見てみましょう。

まず大本命のAirQueen。このマスクは「消毒しても性能を維持」と書いてあります。これはどういうことかといいますと、通常不織布マスクは、静電気の力によって細かいものを繊維に吸着するため、実際の不織布の目よりも細かいもの(つまりウイルス)でも捕集することができるみたいな話(自信ない)なので、濡れると性能が落ちてしまうらしいのですが、このマスクは「ナノファイバー」によって、静電気での捕集に頼らずマジで普通にフィルターしている(語彙力)ので、蒸れによる性能低下がない!消毒液などをかけたり浸したりしても大丈夫!(ただし洗濯はダメ)という触れ込みです。こんなことを言っては申し訳ないけど何となく胡散臭い気がしちゃいますよね。

というのも、次に気になるキーワードが「信州大学と共同開発」です。コロナ禍で私が学んだことの一つは「〇〇大学」の看板を背負った胡散臭い話、うすうす感じてはいたけど、想像以上に多い!ということ。「〇〇大学」背負ったらむしろ疑う習性が生まれてしまったのです。

とはいえ、材料も普通の不織布とちょっと違う。確かに何か違う技術なのかも。

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PETとかポリ塩化ビニリデンとか、マスクの材料としてあんまり見ないですよね…多分だけど。

では私が一方的にかけた濡れ衣、堂々と晴らしてもらいましょう。

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あれ…むしろ穴開いとる…。今までで一番大胆に開いとる…ように見える。

「フィルター構造自体で」っていう、その理論で行くなら、今までで一番ギュッと詰まっててもらわないと困るはずなのに、「解体後」レベルに、普通に穴開いちゃってるように見える。あと繊維の細さもそんなに変わらないし。

でもちょっと待って?

AirQueenのウェブサイト、こんなふうにありました。

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私のこの顕微鏡、何倍設定になってるのかさっぱり分からないけど、最大で1000倍。15000倍で見えるはずの繊維がしっかり見えちゃってる。それでN95の試験に合格とか、そんな大胆なウソあり得ます??軽い気持ちで「ちょっと胡散臭い」なんて言いましたけど、そこまで疑ってはいませんよ?もしかして、私の顕微鏡で空いちゃってるように見えるこの空間にさえ、さらに細かい繊維があるのではないでしょうか。

解体してみましょう。

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3層構造の外側と内側は普通にスパンボンド(覚えたて連呼)風。やはり内側の方が薄くて柔らかく肌あたりがよさそうです。

外側

AirQueen外側

うん、スカスカ。でも比較的厚手なので思ったより密集してます。

内側

AirQueen内側

肌に近い側は、やはり例によって薄手で柔らかめ。なので当然スカスカ。

そして、普通のマスクなら帯電加工されたメルトブローが入ってるはずの真ん中のフィルター、これがナノファイバーでできているはずです。

AirQueenナノファイバー

え、粗…

くない!
見える、見えるぞ!太い繊維の間に推定1000倍に拡大しても繊維も全く判別できないうっすーーーい膜が!半分冗談だったけど、本当にありました!これは凄そう。もしかして本当にウイルスより小さな穴が空いていて、空気は通しつつウイルスは捕まえているのかもしれません。すごい!疑ってごめんね信州大学!私も15000倍の顕微鏡欲しい!(バカ)

ただ、ところどころに穴っぽいものが見えますね。でも万一これが本当に穴だとしても、どんなマスクも100%ではないですし、他のマスクの「繊維の隙間」くらいの穴がところどころにしかないわけですからすごくスゴイのでは?

そして一応ちぎってみても、この膜を「繊維」として映し出すことはできませんでした。

AirQueen切れ端

太い繊維に絡みつく中央右側のモワモワや、そのちょっと右上の繊維風の物体が、繊維の塊ではないかと思われます。AirQueen強い!

質感はやはり紙っぽいのですが、薄いので柔らかい、そして軽いので装着感は良いです。

でもその分お高い…。1枚250円くらいします。繰り返し使えるから10回スプレーして使えば、超高性能なのに普通のマスクと同じ程度の値段です!ということのよう。

でも…

そんなことしたくないよね。正直。

毎回エタノールに漬け込むくらいできればいいけど、スプレーで繰り返し使うってなんか抵抗がある…洗剤で洗いたい気がしてしまいます。気持ちの問題だけど。

あとね、これは個人差ありますけど、私の場合

似合わない(また見た目の話)

顎にかかる部分と鼻にかかる部分の折り返しが、この形の他マスクよりちょっと深いというか長いというか広くて、よく言えばしっかり顔全体が覆われる、悪く言えばデカイ。

私がつけると、鼻の先の部分が、本来の鼻先よりだいぶ下にきてしまって、なんだかマヌケ面になってしまいます。で、シャープのマスクみたいにちょっと折ってみると、ゴムがついている部分が、他のマスクみたい幅狭くシェイプされていないので、何だろう、なんかすごくロボットの継ぎ目みたいな(例え下手)マスクの縁が悪目立ちしてしまいます。まあ、みんなそんなに他人のマスク顔を凝視してないんですけど。

でもやっぱりちょっと不恰好だし、そもそも浮いて隙間が開きます。そうならないようにN95みたいに後ろで引っ張って止められるフックもついてるんだけど(さすが基準試験クリア。追記:でも未認可なのはヘッドバンドじゃないから、と教えてもらいました。)、一般人がそれやるとちょっと不便なので、普通に結んで使うことにはなりそう。フィルター性能が高いのは本当っぽいけど、それを生かす装着ができるかどうかにかかっています(それはどのマスクも同じ)

私より小顔に決まってる指原さん、どうしてるんですか?と思って動画見てみたら

うん、普通に何となくブカッとしてた。だよね。それにしても賢い子…。

そんなわけで、もし私が使うとしたら、サイズ、衛生面、コスパ等の観点から、しっかり目の外出時というよりは、ちょっとそこまでの買い物なんかに、消毒しながら繰り返し利用、という感じになるでしょうか。

ところで、私がシャープと同じくらい軽いと書いたのがこのマスクなのですが、実際どうなんでしょう。量ってみましょう。

と、思ったんだけど、一枚しかないマスク、解体しちゃったので、残ってる部分から一枚のおよそ半分(雑)を計量します。

じゃん!(ヒモ見えてないけどついてる)

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効果音まで付けたのに数字見えにくい。
2.14です。つまり1枚で4.3g弱。

かるーーーーー… 

いや待ってわかんないわかんない!
普通のマスク何グラムか知らないし!適当なリアクションしちゃうとこだった。ワイプ芸人か!

本命SHARPの前に、ついでにJN95(推定旧バージョン)も量りますね。

ハイ、どん!

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重そうな効果音なだけあって(それは私のさじ加減)5.02グラム!

なるほど!AirQueen確かに軽いみたい。
では、SHARPはどうでしょうか。AirQueenになんか凄そうなフィルター出されたから、せめて軽さで勝ちたいですね!頑張れ国産!頑張れ国産!

フワッ!

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軽っ!!驚きの2.82g!えこ贔屓効果音のせいではありません!フワッと置いたからでもありません!なーんだAirQueen全然軽くない!

でもAirQueenも体感としてはかなり軽いんですよね。そこで考えました。

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0.3グラムのこの物体。

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このマスクが私に似合わないポイントの一つ。シェイプされてない余白です。これが左右で0.6グラムあることになりますので、すごく雑に言えば、顔の前面に感じる負荷としては3.7グラムのマスクと同等なんじゃないでしょうか。うん、割と軽い。この部分、なんで付けてるんだろう。このくらいの幅でゴムをつけた方が密閉できる…とかそんな理由でもあるんでしょうか。

ところでそろそろ不安になってきませんか?この人こんなペースで、この投稿書き終わるのかなって。最後めちゃくちゃ雑になるんじゃないかなって。そもそも長すぎるなって。読む気失せるなって。

私もです。正直、もう辛いです。

絶対に、整理して見出しをつけて目次機能使って読みやすくすべきだけど、もちろんそんなことはしないのです!

とりあえず次にいきましょう。

同じく韓国産AirWasherです。

ついでなのでまず重さから。

どすん!

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6g!重っ!鼻折れそう!耳取れそう!(渾身の誇張)

でも確かにね、かなり分厚め、そしてちょっと硬め。でも海外製のマスクの中では、やはりそこら辺の適当なもの(暴言)より、肌当たりはかなり優しいと思います。原料臭みたいなのもさほど気にならないし。シッカリしてるな、という安心感があります。

そして何よりこれ、

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ここをギュイーンと引っ張って、長さの調節が簡単にできる。私は密閉をかなり重視しているので、これはすごく便利。ただ、引っ張った端っこはピロリンと出たままになるので、適宜処理する必要があります。

結んだり、マスクの中にしまったり。私は、マスクを着けてギュイーンと引っ張ったら、耳にかけてる紐をその輪っかに通して、こんな感じにしています。

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ちょっと目立つけど、手軽だし、ピロピロが飛び出ているよりはよいかなと。

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解体しました。4層構造です。
お馴染みの、外側と内側が、厚みの違うスパンボンドっぽい、内側から二層目がメルトブローっぽい。そして外から2枚目が、すごく粗くてすごく硬めでハリのある不織布です。なんの役割なんだろう。JN95と同じく型を形成でしょうか。にしても硬い。ちょっと空間ができることに意味があるとか??

外側

Airwasher外側

二層目

Airwasher2層目

硬くて透明で、もはや「布」感ゼロです。

Airwasherメルトブロー

メルトブロー、JN95より分厚い感じがします。

ちぎるとこんな感じ

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繊維はシャープよりちょっと太そう、引っ張るとブチっとちぎれる感じもJN95に近いです。

一番内側。

Airwasher内側

これも内側の方が薄手なのがよくわかりますね。でも、どの層も他のマスクに比べて厚手で密集している感じ。6gも納得です。

さて、これでダイヤモンド型がようやく終わったのですが、実はここまで、敢えてスルーしてきたポイントがあります。それは、

「静電気の力によってウイルスなどを繊維に吸着するため、実際の不織布の目よりも細かいもの(つまりウイルス)でも捕集することができるみたいな話」

ホントに?マスクに静電気感じないけどホントに?そもそもそんなことできるの?と思っていたんですが、ここまで我々は学んできましたね。肝心のフィルターの役割を担っているのは、表に出てこないメルトブローなのだということを。けなげ!

そして実はマスクの解体中、こんなことがありました。

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(中年の手をなるべく写すまいと必死の構図)

手から離れない。すごく人懐っこい不織布。愛らしいですね!

わけない。

( ´-` ).。oO

…手乗り不織布(狂気)

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皆様の苦笑い、しっかりと届いています。ありがとう。

つまり、本当に帯電してるよってことです。
一応確認しますね。

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微塵切りの紙屑(化け物級サイズのウイルス)

メルトブローまたはナノフィルターを置きます。

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(うそです。本当はしゃぶしゃぶみたいに往復させました)
左から、シャープ、シャープ、JN95、AirQueen、Airwasherです。

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本当にみんな静電気!そして本当にAirQueenだけ帯電してない!
繊維に引っかかる感じてちょっと付くんだけど、ほとんどすぐ落ちちゃう。

つまり本当にフィルター性能のみでN95基準を達成して、さらにあの軽さ、ということですね。だとしたらスゴイ。

そして、開封してからの経過時間とか、未使用か軽く使用済みかとか条件を統一してないので何とも言えないのですが、ここまでではシャープの静電気が一番強いように感じました。

さて次に、ユニ・チャーム様を確認します。

超立体

超立体表

これまでのマスクと比べると若干薄いけれども、向こう側が完全に見えるほどの穴感はありません。

解体してみると

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二層なのですが、これまでのように完全に分かれていなくて、この2枚が圧着されているされている感じのものを、むりやり剥がしました。なので

外側

超立体外側

内側(肌に接する面)

超立体内側

両方とも、スパンボンドの粗さに、メルトブローが混ざったような感じに見えます。実際、内側の、外側と圧着されていた方の面は

超立体内側裏

メルトブロー的な感じになっています。つまり本当は他のマスクと同じ、「真ん中がメルトブロー的な何か」の三層で、それがくっつけてあるのかもしれません。

入り混じっているので、ちぎってもイマイチうまく撮れなかったのですが

超立体切れ端

やはり太い繊維の中に細い繊維が絡んでいるという感じ。
フィルター自体は少し薄いかな?という印象はありますね。ただサイズが合う人(私のことですが)は本当に隙間が出来にくい。

続いて超快適マスク。

本当に快適な上に、私はこの小さめサイズが「え?オーダーですか?」ってくらいにぴったりサイズで隙間もできないのでプリーツマスクの中では一番気に入っています。

超快適

うん、いい感じ。SHARPのプリーツより少しだけ分厚いような気もします。

解体すると、

予想通り三層

外側

超快適外側

ちゃんと比較できるように写真を並べてないので正直何も分かりませんが、やはり何となく、外側の不織布の中でも繊維が少し細めでしかも密集していないように見えますね。先入観を持ってみると(持たずに見ることができない)。

メルトブロー

超快適メルトブロー

ちょとまばらで、薄い部分もあります。背景の黒が完全には透けていないような気もするので、それなりには繊維があるのかもしれませんが、ダイヤモンド型をここまで見てきてしまっているので少し心もとないですね。

破ってみると

超快適切れ端

こちらも、「個人の感想です」レベルの話ですが、やはりSHARPより少し繊維が太いかな?という気もします。

おそらく快適さを重視してあるので肌にあたらない層も比較的薄めに作ってあるような気がします。肌には当たらなくても分厚いと全体的なごわつきが出てしまいますし。

とはいえ、超立体も超快適もPFE99%の記載がありますから、性能はしっかりしているのだと思います。

「全国マスク工業会会員」のマークもある。
でもPFE試験実施機関の記載はない。
だけどユニ・チャーム様クラスなら、自社に立派な試験設備あってもおかしくない。

そんなモヤりポイントを残しつつ、やっぱりお気に入りです。重さは、

ポイ!

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パサッ!

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(写真載せた意味ない読めなさ)
ダイヤモンド型じゃないし3層だし、どうせ軽いんでしょ?と言わんばかり(言いました)の効果音。2.14と2.81!やっぱり2g台のマスクは付け心地がよいですね。

続きまして、国産マスク界の究極モデル、期待大のゼクシード確認しましょう。なんと言っても期待のポイントは

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「ナノフィルター」

AirQueen!いざ勝負!

このマスクはフィルターだけでなく、ほかと違う点がいろいろ。見た目プリーツ形状になっているのですが、プリーツマスクとは違い、プリーツを広げて装着するわけではなく、プリーツの状態のままで立体マスクになっていて、そのまま装着します。

これによって、密閉性能がとっても高いんですって。しかも実際にはフィルターの面積がとても広いので、通気性がとてもよく、密閉なのに息苦しくない!という触れ込みです。

実際のところ、私にはゼクシードのMサイズは少しひもが長くて、そのままではイマイチ密閉されないのですが、紐を結んで縮めたり、以前胡散臭く紹介したマスピタで固定しますが、それでもそんなに息苦しくありません。

さらに、おそらくこのプリーツを可能にするためもあってか、表面や裏地の不織布もとても柔らかいので肌触りも超快適以上に優しい気がします。トータルで「守られてる安心感…」という使い心地。

ゼクシードFは、おそらくゼクシードの特殊すぎる見た目が気になる人用に作られた(主に女性をターゲットにしていそうな)モデルで、表面にプリーツを出さず、普通の立体マスクみたいな形状です。しかし実際は表面を平にカバーしているだけで、構造はプリーツになっています。

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(真ん中うっすら見えてる線がプリーツの境目)

私は小さめサイズがヒモの長さも含めてピッタリ。ただ、ゼクシードより前方への立体感を控えめにしてあるからか、やはり口元の空間が狭くなって、通気性自体には問題はないけど、普通の人間なら(再びの妖怪人間目線)圧迫感を息苦しいと感じる人もいるのではないかと思います。顎にかかる部分も、顔にしっかり触れてはいるけど、浅いので、少し心もとない感じもします。でも漏れを防ぐノーズパッドも追加されてるし、苦心がうかがえますね。この辺りは顔の形にもよると思いますが、私は強いて言えばオリジナルのゼクシードの方が使い心地がいいです。でもどちらもいい…と思っていましたが、先日長時間着けてみたら、Fの方は口元の空間が狭い分、柔らか繊維の少しの毛羽立ちが口周りに当たって、私は結構気になりました。見た目はいいんだけど…。

前置きが長くなりました(冒頭からずっと長い)ご覧いただきましょう!

ゼクシード

鉄壁!といった趣。普通のマスクを三枚重ねてるのと同じですから、透け感は出るはずもありません。

解体すると3層

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ですが、実際にはプリーツの山折り谷折りで9層になっているわけです。

まず外側

ゼクシード外側

ほらね、心なしか他のマスクより繊維が細そう。それでいて薄すぎません。

そして内側も

ゼクシード内側

もしかしたら内側の方がちょっとしっかり目に見えますね。

そしていよいよ、真ん中がナノフィルターということになります。同じ製法で繊維が細かいのか、全く違うものなのかは分かりませんが、手触りは、ものすーごく柔らかいメルトブロー、といった感じです。

ゼクシードフィルター

他のメルトブローよりも、すごくピントが合いにくい。そしてちぎってみると

ゼクシード切れ端

ようかいけむり?(懐かしの)

はっきりうつっているところは繊維の束で、ものすごく儚げに、うっすらと見えているのがおそらく一本です。正直もはや私の腕と数千円の顕微鏡では、他のメルトブローとの違いを出すことはできませんでした。もちろん肉(老)眼で見ても、確かに細い!という確信は持てませんでした。でもちぎってみた時の感触、写そうとしたときのピントの合いにくさ、そして手触りなどから、個人的には「かなり細そう!」と感じます。残念ながら、繊維または構造を映すことさえできなかったAirQueenの謎の膜には及ばない、ということなのかもしれませんが、「ナノ」は感じました。

そして、ゼクシードにはAirQueenにはない点があります。それは、「静電気パネェ」です。どのくらいパネェかというと、おそらくフィルターだけ帯電させてるはずなのに、勢い余って内側の不織布までちょっと帯電しちゃってるくらい。「ナノ」の繊維を使いながら、さらに静電気の力も使ってウイルスをキャッチ!ということですね、多分。

左から、超立体、超快適、ゼクシードナノフィルター、ゼクシード内側のスパンボンド

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ウケる。

左から順に巨大ウイルス(紙屑)のうえでしゃぶしゃぶしたのですが、まず、超立体は、静電気の力なのか、無理やり剥がして生まれた表面のケバケバに絡んでいるだけなのか区別がつきませんでした。そして、超快適はプリーツを平らに出来なかったのでちょっと不利、その後ゼクシードのフィルターに根こそぎ持っていかれて、追加してもまだ持って行かれて、ゼクシード内側の分があまり残らない、と言う結果になりました。

そして、ゼクシードはなんと「押し洗いで繰り返し使えます」と書いてあります。AirQueenは消毒でしたがこちらは洗える。でも効果のほどはどうなんでしょうか。

で、フィルターをちょっと水に浸して乾かしてみたのが、写真下の段なのですが、かなり落ちるものの、静電気がゼロにはなりませんでした。それは少し弱いけどシャープも同じ。「手から離れないほどの静電気」はないものの「一瞬くっついてから落ちる」くらいの微かな静電気は残っています。つまり少々蒸れても、静電気効果台無しというわけではないのかも。

さらに、アルコール(パストリーゼ)を吹きかけてみたところ、水よりも弾かずにガッツリと浸透してしまったので、これはダメかなと思いましたが、乾くとまた同様にわずかに静電気復活している感じもします。不織布はいわば化学繊維でしかもとっても細いので、そもそもが帯電しやすい、と言うことなのかもしれません。ゼクシードと、なんとなく繊維が細いと感じたシャープが静電気強いし。すごく適当に言ってます。ご注意ください。

ちなみに重さは

どすこい!

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出ました流石の横綱級!6.28gと5.68g!
ただし、着け心地がとても良いので、私は重さはほとんど気になりません。

サイズ感につきましてはヤマシンさんの公式サイトでこのようになってます。

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ちなみにお値段はAirQueenと同じ1枚税込275円。
高機能軽いつけ心地ならAirQueen、高機能安心感ならゼクシード、と言うところでしょうか。

さて、最後に、もはやどうでもいい2つ、一応ご覧いただきましょう。

まずは、ポリエステルメインの、ウレタンマスクというよりは「布マスク」

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太い。そしてとても穴い。

とはいえ、編地のふっくら感も手伝って、想像したほどのスカスカではありません。ウイルス目線ではスカスカなんでしょうけど。スパンボンドくらいの太さの繊維の束が密集しているという感じで、穴の向こうにも一応密集した繊維があるので、運が良ければウイルス引っかかってくれそう。人に飛沫を飛ばすのを防ぐという観点から言えば、マスクしないよりはマシ、という感じでしょうか。

ただし、この形のマスクをぴったりフィットで装着している人、あんまり見たことがありません。今新品の状態で付けてみる限りでは、顔自体にはすごくフィットしていて結構似合う(しつこい)のですが、ノーズワイヤーもないので鼻の上が開いていますし、たいてい洗濯で緩くなってきますよね。

というわけで、ちょっと水洗いして乾かしてきたんですけど、

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広がってるね、穴。つまりニット地は元がふんわりしているので、水に通しちゃうと糸の束がギュン!ってなって隙間が広がってしまうんですね。何となく少しは頼れそうなのは初回だけ。そもそも静電気もないし。使い捨てにしましょう。(だったら不織布の方が安くて高性能)

参考までに、これはマスクがない時代に作ったお手製布マスク(現在はサイズ感が微妙な不織布マスクをフィットさせるために時折活躍)ですが、生地は平織のブロード(裏地はガーゼ)です。

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少し斜めの角度から写して見ると、やはり糸と糸の間に隙間が空いてしまうのが一目瞭然ですが、何十回も洗っていることを考えると、どうしても布マスクならニット地よりはもともとギュン!と織ってある平織の方が多少マシなのかもしれません。適当に言ってますけど。

最後に生粋の、正真正銘の100%ピュアウレタンマスクです。パッケージにも正々堂々と「花粉99%カットフィルター使用」と書いてあります。細菌もウイルスも微粒子もカットいたしません!というドクターX的な堂々たる宣言ですね。むしろこれは「フィルター使用」って言うんですか?という疑問がわいてきます。

ご覧ください。

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穴しかない。

肉眼でさえ「穴だね」って感じるんだから当たり前です。一応少し厚みがあるので多層構造的にはなっていて、そのせいでピントが合いづらいのですが、ウイルス目線で見ても、いい感じに直進でゴールにたどり着ける最短コースがはっきり見えますね。食器洗いスポンジとしては優秀そう。

お皿洗ってきました。細かな泡立ち、少量かつ適度な水含み、薄い割にはコシがあり、細かい部分も洗いやすい。優しいメラミンスポンジ的なキュキュッと感もあって、汚れ落ちも悪くない。おススメです。

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