見出し画像

【テレビ】色絵花繋ぎと陰陽五行説

徳永遊心(とくながゆうしん)
北海道札幌市出身。
札幌の高等専門学校のインダストリアルデザイン学科にて工芸を学んでいたときに、伝統工芸の後継者不足の問題を知り、「やる人がいないなら自分がやろう」と陶芸を志す。
京都で技術を習得後、九谷青窯(くたにせいよう)に入社。
入荷するとすぐに売切れてしまう人気の器「色絵花繋ぎ」のつくり手として知られている。
現在はフリーの陶工として、金沢にある工房で新たな作品をつくりだしている。

しばらく前になりますが、たまたま付いていたテレビで、
徳永遊心さんの特集をしていたのを見ました📺
有名な作品が「色絵花繋ぎ」

お皿のフチに花や蝶の模様が描かれており、和・洋・中どの料理にも合うデザインになっています。
テレビで紹介されていた時の記憶では、このお皿のフチ模様の色は、
陰陽五行説の五色が、元にされているそうです。
「木=青、火=赤、土=黄、金=白、水=黒」

各色に当てはまる食材は次の通りです。

◇青―ほうれん草、小松菜、ブロッコリ―、春菊、セロリ、緑茶など。
◇赤―なつめ、クコの実、トマト、人参、クランベリー、赤ワインなど。
◇黄―とうもろこし、かぼちゃ、じゃがいも、大豆、きび、黄花菜など。
◇白―白米、大根、かぶ、れんこん、白きくらげ、百合根、白ゴマなど。
◇黒―黒きくらげ、しいたけ、昆布、黒ゴマ、黒豆、黒米、など。

画像1

「色絵花繋ぎ」に料理を置くと、美味しそう!

画像2


置いた料理がとても華やかに見えるのは、たとえ1色、2色の料理であっても、フチ模様の5色によって、まるで5色すべての食材が揃っているように見えるからだろうと推測されます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?