SMに興味ありますか? 5

Dがトイレから戻ってくる。
これからどうする?
近くに行きたかったカフェあるから行く?
スマイルでオッケーをくれる。
お会計は彼がしてくれた。
ありがとう。
anytime for you. 
外に出て、僕の車で行こうと言う。心の中で、うわー2人きりやんってドキドキする。彼は察知し、急に緊張してどうした?と聞く。nothingと答えるが、隠してもすぐ分かるよと言う。2人っきりの密室になって緊張した、と言うと、僕もと言う。下着履いてないんでしょ?と聞かれて。履いてない、私は指示に出来るだけ従うよと答えると、good slutと言われる。BDSMの時、SがMによく呼ぶ名slut。

カフェに着きオーダーし、また世間話や、世界の動きの話をする。人それぞれみんなどこか魅力があり、学歴がなくてもどこかでみんな違う能力があると、とても人を平等に見る人だなと思った。BDSMのトピックにほぼ触れることなく1時間ほど喋ると、そろそろ家に帰った方がいいと思うよと言われ、時間を忘れていた私。家を出てから3時間たっていた。ほんまやん。Good call. 初めに行ったレストランに戻るまで、ほぼ無言でも心地の良い関係になっていた。私はもうちょっと一緒にいたかったけど、夫が不審に思う前に帰らなければ行けない。レストランの駐車場について、ギアをパークに入れて、くるっとこっちを向く。あ、きたきたキスの瞬間?と思ったら、キスすると思って緊張してる?と聞かれる。こういう言葉遣いがほんと上手い。yesと答えると、ぐっと顎をもたれキスされる。優しい若い頃の初キスとは違う。キスから、もうBDSMな仕方だ。you are beautifulと言われ、軽く顔を叩く。キスを続ける。次は首をもたれ、軽く絞める。体が一気にコントロールされている感じがする。私はこう言う性の関係を求めていたと実感する。今日はここまで。と彼は言う。まだまだ足りない気持ちになる。can’t wait to see you next timeと言ってハグと軽いキスをし別れる。私の車まで送ってくれる。家に着いたら連絡してね、と言われる。車に乗り、今何が起きた?と夢の世界から実際の世界に戻る。20分運転している間に、いつもの良き母、良き妻に戻る。家に帰るといつもの生活があるが、私の心と頭はフワフワしている。さっき会ったばっかりなのに、次会うことが待ちどうしい。

次は家に帰ってからの話。続

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