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「空白の期間」

人によっては空白がなく、毎日忙しく仕事をしている人が多いかと思います。僕の場合は、どちらかというと定期的に「空白の期間」がありました。

この「空白の期間」は、自分の価値観を見直す意味でも、結構重要かと思います。資本主義社会においては、この履歴書における空白の期間は、特段日本社会ではまだまだマイナスな印象が強いかもしれません。

けれども、空白期間は個人の体験、個人の人生観においてはお金では表すことができない価値として貴重だと思っています。

その空白の大切さを、ヨーロッパでは「バカンス」として毎年働く仕組みに組み込まれてい流のではないでしょうか。日本でも最近ではGWなどは、結構な長期休みにもなるので、ちょっとしたバカンスではないかと思っています。

余談ですが、僕が以前フランスにいた時は、バカンスを利用して忙しなく様々な国へ訪れていましたが、欧州の人々は一ヶ所だけにとどまり、そこでゆっくり過ごすのが一般的なようです。フランスではバカンスでは毎年キャンプする家族も多いです。

さて、実際にGWでの時間の過ごし方はどうでしたでしょうか。最初は休みが多くて単純に面白いですが、終盤になると暇すぎて、そろそろ仕事をしたいなと思うこともあるかと思います。人間空白があると、無意識に何か埋めようとする習性があります。

そのため、普段は忙しくて考えられないことも、時間があると考えることができます。将来についてじっくりと考えたり、普段は読むことのない本を読んだり、人と会ったりする機会を作ろうかなと思うこともあるのではないでしょうか。

空白を作ることで、長期的には自分の人生を豊かに、そして内省する時間にもなると思っています

浪人時期、会社を辞めて駐夫としてフランスで過ごしていた時期、会社を退職後、次の転職先までの期間。定期的に空白期間がありました。忙しく働いていた頃の記憶はあまりないですが、暇を持て余していた時期の方が、ダラダラと人に会ったり、本を読んだりと、充実していた気もします。

日本の場合は、まだまだ転職することなく新卒から定年まで1社で仕事をし続ける人が多いかと思いますが、定期的に転職することも個人的には全然ありだと思います。

「空白の期間」意図的に作ってみませんか。本日は以上です。



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