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春休みのリーディングリスト

はじめまして。
3月まで美学芸術学というところで勉強していましたが、4月から同じ大学の大学院で、社会学専攻として再スタートする予定です。
先週卒論の口頭試問が終わって、今週あたまに単位が来ていたことが分かったので、たぶん予定通り春から院進できそうです。

自己紹介等は追々できればと思っています。

さて、私は、今シーズンは完全に文献を読むことに振り切っているのですが、読めば読むほど、関連文献が芋づる式に増えてきてしまうわけで、「積ん読」も無限増殖して、せっかく気になっていたのに忘れてしまうこともあります。

そこで、noteに個人用のリストを載せて、管理しておこうと考えました。
まだ簡単なメモの状態なので、外国語文献で訳が複数あるものなどはあまり特定していません。随時加筆・修正を行なったり、簡単な要約を付記してのちのちパッと見返せるものにしたりして、有効に管理できるようにしたいと思います。

思想も、芸術学も、社会学もまだまだ初心者も初心者なので、もし、リストの中で「これ読んでいるよ!」とか「この分野ならこれも読んでおくとよいよ」などございましたら、ぜひ教えてください。

(“*” は現在読んでいる途中、 “★” は通読完了のもの)
【教養・思想一般】
ニーチェ『道徳の系譜学』
ニーチェ『善悪の彼岸』
フーコー『知の考古学』
ヘーゲル『歴史哲学講義』(長谷川宏訳)
古井由吉『ロベルト・ムージル』

[フランクフルト学派]
*ベンヤミン『複製芸術』ほか
★アドルノ, ホルクハイマー『啓蒙の弁証法』
ホルクハイマー『理性の腐蝕』
アドルノ『否定弁証法』
*アドルノ『否定弁証法講義』
アーレント『人間の条件』
*ハーバーマス『他者の受容』

[ポスト・モダン、人文知、サイエンス・ウォーズ]
*リオタール『非人間的なもの』
★リオタール『ポスト・モダンの条件』
リオタール『文の抗争』
★金森修『サイエンス・ウォーズ』
金森修『「生政治」の哲学』
*アラン・ソーカル, ジャン・ブリクモン『知の欺瞞』
*イアン・ハッキング『偶然を飼いならす』
*ラトゥール『科学がつくられているとき』
*ラトゥール『虚構の「近代」:科学人類学は警告する』

[大衆批判]
*スローターダイク『シニカル理性批判』
*スローターダイク『大衆の侮蔑』
カネッティ『群衆と権力』
ブーヴレス『合理性とシニシズム』
ムージル『特性のない男』(加藤二郎訳)
*松本礼二『トクヴィル研究』

【美学・芸術学】
ヴォルフガング・ケンプ『レンブラント「聖家族」:描かれたカーテンの内と外』
*モリス『記号理論の基礎』
ヘーゲル『美学講義』(長谷川宏訳)
ブルデュー『美術愛好』
★ブルデュー『芸術の規則』1
*ブルデュー『芸術の規則』2
ルーマン『社会の芸術』
ハンス・アビング『金と芸術』
*倉橋・大塚『芸術社会学序説』
ルーシー・R・リッパード『6年間―1966年から1972年にかけての、アート対象の脱物質化』
クレア・ビショップ『インスタレーション・アート』
*クワステック『デジタル・アートにおけるインタラクションの美学』
クリスティアンヌ・ポール『ホワイトキューブの内側とその彼方へ』
アンドレアス・ヒルシュ『アルスエレクトロニカ史』
*クリスティアンヌ・ポール『デジタル・アートの手引き』
*クワランタ『ニューメディア・アートを越えて』
シュピールマン『ハイブリッド・カルチャー』
バーバラ・ロンドン『ヴィデオ・アート』
Chen, Wang, "Interactive Installation Art & Design."

【社会学】
*ラトゥール『アクターネットワーク理論入門』
*コールマン『社会理論の基礎』上
コールマン『社会理論の基礎』下
*船津衛・宝月誠『シンボリック相互作用論の世界』
レヴィ=ストロース『構造人類学』
レヴィ=ストロース『野生の思考』
*ハンズ・ヴァン=マーネン『アートの世界の研究法』
フーコー『性の歴史Ⅰ-知への意志』
*フーコー『性の歴史Ⅱ-快楽の活用』
フーコー『性の歴史Ⅲ-自己への配慮』
*ブルデュー『ディスタンクシオン』1
ブルデュー『ディスタンクシオン』2
★ハーバーマス『公共性の構造転換』
*ハワード・S・ベッカー『社会学の技法』
★赤川学『セクシュアリティの歴史社会学』
赤川学『性への自由/性からの自由』
佐藤健二『柳田国男の歴史社会学』
佐藤健二『社会調査史のリテラシー』
*ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(大塚久雄訳)
*デュルケーム『自殺論』(宮島喬訳)
*デュルケーム『社会分業論』上・下(井伊玄太郎訳)
ボードリヤール『物の体系』
ボードリヤール『生産の鏡』
*ボードリヤール『記号の経済学批判』
*ボードリヤール『消費社会の神話と構造』
★見田宗介『現代日本の精神構造』
*野沢慎司編『リーディングスネットワーク論 : 家族・コミュニティ・社会関係資本』

[時間意識]
★若林幹夫『未来の社会学』
*真木悠介『時間の比較社会学』
中島義道『時間論』
ベルクソン『時間と自由』
フッサール『内的時間意識の現象学』

【メディア論】
フルッサー『テクノコード』
*ヘーリッシュ『メディアの歴史』
★佐藤健二『ケータイ化する日本語』

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