失敗する権利

先日、小1の息子が
教科書の忘れ物をしたらしく
持ち帰ってきた配布物にメモが貼られていて
「持ち物の確認を親子でしてくださいね」
と担任の先生から一言。

その日に必要な持ち物や時間割のプリントが
1週間分印刷されたものを毎週渡されるので

初日こそ
プリントの見方や準備を共に確認したけれど
基本的には息子本人に任せていました。

教科書を忘れてどうしたのか聞いてみると
忘れたことは先生に言ったけれど
隣の子に見せてもらうわけでも無く
代わりの教科書を用意されたわけでもなく
教科書ナシで授業したのだそうで。

それで困ったことがあったかというと
そうでもない様子で
もちろん息子が気付かぬ先生の気配りがあってこそのその結果かもしれないけれど。

忘れた原因としては
その教科の授業があるのは知っていて
入れたつもりでいたのと言うので
入れたかどうか再度確認をできるのか
手伝いが必要なら一緒にやろうと思うけど
明日の準備どうする?と聞いてみると
「今日もひとりでやる」と言うので
任せることに。

そしてその旨を先生に伝えるためのメモを
提出物に貼り付けて、息子に持たせました。

するとまたお返事のメモが返ってきまして

内容としては

✪1年生で学習のスタートであるので自分でやっても必ず大人が確認や見届けをしてほしい。

✪最終的に自分で行えるようにするのが目標。

✪自分一人でやるという気持ちを大切にされているのは素晴らしい。

✪一年生の間は親御さんも大変ですが、
あとで楽になると思って協力してほしい。

✪寝てる間にこっそり確認もありですよ。

ざっくりこんな感じ。


ふむ。

まず「学習のスタートであるので大人の確認をしてほしい」の奥にある真意がわたしには見えなくて。

スタートでつまづくことなく出来るだけスムーズにいかせることがこの先の子供に良い影響を与える、ということなのだろうか?

そして
もちろん私も、すぐに全て一人でやれるとは思っていない。一人でやれるようになるのが目標なのもわかる。その目標に向かっていく道筋が私と先生では違うということなのかな?

私のやり方は
おそらく先生からすると、少し横暴で
せっかちに感じるのかしら?

あと
「自分一人でやるという気持ちを大切に」
たしかにそう思っているけれど

それよりも
「失敗する機会」を奪わないこと。
私が子育てにおいて
大切にしたいと思っていることのひとつです。

成功体験からの自信も大切だけど
失敗という経験から得るものって
それ以上に大きいと思うんだよね。

こんなことを言うと
先生や周りに迷惑をかけるんじゃないかと
気にされたり指摘する人もいるかと思いますが

迷惑をかけずに
生きていける人間なんていないし

迷惑をかけた時どうするのか
迷惑をかけられる側になった時どうするのか

それを身をもって体験してほしい。

何百人と生徒を見てきた先生にしか
わからないこともあるでしょうが

これが
一人の我が子を見ている母親の思いです。

子供の「失敗する権利」を奪わないように
放置するのではなく、見守りたいなあ。



こちらの気持ちを汲み取ろうと気を配りながら書いたのであろう先生の文章を読みながら、
こんなめんどくさい保護者ですいません…
と頭の下がる思いでございました。
私には先生という職業は絶対できないもの。
ありがたやありがたや。

最後に…
夜中にこっそり確認してまで
子供に忘れ物をさせない利点ってなんなのか
無い頭を出来る限り使って考えてみたけど
わたしにはわからんかった!

以上。

インスタも、同じ名前でやってます。
見てみてね〜


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