憂国の翁

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「これでいいのか?日本の税務署!」③

「これでいいのか?日本の税務署!」③ 前回は、白河地方税務署に出向いた際に何があったのかを述べたところで終わったが、その後Aさんは税理士に事情を話して納得のいく申告をやり直せないかと相談している。 税理士は農場経理帳簿や証憑書類に基づいて調査し、正確な納税額を算出したところ、4年分の合計額で比較して、白河地方税務署が作成した申告書の3分の1を下回ることが判明した。 税理士は〇〇農場税務代理人税理士として白河地方税務署に異議(更正請求)申し立てを行ったが、それに対する回答

    • 「これでいいのか?日本の税務署!」②

      「これでいいのか?日本の税務署!」② 今回は、 1 Aさんの経歴と農場経営の実態。 2 Aさんが抱えていた問題。 3 白河地方税務署で起きたことの詳細。 の順に述べていく。 ①Aさんの経歴と農場経営の実態 Aさんは昭和28年に福島県西白河郡矢吹町で出生、中学卒業後に横浜の印刷会社に3年間勤務した後、矢吹町に戻りガソリンスタンド店員、呉服店の店員、不動産会社の受付等の職業に就き、23歳の時に個人で農場を営んでいたB氏と結婚。 以来、子牛の育成販売と生乳の販売等を中心とした畜産

      • 「これでいいのか?日本の税務署!」①

        「これでいいのか?日本の税務署!」① 先日相談を受けた、とある女性の話である。 ある地方税務署が税務申告の際に示した態度と、その際におこなわれた事務処理の理不尽さは耳を疑うものであった。 (相談の内容) 当時67歳であった農場経営者の妻が(仮にAさんとする)、税務申告について福島県の白河地方税務署からの呼び出しに応じて出向いたところ、 ・個室に案内され、三人の担当官が入室した ・会話を録音する旨の通告を受けた ・Aさんが持参した納税申告書(個室に入る前に窓口に提出し、受付

      「これでいいのか?日本の税務署!」③