見出し画像

春の代名詞。 壱

さくら咲く。

瞬きひとつで消えてしまいそうな花びらが
そっとふわり掌へ。

ほんのり淡紅色から白色のグラデーション。

内側からそろりと雪を溶かしていくよう。

目に移す度、心が丸ごと惹かれてやまない。

花が団子か、選ぶならば迷わず花。

哀しいくらいに、意識の中でさくらは
声を上げるのだろう。

「わたしを見て」って、恋する乙女みたいに。

薄命を燃やして、美しく、懸命に。

だから、きっと心を掴んで離さないのだ。


さくら咲く。

愛しき、散りゆく花よ。



さくら。


追記:昨日、桜が奇麗に咲いていたもので、一時見惚れてしまいました。

桜って、どうしてあんなに美しいのか!

写真は撮ったものの、離れるのが名残惜しかったですね。

次来たときには、もう姿を変えて、葉桜になっているのかもしれないと思うと残念で…。

まぁ、葉桜は葉桜の魅力がありますがね!

桜は本当に、期間限定のレアな姿なので、見納めとかないと…!(必死)

なんて、桜を満喫した日でした。


この記事が参加している募集

#桜前線レポート

3,647件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?