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「あなたはあなたよ。 どんな自分もあなたの中の一部なの」 温かいはずの言葉がうまく胸に馴染まない。褒められるたび、別の誰かが褒められているような気がしていた。 僕は、昔のまま、何も変われていないのではないか。 「あなたは良い子ね」 家族は言ってくれた。 「優しくて、真面目な人だね」 友達は言ってくれた。 でも、本当の僕はそんな人間じゃないんだよ。 笑う裏で、嘲笑っている。 どうにか変わりたくて、 過去の自分を消したくて、 必死に藻搔いて足掻いた結果なんだ。 『
言葉とは、時に 優しく、やわらかい毛布のようであり、 鋭くて、とがった刃物のようだ。 言葉とは、時に 快く、あったかい陽だまりのようであり、 苦しく、つめたい暗やみのようだ。 言葉とは、時に 癒し、心に透きとおる薬のようであり、 傷つけ、死にさらす劇物のようだ。 言葉とは、 選び方、遣い方、表し方、捉え方が 多種多様に在る。 人それぞれ、“自分”をもっていて、 1人ひとりの蓄積した過去によって、 言葉は形成されていく。 つまり、自らが用いる言葉は 自分自身を映す『鏡
花の香纏い、君は咲く。 瑞々しくも、艶やかに咲く。 紅さして、君は咲く。 高まりながら、鮮やかに咲く。 優しさ宿し、君は咲く。 たどたどしくも、柔らかに咲く。 光を帯びて、君は咲く。 彩り添えて、華やかに咲く。 追記:花を見ながら、ふと書いてみた 詩です。 始まりの季節である、春。 其々に動き出す人々も、咲き誇る花々も、 その姿は美しく映えますね。 一歩ずつ前へ踏み出す季節が、春。 私達に与えられるものは平等ではなく、 時間ですら不平等なのかもしれません。