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MUUK を通じて実現していきたいこと



こんにちは!MUUK share salonの平良です。
本日は勝手ながら、MUUKオープンにあたっての想いやシェアサロンを通じて実現したいビジョンについてをご紹介できればと思います。


1. 美容業界の現状

そもそも美容業界というのは、未だに旧態依然で時代にフィットしない、昔からの悪い慣習や風土が残っている業界です。

業界の課題としては以下となります。


①給料が低い

2年間専門学校に通い、国家試験に合格し、厳しい労務環境で無事にスタイリストになれたとしても、待っているのは美容師の年収中央値が312万円という悲しい現実です。

これは一般企業に勤めるサラリーマンよりも約70万円の年収差です。

最低賃金以下で雇い入れているサロンもまだまだ多く残っており、仕事を楽しむ前に将来の不安が大きい業界です。

(僕が初めて原宿のサロンで就職した時、初任給の手取りは9万円でした。笑)


② 休みが少ない

土日祝日は顧客のニーズが多く、強制出勤のサロンがほとんどで、週休2日も休めていないサロンもあります。休日も撮影やサロン行事で強制収集をかけられることもあり、しっかりした休日は月に数日程度。親友の結婚式や子供行事に行けないなんてこともありえる環境です。

(僕は月5日休みの契約が、実際は月2日休みになっていたこともありました…)


③長時間労働

1日の営業時間も長く、その後に後輩の練習会やミーティングなどで1日15時間以上もお店にいることも。そのほかにもオーナーや先輩が帰らないと、退勤できないという店舗独自の忖度があることも。

いくら「得意を活かしたい」「人をキレイにしたい」という想いがあっても、働く環境や職人気質な風土によって、新卒が3年で80%も辞めていくという、生き残りがむずかしい業界なのが現状です。


これらの課題は、後世に残したいとは思えない文化ですし、自分たちの世代でどうにか無くしていきたいという想いもありました。


2. シェアサロンなら自分らしく働ける

シェアサロンという仕組みであれば、今ある業界の課題を解決して美容師の「仕事」に対しての見え方や捉え方を変化させることができると期待しています。


①高還元

一般的な美容室では還元率40%〜45%程度ですが、

シェアサロンの場合はマネジメント、集客、薬剤コストがかからないこと、自動化で経営コストを抑えることで、70~80%程度の高還元率を実現させました。

シェアサロン美容師の平均年収は700万程度まで推移し、頑張り次第で年収1000万円も目指せます。

それにシャンプー台、スチーマー、業務用エアコンなどの高額な機器も、故障や買い替えといった急な出費の心配もありません。

借金をして一人サロンを経営するよりも初期費用と維持費、どちらも安くなるので新たな独立のカタチを作ることができます。

モノを持たずに経営できる身軽さは、まさにシェアサロン美容師のメリットです。


②自由度

さまざまな面で自由で、物や場所、ルールに縛られることなく働けます。

具体的にはメニュー内容、価格、使用する薬剤、営業時間のすべてが自分で決められます。

例えば夜だけ営業したり、ハサミを握らずにスパニストとして売り出したり、イメージコンサルタントとしてヘア、メイク、ファッションをトータルでプロデュースしたりと一口に美容師と言っても、色々なスタイルで顧客にアプローチすることができます。


そして集客力を身につけることで、様々な場所で働くことも可能です。

平日は田舎で働き、土日は東京で働くなどデュアルワークも可能なので、自由度と共に自分自身の価値観や創造性にも変化を生むことができます。


シェアサロンでこれらのメリットを最大化させながら働くことで

「仕事=労働」のような、生活のために我慢しながら働くというイメージから、

「仕事=活動」という、自己実現を叶えるものという価値に変えていくことができます。


MUUKでは「Work Positive」というコンセプトがあります。

「美容師の働くを良くしよう!」「働くをポジティブにしよう!」

といった意味が込められているのですが、実行に移している段階です。


3. 3つの壁の存在

シェアサロンのメリットを活かすことで、仕事の価値観をプラスに働きかけることはできますが、僕はそれだけでは十分条件でないと思っています。

シェアサロンができたことで働く環境自体は良くなりましたが、シェアサロンで働く美容師にとっての障害になるものはまだあります。

具体的にすると主に以下のとおりです。


① 集客の壁

今までの環境ではサロンが集客していましたが、シェアサロンでは自分自身で集客する必要があり、ここで経験のない多くの美容師が不安を感じます。

フリーランス美容師にとって集客できないと生活に影響しますし、効率的な集客法を知らなければ無駄な手間とコストがかかってしまいます。


② 税務、法律の壁

フリーランス美容師の場合、自身で確定申告をする必要があります。その際、税に関しての知識がないとより多くの税金を支払うことにもつながります。

顧客とのトラブル時の対応策や、自分に関係する法律改正への情報感度も高く保つ必要があります。


③技術スキルの壁

半個室で一人で仕事が完結できる環境なので、他人の技術を間近でじっくり見ることができませんし、外部のセミナーなどに行けば新しい情報も入りますが、同時に時間とコストもかかります。


これらの問題をどうサポートしていくか?が非常に重要だと感じています。



4. MUUKのこれから


たとえ新たな働き方ができたとしても、単に高収入が実現できる環境というだけではレンタルサロンとなにも変わりません。

そもそもシェアサロンで働く人はプロの美容師でもあり経営者でもあるので、濃密で解像度が高い知識や経験を持っています。

せっかくならさまざまな知識や情報、スキルをシェアしあえる文化やコミュニティを醸成し、周りにも好影響を与えていけば、個々の力が最大化するような環境にしていきたいと思っています。

「シェアサロンだからこそできること」にフォーカスした文化を作っていくことが必要で、それを実現するためには以下の考えをプラスしていこう考えています。


①共創・協働文化を醸成すること

「CONNECT,COLLABORATE,CREATE」

「つながる、協働し、新しい価値を生み出す」

ただ個々で働くだけではなく、個々で高め合える環境づくり。

ただバックルームで会話しているだけでは新しい価値は生み出せません。

そのためには自然と一緒に練習ができる環境だったり、デスクワークやミーティングなどのさまざまな活動を支えられるようにフリーアドレスデスクを用意したり、皆でスキルアップや情報共有がしやすい環境や機会を設けていきたいと思っています。


②ウェルビーイングなライフスタイルを提供すること

多様な価値観が受け入れられる時代、人生100年時代と言われる現代で働く人にとって、

ライフスタイルを充実させたり、心身ともに健やかにライフスタイルを送れることは必須なスキルになってきます。

MUUKで働くことでウェルビーイングなライフスタイルを手に入れられる。

そんな環境づくりを実現していきます。


具体的には

・ヨガスタジオ併設

・夕陽がキレイに見える空中階のサロン

・中庭が見えてリラックスした状態で働けるサロン

・海の見えるサロン

などなど、ワーケーションに近い感覚で仕事ができる環境を整えることでMUUKの独自性と働く美容師QOLを高めたいと考えています。


5. まとめ

いかがでしたでしょうか?

今は自己実現の時代。自分自身を理解し、自分の情熱に従って生きることが、以前にも増して重要視されている時代でもあります。

さらには多様な働き方と個の時代という流れもあって、世の中にシェアサロンがもっと増えていくと予測しています。

ハード面はどこも同じようなシェアサロンですが、中身のソフト面は文化や想いがそれぞれにあって千差万別です。

僕たちは、ただレンタルスペースとして「場所」や「セット面」を提供することと捉えていません。MUUKを通じて「今までにない新しいライフスタイル」を提供したいと思っています。

MUUKを通じて、美容師の仕事を「Work Positive」にし、まだ世の中にない新しい価値を生み出していきたいと思っています。


MUUKシェアサロンでもフリーランス美容師の利用募集を行っております。

是非一度見学に来てみてくださいね!

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