【東洋医学#10】全身に血を送り、精神をつかさどる─”心”
今日は、心のはたらきと不調が起こった時の症状についてまとめます。
前回記事では「肝」についてまとめました。気になる方は下記からどうぞ。
\関連記事/
心のはたらき
心の主な働きは、肝から届いた血をポンプのように全身に送り出すことです。また、意識や思考をコントロールしています。
心は拍動し血を血脈に送りこむことで、全身に血を送り出します。
「皇帝内経素問*」に「心とは生の本」とあるように、心は生命活動の根本を担う臓器です。
心の拍動が止まると、生命も終わってしまうのです。
現代でも、古代中国でも、心臓が精神活動と関係していると考えられています。
心は意識や思考をつかさどる器官です。物事を考えたり、判断する、行動するといった精神活動に関与します。
心が働いて全身に血が巡ると、意識が明晰になり活動的になります。
心のトラブル
心の機能が弱まると、動悸、不整脈、胸苦しさなど、循環器系の不調につながります。
全身の血が不足して、貧血、息切れ、顔色や舌が青くなり、手足の冷えが強くなります。
多汗症、舌がもつれる発語障害、味覚障害なども心の変調が影響しているとされています。
また、些細なことで驚く、不安を感じやすくなるなど、精神状態にも影響が現れます。
判断や記憶力の低下、よく夢をみて眠りが浅くなるなど、睡眠障害にもつながります。
心が関係する感情は「喜」
喜びも過剰になると精神のバランスが崩れ、ちょっとしたことで悲しみを感じるようになります。
さいごに
今日この記事をまとめながら、20代前半の私を思い出しました。
その頃の私は、とても不安症で夜もなかなか寝付けずにいました。
毎晩眠りも浅いし、夜中に突然心臓がバクバクと鼓動を立てて飛び起きてしまうことが多々ありました。(50m走を全力で走り切ったあとみたいな息切れと、心臓の動き)
もっと早くケアしてあげれば良かったのですが、その当時は自分の身体に何が起こっているのか本当に分からずにいました。
「そろそろ気づけ」と警告を鳴らしていたのかもしれませんが、「私はそんなにメンタルが弱い人間じゃない」と認めたくなかったのかもしれません。
やっぱり何事も早期発見と予防が大切。
健やかな毎日を過ごすためにも、セルフケア意識して取り入れたいものです。
では、今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
皆さんの旅記事も参考にしながら、残り少ないオーストラリア生活楽しんで参ります。
❇︎ ❇︎ ❇︎
\精油のレッスンが開始しました/
学んだことはどんどん追加していく予定ですので、ぜひ精油手帖を登録しお待ちいただけると嬉しいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?