見出し画像

荒木飛呂彦先生の生き様に感動してきたこと、生き方を変えたこと


タカウチです。
映画とか近況書くとか言いながら結局ジョジョのことばかり書いてますが、今日はなぜそれだけジョジョに魅力があるか、を書きます。

まず自分について

タカウチがブログなど発信し始めたのは30代前半です。
ずっと好きだったジョジョについての解釈で、ピッタリ来るものがなかったので、それなら自分で書こうと思ったのがきっかけです。

そして、ちょうどその頃に転職や結婚などもあり、人生設計をしっかり見直すことになりました。

人生の目標設定を改めるとき、ジョジョは本当に助けになりました。
ジョジョの主人公は常に強大な壁に挑戦しています。
それは越えられないほどの壁であることも多いです。
それでも自分自身の力でもがき、仲間と死闘を乗り越えます。
ただ生きる、ただ死ぬより大事なことのために生きる。そんなカッコいい生き方を選択するように、今なお僕はチャレンジしています。

荒木先生の実績

ジョジョの漫画家、荒木先生はその見た目が40年間ほとんど変わっていないという若々しさでよくネタにされています。
この荒木先生について知れば知るほど、仕事へ取り組む姿勢、挑戦の姿勢にめちゃくちゃ刺激を受けます。

さて、ジョジョ第4部に岸辺露伴というスーパー漫画家が登場します。
週刊連載ながらもアシスタントをつけず1人で、しかも4日で原稿を完成させてあとは休暇と旅行を楽しむという、荒木先生のある意味での漫画家としての理想のキャラです。

ただ、荒木先生自身も露伴に近い生活をされているんです。
週刊少年ジャンプの新年特大号かなにかのインタビューに回答されていたのですが、本当に早朝に起きて健康的に生活をして、締切に追われるどころか余裕を持って原稿を描かれていたようです❗️
イメージとしては夏休みの宿題を7月中に終わらせる、みたいなことを毎週している感じでしょうか。

これが20歳でデビューしてから40年以上、現役で連載を続けている漫画家のすごさなんだと思います。
週刊連載をもって売れている漫画家というだけですごいですが、
それを40年継続させていること、
全世界累計発行部数1億3000千万部突破していること、
省庁から数々の賞を受賞していること、
フランスのルーヴル美術館で原画展をひらいていること、
GUCCIとコラボしていること、
などなど挙げたらきりがないほどの実績を出されています。

この実績の原因には毎日健康的に過ごすために、朝早く起きる、運動を欠かさない、右手で描き続けると腱鞘炎になるから左手でも描けるようになる、といった努力をされているとインタビューで答えていらっしゃいます。

ある種狂ったほどに徹底した、「仕事のための地味な習慣」と、「期日前倒しで仕事をする」という仕事の姿勢に身を正されます。

人間讃歌

上述の通り、大きな実績をあげられている荒木先生ですので、もう生活のための漫画を描いていらっしゃらないはずです。

それでも今なお現役で漫画を描き続けています。
そして、描くならジョジョになってしまう、という発言をされています。

これはずっとジョジョを描いてきたから、話がジョジョになってしまう、という意味ではないと考えています。
ジョジョには一貫したテーマ、人間讃歌があります。
この人間讃歌こそが荒木先生が一生かけて描き続けたいテーマだから、描く作品が人間讃歌=ジョジョになってしまう、という意味なんじゃないでしょうか。

自分にこれだけの「生き様」とでも言うような、人生で明かすべき生きる理由があるのか?
自分はなんのために生きるのか?

ビジネス書にも出てくるような言葉ですが、それを何十年と継続して生き続けている荒木先生を知った時、当時転職など迷っていた僕にはとても響きました。
自分の生きる道は、たとえ困難であろうとも、もっと良くなる可能性のある道だ、と決めていったように思います。

さて、荒木先生の掲げる「人間讃歌」とは、人間は素晴らしい、というテーマです。
当たり前と言うかシンプルすぎるテーマですが、これは荒木先生が編集者に何かテーマについて書けと言われて即興で答えたものだったそうです。

生き様、人生のテーマの出どころなんてそんなでも良いんだと思います。
仰々しく掲げたお題目、ハリボテの看板ではなく、生き続けていることが大事です。

そして荒木先生はこのテーマを毎回自らハードルを上げて、それに対して試行錯誤されています。
ジョジョ第一部においても、強大な悪の吸血鬼ディオに対して人間がどう勝つのか?
と人間讃歌を追求しています。
さらに話が進むにつれ、究極の生命体に勝つには?
特殊能力者に勝つには?街中に潜む殺人鬼の恐怖に勝つには?
生まれながらに悲しみを背負うものたちでも人間讃歌を全うできるのか?
先祖からの因縁に勝てるのか?
敵側が正義でも人間讃歌は貫けるのか?
人間社会や震災のようなどうしようもないもの相手でも人間讃歌足り得るのか?

本当に物凄いチャレンジです。
生き様がチャレンジャーです。

終わりに


僕は転職や職場の人間関係に悩んでから、どうやったらもっと良くなれるのか、家族も自分も幸せにできるのか、自分が満足と言える生き方なのか、考えました。

だから荒木飛呂彦先生にも惹かれましたし、その生き様が投影されているジョジョの奇妙な冒険がより好きになりました。

どう生きるのか、そこのヒントになるかもしれません。
男女問わず、読むことをおすすめします!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?