アサヒビールの売上前年同月比152%はあの商品のおかげ!
アサヒビールを擁するアサヒグループホールディングスは販売動向の月次データを毎月公表しています。
これを見るとアサヒビールのカテゴリー別売上金額の前年同月比、前年比がわかるのですが、一つ大きく前年より売上が上がったカテゴリーがあることがわかります。
それがRTDです。
RTDの前年同月比は152%と驚異的な伸びを見せています。
ちなみにRTDとは「Ready to drink」の略で「すぐに飲めるもの」という意味です。
具体的には栓を開けてから何も手を加えずそのまま飲める飲料を指し、缶チューハイや缶ハイボールがRTDに該当します。
ちなみにRTSというものもあり、これは「Ready to serve(注いで飲むもの)」を意味します。
具体的にはレモンサワーの素やお茶ハイの素などを指します。
アサヒビールのRTDが非常に伸びている理由についてピンとくる人も多いかもしれません。
その理由はある製品が販売され始めたからです。
6月11日から首都圏・関信越で販売された「未来のレモンサワー」はSNSでも非常に話題になりましたよね。
また、4月から販売している「GINON」も好調な売上を見せています。
アサヒグループホールディングスは2023年に立ち上げた「Asahi RTD INNOVATION 2025」の取り組みを加速させ、新ブランドの本格展開を開始すると発表しています。
「GINON」や「未来のレモンサワー」はその一環であり、今後もアサヒグループホールディングスはRTDを市場投入し、22年比1.5倍の成長を目指すとしています。
国内ビール市場は年々減少している一方でRTD市場は右肩上がりで成長しています。
そのためアサヒはここに注力しているのでしょう。
アサヒグループホールディングスのビール事業は海外に軸足を移しつつあり、業績も好調です。
国内のRTD市場もシェアを獲得できれば国内外で収益の柱ができることになります。
個人的にアサヒのビールが好きなのでこれからも応援していきたいですね。
アサヒグループホールディングスについては以下の記事で詳しく書いていますので読んでいただけると嬉しいです。
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