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精神疾患になっても人生は詰まない

私は統合失調感情障害という精神疾患がある。
簡単に説明すれば統合失調症とうつ病が合体した、みたいな病気だ。私の場合ほぼうつ病らしい。

「精神疾患になったら人生詰むから、みんな心身を大切にね」

みたいな言葉をツイッターとかで最近よく見る。
「みんな心身を大切にね」に関しては超同意である。しかし、「精神疾患になったら人生詰む」に関しては「え、何年も前から精神疾患の私はどうすればいいんですか」となる。当たり前だ。

精神疾患になったら、たしかに日常生活がままならなくなったりする。事実私も現在無職であるし働くことをしばらく考えられる病状ではない。
それでも、「人生詰む」には到底納得できない。

精神疾患になったことがない人が「精神疾患になったら人生詰む」と言っているとしたら私の感想は「人間なめてんじゃねーぞ」であるし、精神疾患の経験がある人、現在精神疾患で苦しんでいる人が言っているのなら「気持ちは分かる。でも人生を諦めてほしくない」である。

精神疾患を患った私が、時々苦しみながらも毎日お薬を飲みながらも死にそうな顔をして歩きながらも、「たまには良いことあるじゃん」と笑える瞬間があればそれは、もしかしたら誰かの小さな希望になれるかもしれない。そう思って私は生きている。

だから私はあなたにも、自分の人生を諦めてほしくない。それはいわゆる「普通の幸せ」というやつを目指してほしいという意味ではない。「自分の幸せ」を見逃さず大切にしてほしい。

この文章は読んでいる人に向けてもいるし、私自身に向けてもいるのだろうね。

あなたへ、
ともにぼちぼちと生き残りましょう。
わたしより。


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