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めまいついて

烏丸御池クラニオ治療院 院長の上原広一です。

今回は突然おそわれる、めまいついて書きますね。

めまいはなぜ起きるの?

わたしたちの内耳の奥には、三半規管や蝸牛があり、リンパ液に満たされています。このリンパ液の振動や流れ方によって、音を感じたり、からだのバランスをとったりしています。この内耳のリンパ液は常に一定に保たれるよう、自律的に産生と吸収がされています。

この産生と吸収のバランスが崩れ、蝸牛管の中のリンパ液が増えすぎて内圧が高くなるとめまいが起こります。

めまいの種類

通常めまいは、どこで病変が起きているかによって末梢性めまい(耳性めまい)と中枢性めまい(脳性めまい)に分けられます。

内耳前庭から前庭神経までで脳以前の病変で引き起こされるものを末梢性めまいと言い、脳内の前庭神経から前庭神経核とその伝導路、小脳、大脳などの病変から引き起こされるめまいを中枢性めまいと言います。

(1)回転性めまい

自分は動いていないにも関わらず、自分や周囲(天井や壁など)がぐるぐる回っているようなめまいを「回転性めまい」といいます。回転性めまいは、耳が原因であることが多いと言われています。

最も多い疾患が「良性発作性頭位めまい症」です。耳の奥にある内耳には「耳石器」という、体の位置や直線的な加速度を感じる感覚器があります。その耳石器の一部が剥がれ、体の回転加速度を感じる感覚器である「三半規管」に入り込むことによって起こると考えられています。

朝、寝床から起き上がるときや、頭を動かすときに、回転性のめまいが起こります。めまいの持続時間は1分以内のことが多く、安静にしているとおさまります。めまいは繰り返しますが、2週間〜1カ月くらいで自然治癒するケースがほとんどです。

耳鳴りや難聴が伴う場合は、メニエール病や突発性難聴が疑われます。
めまい発作を繰り返すうちに難聴や耳鳴りが残る場合があるので、早期治療が必要です。

(2)浮動性めまい

浮動性(動揺性)めまいでは、身体がふわふわと浮くような感覚、姿勢を保つのが難しい、まっすぐ歩けない、といった症状が出ます。

(3)立ちくらみのようなめまい

立ちくらみのようなめまいを感じたことのある人は多いのではないでしょうか。

急に立ち上がったときや、お風呂から出たときなど、頭がくらくらしたり、一瞬目の前が真っ暗になることがあります。
これは、脳に流れる血液の量が一時的に不足してしまうことで起こるとされています。

身体の血圧は自律神経が調整をしています。ストレスや疲労などで、自律神経が乱れることで、血圧の調整がうまくできなくなり、症状が出やすいといわれています。

自律神経の乱れにはオステオパシーが効果的なので、
ぜひ当院での治療をお試しください。
ご予約はこちらから承っております。

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めまいが起こる症状・病態

(1)迷路炎

迷路炎とは中耳炎が内耳まで波及した状態のことです。急性或いは慢性中耳炎でよく併発する症状です。

臨床上では中耳炎の人に酷い眩暈がおき、悪心、嘔吐を伴う時は迷路炎の可能性があります。

重症の場合の眩暈はとても酷く、併せて眼球震顫、聴力喪失、平衡失調などが起こります。外耳道検査では鼓膜穿孔が発生します。

(2)ストレプトマイシン及び同類薬物中毒

明確な服薬経歴があり、悪心と嘔吐を伴います。よく口周囲に痺れを起こし、重症な時は四肢や全身にも痺れを起こします。通常眼球震顫は無く、前庭機能検査では異常を示します。

(3)前庭神経元炎

大部分の人は病気を起こす前に発熱或いは上気道炎を起こしています。発病は急で、突出している症状は眩暈、併せて悪心、嘔吐と伴います。
耳鳴りや聴力減退はほとんど起こりません。

自発性の眼球震顫が見られ、両側前庭機能試験は異常を示し、神経機能検査には異常は見られません。

(4)位置性眩暈

頭部をある位置にすると眩暈及び眼球震顫が出現します。多くは耳鳴りや聴力減退は伴いません。

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当院の特徴や施術の流れは下記サイトをご覧ください。https://lucecul.hp.peraichi.com/
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