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Jessica 3rd single「ちりぢりな夜/sweet rain」を紹介したい

愛媛県松山市発のバンドJessicaについて書きます。

今までにもJessicaについて書いているので読んでもらえると嬉しいです。

今回紹介したいのは先日発売された3rd single
「ちりぢりな夜/sweet rain」だ。

1.ちりぢりな夜

「ちりぢりな夜」はYouTubeにてMVが公開されている。

この曲はなんといっても聴いていると自然とリズムを取りたくなる。

「ちりぢり」というタイトルから、何かがばらばらに散らばり、どーしようもなくなった人間の歌なのだろうか。ちりぢりになったの「倫理感」だとか「常識」や「アイデンティティ」とか、なんにせよ目に見えないものなのかなとは思う。そして、不安定で不確定なもの、であるかもしれない。

「僕」も「君」も壊れてしまった人間であり、だがらこそ互いに理解し合い、依存し合える。

「君」の後を追う「僕」はどこへ向かうのか。

かつて自分が見下した連中と同じように踊っていればよかったのでないか。そう考えたとしても手遅れだろう。長いものに巻かれるのは時として居心地を良くする。皆が同じ方向を歩いている方が賢明だ。本人が納得できるか、という話だけど。

「救済」の形は人によって違うのだろう。幸福を感じる瞬間に違いがあるように。

踊らされるのも悪くないんじゃないかな?

2.sweet rain

「sweet rain」はどこか切なさと爽やかさが混在しているような曲だなと思った。手拍子がいい。ギターの音が気持ちいい。コーラスも綺麗。何度もリピートしたくなる。「ちりぢりな夜」と同じく、自然と体が動く心地よさがある。

胸の中に秘めたまま、伝えられなかった思いとは誰にでもあるかもしれない。伝えようと勇気を振り絞った時には大抵の場合手遅れだったりする。伝えられなかった言葉は行先を失い、迷ってしまう。何かしらで昇華できればいいのだけれど。

止まない雨はない。いつかは晴れる。雲の隙間から光が差し、大地に日照りをもたらす。目の前に広がっていた暗闇も掻き消す眩い光が差す。

きっと、涙も乾く。


ぼくは上記のようなことを思った。

「ちりぢりな夜」と「sweet rain」は対極的な曲だなと思うが、Jessicaの音楽の幅の広さを感じてとてもいい。

これからも新しい一面を感じさせてくれるのだろうと思うと楽しみだ。

JessicaはInstagramやTwitterもやっていて、そこでライブの様子なども公開している。興味があれば是非チェックしてほしいです。

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