Jessicaを聴こう!

部屋のCDを整理しながら、圧倒的にバンドのCDが多いなと思った。あとはアニメやゲームとか映画のサントラ。
ぼくは人からおすすめされたものはなるべく聴くようにしている。自分が知らないだけでもっと自分好みのものに出会えるかもしれない。「自分はこういうのが好きなんだ」って思い込まないことも時には大事かもしれない。わざわざ間口を狭める必要はないだろう。

音楽の趣味というか嗜好ってある程度どこかしらで固まっていくと感じる。音楽は「そう言えばこういう感じの曲聴いてこなかったけど聴いてみたら案外いいじゃん」って感じだったり、今まで聴いていたもので安定し過ぎていて新たに開拓しようとしない、する必要がないっている人も多いのではないか。別に無理をする必要はないけれど、いつもと違うことをしてみたくなる瞬間は不意に訪れるのではないか。いつもはツナマヨのおにぎりを買うけど今日は高菜、みたいな些細なことでいい。友人に勧められたからこの漫画読んでみるかみたいな感覚でいい。朝の占いで服装を変えるみたいにきっかけはなんでもいい。
ぼくには紹介したいバンドがある。

いいものはもっと世の中に広まってほしい。



「Jessica」を知っていますか?

2019年4月に結成された愛媛県松山市発の4人組バンド「Jessica」を改めて紹介したい。

もし、過去の記事を読んで「聴いたよ!」って人がいたら嬉しい。

2曲紹介していきます。

□sweet rain


「sweet rain」はタイトル通り雨の日に聴くとどっぷりと雰囲気に浸れる。勿論、晴れの日に聴いてもいい。雨で憂鬱になっている気分を吹き飛ばすようなメロディー。ちなみにこのMVはバンドメンバーが一切出てこない。動画の主役は女の子であって、自分たちはこの子を引き立てるBGMに徹しているような印象を受けた。そしてそれがこの曲のイメージを伝える手段として最適解だったのではないか。

ガールフレンド

「ガールフレンド」は夏、花火、浴衣、夏の夜空、静寂を破る打ち上がる花火……ド直球のラブソングというのは聴けばすぐに分かる。ありふれた題材であるからこそ力量が試される。Jessicaの答えはド直球のラブソングだった。風景が容易に浮かび上がる歌詞、揺れ動く感情も読み取れる。曲の疾走感がまたいい。ちなみにこの曲はYouTube限定公開(2023年10月23日現在)となっているため、サブスクで聴くこともできないからMVを観てほしい。

「Good Time」というミニアルバムがあり、まずはそのアルバムを通して聴いてもらいたい。それを繰り返し聴き、なるほど、こういう感じのバンドなのだなと理解してから「ちりぢりな夜」を聴けばイメージも一瞬にして変わる。いい意味で型にはまらないのもJessicaの魅力だ。型にはまらない、というのはそもそも型を理解していないと不可能だ。決して簡単なことではない。

曲だけではなく、彼らの活動にも注目してもらいたい。InstagramやX(旧Twitter)には彼らのアカウントがあり、ライブの様子なども載っている。Instagramでは突発的にリハーサルの様子などがライブ配信されたりする。活動初期の頃に比べて本当に多くの人たちがJessicaに注目している。彼らの努力の賜物だ。

これから先、Jessicaがどんな曲を聴かせてくれるのか楽しみだ。ヘッドホンの向こうから、ラジオから、あるいはどこかのライブハウスで。

応援しています!!

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