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ココロ(11)
「仏教では、祈りは宇宙全体に届くとあります。それは、他の惑星の知的生命体と、祈りによって交信している可能性があります。それを感じたいと思います」
Qの話は、仏教の教えをそのまま受け取った結果だった。しかし、仮に、祈りのなかで他の知的生命体と交信したとしても、それを話したら、オカルトだと思われるだろう。いや、他の知的生命体と交信することはできないのではないか。仮に、それができたとして、それを客観的に証明できたら、人類はさらにレベルアップする。
Qの祈りは、真剣だった。祈って、あっという間に一日が終わる。
私も、数時間、一緒に祈った。
四か月が過ぎたころだった。
他の惑星の知的生命体から映像が送られてきた。
彼らは、人間とよく似ていた。
非常に友好的だった。
私の心配は杞憂だった。
すでに、人類は、Qの論文によって、他の惑星の知的生命体の存在を信じていたのだった。
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