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読書「児童文学」

ふうちゃんさんのイラストをおかりました。

暑いです。
なかなか夏が去って行ってくれません。
ここにきて、いろんな疲れがでてきました。ふーっ。

☆彡

昨日、児童文学のメニム一家シリーズの最終巻「丘の上の牧師館」を完読。
午後に図書館へとりにゆき、いっきに読んでしまいました。
ネタバレになるので、詳しくは書きませんが、再び命を授かったメニム家の人々が、安住の地を得るまでの事が書かれています。

ラストは、きちんとストレスなく腑に落ちたし、児童文学では大切な向日性のある終わり方。

人間サイズの手作りのお人形たちの物語が、こんなに面白いのは
キャラクターが全員個性的ということ、人形が動くと言う非現実的な物語ですが、「生きる」「生活する」という、人間と全く同じ、いえ、人形だと悟られないように人間以上にかなりハードな生活条件の中で、しっかりと現実的な生活をしているという、きちんと現実に根付いた物語だからだとおもいました。

思春期の反抗あり、恋あり、家族間の葛藤ありで、人形のそれぞれの立場での心理の成長をも、しっかりと書かれていました。
次はどうなるんだろう、と、いうワクワク感、絶対に実らない人間への恋の切なさ、ハンディのある人形だからの生きる危うさ、生きているから生活してゆかないといけない、地に足の着いた経済的な事、ばらばらにつくられた人形の家族としてのかかわり方、などなど……。すべての文章の中に、きちんと書かれてあり、人形の生きる話だけれど、自分達人間と重なる魅力。

なにより、家族であっても、それぞれの個性を時には喧嘩しながらも、認めあい、許しあえる関係性。そこには相手を思う愛と、信頼関係、責任関係が、優しく寄り添っている。素晴らしかったです。

この物語を書かれた、シルヴィア・ウォーさんは、英国北部生まれで、長年公立中学の国語教師をされ、退職後、6年間図書館に勤務してからの創作活動だそうです。夫も子どももいて家庭人。年齢がいってからの初めての作品。

今回のメニム一家の住む場所は、自分が住んでいる地域を根底に書いています。だからか、描写がリアルで頭の中に地図が描きやすい。

他の作品を読んでみたくなりました。

☆彡

この満月辺りから、押さえ込んでいた感情や思考が、また出始めていました。そこで思ったのが、やっぱり創作ですね。魅力的なキャラクターは私の頭の中に沢山はいっています。書きながら、わかることも沢山あります。

その前に課題を提出しなくては……ギリギリですね。

さて、今日も猛暑になりそうです。ふぁいと~。

ありがとうございます。