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教え子14人のテストを分析してみたらケアレスミスに因る失点が多すぎてショック!元Sピックス講師/室長がそのケアレスミスについて熱く語る第5弾!

同じ学校、同じ学年の14人の教え子を対象に、同じ中間テスト(5教科)で、
ケアレスミスによる失点の教科別平均と5教科合計の平均を出してみると、
 
英語22.8点
数学22.4点
国語14.0点
理科 9.7点
社会15.4点

5教科合計86点
 
平均で20点前後はケアレスミスで点を落としていますね。
ということは、単純に60点の子は80点は取れててもおかしくなかったということになります。
 
20点の失点、これって「惜しい!」とか「ちょいミス!とか」「たまたま!」とか言ってられないレベルの話です。
なぜなら、60点なら評価3で間違いないですが、80点なら評価4だからです。
 
3から4?
 
そんなに違うの?
 
違います!
 
 
受験は内申1ポイント違うだけで合否が決まります。当然です。同点でも落ちるのが受験だからです。それが5教科になれば5ポイント、9教科ともなると9ポイントも違ってくる。大学受験の推薦基準で言うと、3.0から4.0へ評価アップすることになります。このことは、単に点数が上がる、成績が上がる、ということだけではなく、受ける高校や大学がガラリと変わることを意味します。
 
ここで、協力してくれた14人の中からオール3の子の実際の点数を例に説明していきますね。
 
その子の実際の得点は以下の通りです。
 
英語53点
数学59点
国語64点
理科72点
社会58点

5教科合計306点
 
3の評価って点数的にだいたい40点~79点の間です。
なので、この点数だと5教科オール3の評価です。実際この子はオール3です。
 
そして、ケアレスミスによる失点は以下の通りです。
 
英語のケアレスミス41点
数学のケアレスミス32点
国語のケアレスミス23点
理科のケアレスミス16点
社会のケアレスミス27点

5教科のケアレスミスの合計139点
 
この139点って、もうお分かりのようにケアレスミスです。解けなかった問題の失点ではありません。ちょいミスも含めて、もう一回やれば出来ていい問題だし、取れてていい点です。この子は5教科で139点も損しているのです。1教科で16点~41点損してます。
 
この損している点を実際の得点に足すとどうなるでょう?
 
英語94点
数学91点
国語87点
理科88点
社会85点

5教科合計445点
 
見事に成績上位者の点数になりました。気づきました?そうです。学校の定期テストの高得点者はミスが少ないのです。余計なミスをしない。この中に全国レベルの問題も容易に解ける子もいますが、解けない子もいます。つまり、何度も言いますが、このレベルのテストならミスを減らせば高得点が取れるのです。別に苦労して難しい問題に取り組まなくても、定期テストならケアレスミスを減らせば高得点が取れるんです。定期テストで70点以下の子はミスが多すぎるんです。出来ないわけじゃない子も大勢います。でもケアレスミスによる失点が驚くほど多いんです。噓だと思うなら、一度、ケアレスミスによる失点を数えて、自分の得点に足してみてください。相当点数アップするはずですよ。それが本来あなたが取るべき点数なんです。
 
では、この点で評価を予想してみますね。
 
すると…
 
英語5
数学5
国語5に近い4
理科5に近い4
社会4 期末テストで80点の後半から90点を取れば5の可能性有り
 
たぶんこれくらいの内申点が出ます。
ま、これはケアレスミスが0の場合ですから、現実的な話じゃないのかもしれません。でも可能性は0ではありません。少なくともオール100点を取るよりは。
 
では、少し現実的な話をしましょう。
ケアレスミス0じゃなくて、その半分のケアレスミスだったらどうでしょう。
オール3の子がオール4になる計算になりますよね。これは現実的です。
 
オール3の子がオール4になれば、今の内申で行ける学校より遥か上の学校の受験が可能になるし、受験校の選択肢が広がるようになります。もちろんそれだけじゃなく、合格の可能性もかなり高くなります。ケアレスミスを減らす努力をすれば誰でもそのくらいの変化は可能なのです。どうですか?これでもまだケアレスミスを減らす作業に時間を割くことより難しい問題が解けるような努力や作業を優先しますか?
 

ケアレスミスを軽視しない!


 

勉強の優先順位は①基礎基本の徹底とケアレスミスを減らす作業を同時並行に行うこと。②応用・難問・奇問の問題挑戦すること。②をやりたい気持ちはわかりますが、点は思うほど伸びません。地味でめんどくさいでしょうが、①の作業を優先してください。確実に7~8割は取れると思います。
 
それでも応用問題を解きたい人は、頑張って①と②の作業を同時並行にやってみてください。①を疎かにしなければ、今より点数アップしますよ。
 
 

さて最後に、これが実現すれば受験する学校がどう変わってくるかのお話。



オール3の子が受験する学校のレベルは高校にしても、大学にしても、中堅よりちょい下の学校です。それは学校側が提示している内申基準(推薦等)が示しています。高校なら中堅下の公立・私立の進学校や私大の付属校です。大学なら大東亜帝国あたりです。
 
これがオール4(4.0以上)になると、高校なら中堅上から上位の公立・私立の進学校や私大の付属校に合格する可能性が出てきます。東京の大学で言うと、日東駒専、GMRCHの一部、、成成明学獨國武あたり、もうプラス2~4上がれば高校も大学も早慶(慶應女子は除く)の推薦条件を満たすことになります。大学受験なら上智や東京理科大も可能です。
 
どうですか?この話、現実に可能な話です。オール3の子がケアレスミスを減らすだけで、このあたり高校や大学へ進学できるんです。
 
今回、協力してくれたオール3の子も含めて、何人も中学時にオール3くらいからオール4に上げて(ケアレスミスを減らすだけで)有名進学校、有名私大の付属高校へ、そして高校時も同じように特別難しい問題を追いかけたりせず、塾、予備校にも通わず、内申を4.0~4.2以上に上げて、有名私大、公立大学に進学してます。
確かに基礎基本やケアレスミスを減らすだけではどうにもならないレベルの高校も大学もあります。でも、それはそれで基礎基本とケアレスミス対策をやりながら、高難度の問題に挑戦すればいいわけです。オール3で悩んでる人はまずは①の作業をやってみてください。東大・京大・灘・開成と言わなければ、エントリー基準はクリアできますよ。
 
これは東京に限らずケアレスミスを減らすことができればどこでも通用する話です。
 
 

ということで、ケアレスミスを減らすだけで、テストも内申も受験する学校も変わるお話でした。


これだけケアレスミスのことを語れば、


自動的にケアレスミスを減らす方法でも話さないといけないでしょうね。
ちゃんと用意してます。
目から鱗の克服法を!!
お楽しみに!!
 
 
 
 
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。お疲れ様でした。
 
 



ということで、次回「正直アオイ塾(アオイnote)vol.5は、タイトルの候補として『ケアレスミスはテスト前に○○をすれば減る!ケアレスミスはテスト前に○○○○○○を増やせば減る!ケアレスミスが減れば受験のすべてが変わる!』のどれかか、ぜんぜん違うかです(笑)すみません。」
 
 
では、次回も「正直アオイ塾(アオイnote)」をよろしくお願いします。
 
 
                                        アオイナオ
 
 


 
 
 
 
 

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