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みんな才能を持っている

「私は才能なんてないよ」。そう思ったそこのあなた。私もです。じゃあタイトルがおかしいじゃないかって?いや、私たちは才能を持っている。しかし、運が悪く開花していないだけだ。自分の才能を生かせるような社会で育っていない私たちの運が悪いだけである。

 我々はみんな平等に作られている。みんな平等に、何かしらの才能を持っている。しかし、生まれる場所は平等ではない。時代も、国も、親も。環境については何も平等ではない。清少納言もイチローもネイマールも、みんな運が良かったのだ。

 じゃあ現状才能を上手く開花させられていない人はどうしようもないのか?そんなこともない。選択肢は二つある。

 一つは「果てしない才能探しの旅に出る」ことである。よく若者が「自分探し」と言ってヒッチハイクや放浪したりするが、それと同じ。いつ見つかるかわからない、終わりなき旅である。

 もう一つは「諦めて才能の開花以外に幸せを見出す」ことである。大体才能を開花させたがる人は、他人と比較している場合が多い。才能なんて開花する可能性の方が低いのだから、とっとと諦めて自分なりの幸せを探す。そしてその幸せに最低限必要なものを確保し続ければいい。
 今、私は諦めればいいと言ったが、諦めたら開花しないかというとそうとも言い切れない。どんな才能に恵まれているかわからない以上、いつ才能に目覚めるかわからない。才能探しの旅を止め、別の旅を始めると、思いのほか才能と巡り合うかもしれない。

 

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