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スイカってこんなにうまかったか

数日前から、
父が
『スイカをお前たちと食べたい、食べようよ』 と言った。
私が幼かった頃、
縁側に座り、父とスイカを食べたことを思い出した。
今あることは、
いつか思い出になるんだよなーと、ちょっと寂しくなる。

たまたま子どもたちの休みが重なったから、
スイカを丸々一個買って
父のもとへ。

孫たちを見て、『休みなのかあ?』と、満面な笑みの父。

冷えたスイカを切り、
ワイワイ・ガヤガヤ(笑)
大騒ぎである。

『皿はたりるか?』
『塩はどこだ?』
『どれくらい切る?』などなど(笑)

大勢が集まる時、決まって亡くなった母は、
長いお盆を洗い、そこにたくさんの切ったスイカを
並べて出すのだった。
だから、自然とそうなる。


もちろん!
母のお位牌の前に1番先に
スイカを置く。
(去年は、一緒に食べていたのに…)と、胸が熱くなる。

父が言う
『こんなにたくさんで食べたのは、久しぶりだな』と
笑顔いっぱい。


急に悲しくなった。
来年は父の大好きなスイカをまた、一緒に食べることができるんだろうか。
いや、
一緒にまた、食べようね。

帰り際、娘は、必ず父をハグをする。
ニタニタしながら、
『おい、おい(笑)』っていいながら、めっちゃ幸せそうだ。

また、幸せ届けよう✨


まだまだ、暑い日が続きますね。ご自愛ください🎐

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