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第3回 失われた30年 GDP検証


青い線が米国、黄色い線が中国
灰色が日本です
1990年バブルをはさんで1985-1995年までは順調でした。
しかし、1995年を境に横這いになってしまっている
これが失われた30年の本質です。

ここで何があったか
確かに1990年バブル崩壊ありましたが、影響はなく
1995年にあったのは、為替が80円になり短期間、超円高となりました。
国内輸出企業は、採算が合わず、たくさんの製造業が倒産しました。
このころから海外に工場移転する会社が続出しました。
2回目の超円高は、リーマンショク後の2010-2013年 3年間と長い円高で、
耐え切れず、海外に日本の全工場を移転する会社が増えました。
その結果が失われた30年に結びつくのです。

私のある上場企業製造業の友人が言うには、
日本政府は超円高になっても何もしてくれない
なので、海外工場移転しかないんだ
この言葉がすべてをあらわしています。

将来的にもこの流れは、止まりそうもありません
2050年には、中国がダントツで世界の工場になります

つまり、失われた30年とは、日本国内で行われるべき経済成長が
全部海外に流れてしまったという結論です。
このままでは、失われた40年になってしまうので、
どうにかこの流れを変える方法を模索したいと思います。

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