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私を創って来た事と本当の私になる事②

 学会の中で人間不信になった時、大学も行けず引きこもりになり、復学したものの、結局卒業せずに辞めてしまいました。卒業出来なかった「後ろめたさ」は私を苦しめた一つ。そんな私をわかった上でお付き合いをした方が前の旦那さんです。

 学会の合唱団で副団長として共に活動していた事がきっかけ。現役中は恋愛御法度。卒団後にお付き合いが始まりました。そんな恋愛御法度な所が歪みとなります。
 お付き合いから暫くして、妊娠がわかりました。しかも結婚前に。愛があるならば、喜ばしい事。ですが後輩の目、学会の目を気にする元旦那さん。産むのはいいけど後輩に示しがつかないのは、どう思うか?と聞かれました。私もそうかと悲しい思いを引きずりながら、堕胎することは、宗教的には問題ないのか確認。問題ない。では、今の子供は堕してから結婚しようと言う事に。大切にされなかった私。と言う思いが無意識に残りました。今思えば、私が私を大切にしていなかった事になります。

 それから、4人の娘に恵まれました。娘たちの妊娠出産は、この上ない喜びと愛おしいものはありませんでした。それとは反対に、生活費、教育費のお金には疲弊していきます。そんな中、6人目のは妊娠。もうこの時は限界。夫婦だけの秘密で最後の子も堕す事に。
 私の中に残酷さ潜んでいて、罪悪感を深めました。離婚の大きな要因になっている事は言うまでもありません。

 こんな自分を奥底に隠しながら、もがくように生きていました。お金を工面するために働く事へ動き出します。始めは、学会活動に迷惑をかけないように、合間を縫うように仕事をしました。
 夕方の夜の会合前の時間帯。保育園の臨時職員。朝刊の新聞配達。その後に〇〇新聞も配達して。月末月初の集金。働いても学会活動しても生活は楽になるどころか、生きているのがやっと、、、子供を育てる喜びも忘れていました。
 私の頭の中は、子供の大学の入学金どうしよう。そればかりが頭を巡っていました。身を粉にして働くってこんなに辛いんだって思いながら。
 そして引き寄せた交通事故!

 つづく

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