湧別高校:地域と生活 SDGsの紹介
自己紹介と文章の概要
みなさんこんにちは!湧別高校3年生の加茂大河です。今回は「地域と生活」という授業で、「SDGs」について学んだので、湧別町での取り組み、そして個人でも取り組めるような活動を紹介していきたいと思います。それでは目次です。
(この記事を読むに当たりSDGsについて知っている、長い文章を読むのが苦手、という方は湧別町でできる取り組み、のページから読んでみてください)
そもそもSDGsとは?
皆さんはSDGsについてどのくらい知っているでしょうか?ここ2年ぐらいなんとなく授業で取り扱っているから名前は知っているという人がほとんどではないでしょうか。もちろん私もそのうちの一人でした。しかし今回の授業を通して、SDGsについて考えることになり、重要性に気づいたので、皆さんにも知ってもらいたいと思いました。
SDGsとは Sustainable Development Goals の略称です。持続可能な開発目標として2015年から世界全体で取り組まれているもので2030年にすべての目標の達成を目指しています。SDGs は17の目標 169のターゲット からなる 地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」を指標に活動しています。
もちろん発展途上国のみならず、先進国も積極的に取り組んでおり、日本も学校教育などに取り入れるなどして精力的に取り組んでいます。
現在のSDGs達成度を点数化しランキングに表したものがあります。
現在の1位はフィンランド🇫🇮
2位はスウェーデン🇸🇪
3位はデンマーク🇩🇰
そして私達の住む日本🇯🇵は21位です。
日本自体は非常に良い環境であると言えますがなぜこんな順位なのでしょうか?
次は、そんな日本の取り組みの問題点を書いていきます。
日本の取り組みの問題点
ここからは、日本の取り組みの問題点について書いていきたいと思います。
先程も書きましたが、学生という立場でSDGsに触れる場面というと、学校の授業の中が大半になってくるかと思います。それ以外の場面では、自分から向かわなければ、SDGsに触れることは、少ないのではないでしょうか。また、学校授業の中でも、取組内容に差が出てしまうことや、実際に活動に起こしたりすることが時間的に厳しいこともあります。
国全体での取り組みや、市や町単位での取り組みもたくさんあります。ですが、取り組みや活動の情報共有がなく、そもそも活動していることを知らなかったなんてことも……
このような現状から、日本はSDGs達成度ランキングで、21位という順位になってしまっているのではないでしょうか。
では日本では17のターゲットのうち、どのくらいのものが達成できているのでしょうか?
課題の達成度は四段階で表されます。
・達成済み
・課題が残る
・重要な課題がある
・深刻な課題がある
の四段階です。
・日本のSDGs達成度
達成済み 4 「質の高い教育をみんなに」
9 「産業と技術革新に基盤をつくろう」
課題が残る 1 「貧困をなくそう」
3 「すべての人に健康と福祉を」
6 「安全な水とトイレを世界中に」
11「住み続けられるまちづくりを」
16「平和と公正をすべての人に」
重要な課題が残る
2 「飢餓をゼロに」
7 「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」
8 「働きがいも経済成長も」
10「人や国の不平等をなくそう」
17「パートナーシップで目標を達成しよう」
深刻な課題がある
5 「ジェンダー平等」
12「つくる責任 つかう責任」
13「気候変動に対策を」
14「海の豊かさを守ろう」
15「陸の豊かさも守ろう」
ということで、いきなりこんなことを書かれても何が何だがわからないと思いますので、この場では、特に深刻な課題について解説していきたいと思います。
5 ジェンダー平等を実現しよう
日本の課題点として挙げられるのは、国会議員(衆院議員)における女性議員の割合の少なさ、男女による賃金の格差があります。
12 つくる責任 つかう責任
日本の課題点として挙げられるのは、電気機器の廃棄量、プラスチックごみの輸出量の増加があります。
13 気候変動に具体的な対策を
日本の課題点として挙げられるのは、化石燃料の燃焼やセメント製造に伴う二酸化炭素排出量が多いことです。
14 海の豊かさを守ろう 15 陸の豊かさも守ろう
日本全体で見ても、すべての項目において課題があるとされています。
海では、プラスチックごみなどの不法投棄による魚の死骸増加、陸では、ポイ捨てなどによって増えたゴミで、生活環境が大きく変化する動物がいることが挙げられます。
すでにSDGs達成年度である2030年の折返しの年は超えており後半戦に入っています。しかしながら目標達成度のグラフを見てみると、達成には程遠いとされています。
この記事の最初の方でも申しましたが、自分自身がSDGsに知らなかったことから、日本に住んでいる人方々全員が意識することが大事なのではないでしょうか?日本に住んでいると難民や貧困の問題と直接関わることも少なく、意識しないで生きていることも多いのではないかと思うからです。そこで今回は、湧別町民が取り組めるSDGsについてここからまとめていきたいと思います。
湧別町でできる取り組み・湧別町の活動
さて、湧別町でできる取り組みとは何があるでしょうか?
僕がおすすめする効果的な取り組みは、湧別高校生の取り組みに協力していただくことだと思います。現在、湧別高校では「地域と生活」の中で、”届けよう服のチカラプロジェクト”に取り組んでおり、湧別町内の小中学校や公共施設7箇所に回収ボックスを設置させていただいております。このプロジェクトは(服のちからプロジェクトについて書く)
またこの記事を読み、SDGsに協力したくなったという方は、是非「届けよう服のチカラプロジェクト」に取り組んでいる各店舗様の方に服を持って頂かると幸いです。
他にも、普段からポイ捨てなどの環境を乱す行為や、ゴミ拾いや環境整備などの取り組みもSDGs達成に少しづつ近づく糧になるのではないかと思っています。SDGsを意識して生きることが達成への第一歩になるはずです。
また湧別町では”北海道の海をきれいに”という海の清掃をする活動がおこなわれていたり、第3期湧別町総合計画の中で触れられていたり、湧別町全体でSDGsに対する意識の変化が起きてきていると感じました。我々町民も湧別町で行われる、SDGs活動に参加していけるようになると改善されるともいます。
まとめ
さて皆さんいかがでしたでしょうか?SDGsについて知らなかったという方やどう取り組めばいいのかわからないといった方に情報が届けばこの記事を書いた意味が生まれると思っています。また、今回このような機会をいただけたことも大変嬉しく思っています。この記事を作るに当たり、自分自身もSDGsについて知らなかったことを知ることができて、大変うれしい限りです。
また同じく「地域と生活」の授業でSDGsについての動画を作成しましたので、そちらも合わせてご覧いただけるとよりSDGsに対する理解が深まると思います。
こちらがリンクです。
ご高覧ありがとうございました。
湧別高校:地域と生活 3年 加茂大河
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