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貧乏性とサステナブルのはざまで

こんにちは!2歳と5歳の男子育児中で、専業主婦を目指すHaruです。

さて先日、実家の母親が久しぶりに泊まりにきました。そして、以前よりますます物が減って、普通の家にはあるもの(ゴミ箱やティッシュなど)がないわが家を見て一言。「えらい節約してるんやな~」と。

それを聞いて、「そうか、うちは節約をがんばっているように見えるのか!」とあらためて気づきました。

結果的に節約になっている事実はあるものの、「がんばって」「我慢して」節約をしているつもりは無く、本当に必要なものだけを残したところ、今の生活になっただけです。

節約家に見える我が家の実態と、なぜそれが「サステナブルな暮らし
」ではなくて、「貧乏性」みたいに捉えられたか…探ってみたいと思います。


うちは高級旅館

母がうちに来て気づいたのは、まず電気。うちは賃貸ですが、キッチンはデフォルトで電気が2つ付いています。天井にある電気と、シンクの上に付いている電気。以前は両方使っていたのですが、ふと「電気ひとつで良くない?」と思い、試しにひとつ外したところ、十分な明るさで問題ありませんでした。

それに気づくと他の電気も気になり、廊下にあった2つの電気を1つに。寝室は寝るだけだから要らないかと思い、電気を取り外し。風呂は、自分の裸を明るく照らしてもな…と思い、洗面所から漏れてくる電気だけで入り…実際なくても全く問題はなく、逆に夜は明かりが少ないほうがリラックスできることに気が付きました。

人間って、狩猟時代までさかのぼって考えると、電気なしで暮らしていた時代の方が長くて、太陽が昇ったら起きて、暗くなったら寝るという生活を続けてきたはず。だから、夜になっても電気が煌々と付いている方がおかしくて、体にも負担がかかっていたようです。

そういえば、高級旅館って、照明が落とされていて雰囲気ある感じになってますよね。こんな感じで間引かれた電気を見て、母は「高級旅館みたい!」とは思わず、「がんばって節約している」と思ったようです。

我慢の節約ではなく、無駄な電気を使わず、自然の摂理に合った暮らしをしているだけなんですけどね。

何でも「買う」必要はない

あと母が気になったのは、普通はあるはずのものがないということ。例えば、ティッシュ、ゴミ箱、洗剤がない!ちなみに、母は気づかなかったと思いますが、生理用品もないです。

ではどうしているかというと、うちでは、着なくなった洋服や使い古した雑巾などを小さく切って、ウエスにしています。ティッシュが必要なタイミングでは、ウエスを使います。生理のときは、キレイなウエス(着なくなった服など)を敷いておけば数時間は問題ありません。長時間の外出や、多い日の夜は布ナプキンを使用するので、使い捨ての生理用品は使っていません。

私はまだ実行していないのですが、トイレットペーパー代わりに使ってもいいですよね。水洗トイレになる前は、新聞紙やチリ紙を小さく切ってトイレに置いていたと言いますし…ちなみに「落とし紙」というそうです。

ゴミ箱については、いわゆる「ゴミを捨てる箱」は使っていなくて、洗面所に小さめの「新聞紙ゴミ箱」ひとつを置いています。ゴミ箱って、必ず汚れるのに洗うのがとても手間ですよね。新聞紙ゴミ箱であれば、どのみち捨てられる新聞紙を再利用して、汚くなったらポイっと捨てて終わり。洗面所で出るゴミって、水分を含むものが多いと思うのですが、新聞紙ゴミ箱だと、良い感じに水分を吸収してくれます。

あとは、キッチンに45Lのゴミ袋をそのまま吊るして使っています。ゴミ箱を洗う必要もないし、実はフタがない方が喚起が良いので臭いません。(生ごみはゴミの日まで冷凍庫に入れています。)生活感丸出しにはなりますが、頻繁に来客が来るわけではないので、私は「掃除する必要がない楽さ」を選びました。

また、洗剤については、掃除用洗剤、ハミガキ粉、シャンプーなどなど、私はあらゆる洗剤類を使っていません。これについては、以前に記事を書いたので参考になさってください。

必要ではないものは買わない、最後まで使い切る、これが本当の意味でサステナブルだと思うんですけどね…貧乏性みたいに見えるのかな。

「リサイクル」や「SDGs」に思うこと

そもそも「環境にやさしいことを!」と意識高く、電気を間引いたり、「買わない生活」をしているわけではない私ですが、世間でやれ「リサイクル」やれ「SDGs」と叫ばれていることに少し疑問を感じることもあります。

リサイクルするために箱が分かれたゴミ箱や、缶に穴を空けるための便利グッズなど、たくさんの「リサイクルグッズ」が売られていて、ビジネスに利用されているというか…試しに買ってみて、使い勝手が良くないからゴミ箱行き、なんてことが多分よくありますよね。わざわざ、プラスチックでないものに買い替えて、まだまだ使えるものを捨ててしまうのもよく見かけます。

決して何かを否定しているわけではないのです。でも、本当の意味でSDGsを達成したいのであれば、貧乏くさいと言われながらも江戸時代のような暮らしをするのが一番だと思うのです。

穴が開いた服は丁寧に縫い直し、もうどうしても使えないとなったら雑巾にする。雑巾としても使えないわとなったら、ウエスにして使い切る…こんな丁寧な暮らしはあまり見かけないというか、「そういう時代じゃない」で一掃されている気がします。

まとめ

私の貧乏生活ならぬ「サステナブルな生活」は、まだまだトライ&エラーの繰り返しですが、なんだかお金もかからなくなってきたし、体調も良くなっているので、続けたいと思います。毎日ぼーっと身の回りを見渡して、これは江戸時代ではどうやってやっていたのだろう?とか、日々考えています。〇〇なしでも生きていけると気づいて、ひとつひとつ手放すごとにとても自由になる感じが大好きです。

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