#60【膵臓癌治療記42】FOLFIRINOX CVポート装着
前回の投稿から2回ほど抗がん剤FOLFIRINOXを入院しながら、腕からの点滴で投与してみた。
前回の副作用でも記載した通り、1回目に引き続き、投与後は2回目も激しく副作用に悶絶したが、なんとか耐え抜いて生きている(笑
なんとなく1回目に比べたら少しはましだった気がする。超高熱もでなかったし。
だが、困ったことに点滴をした血管に影響が出て、滅茶苦茶痛い。
なんか血管に沿った形でアザが浮き出て、滅茶苦茶痛い。ちなみに2回とも同じ場所からルートを取った(左腕から)
そりゃ2回も連続で同じ場所から、50時間も強い抗がん剤を流し続けたら、俺の繊細な血管は傷付くわな。
ということで、先生に相談したらもう左腕からの点滴は出来ない模様。
手としては、右腕(利き腕)でやるか、胸にCV
ポートとやらを埋め込んで(要外科手術)そっから入れるかの2択。
ポート埋め込むとなんと入院もしなくて良いということで、抗がん剤治療を家でできるそうだ。自分で針を抜かなくちゃいけないらしいが、まぁなんとかなるだろう。とポートを選択した。
大腸、膵臓、肝臓と大手術を3度も経験した俺にとって、埋め込み手術なんぞ、余裕だと思っていた。
で、外科手術当日。
考えてみれば今までの3回の大きな手術は全部全身麻酔だったから、手術の記憶が全くもって無い。今回は部分麻酔ということで、意識がガッツリあるなかでの外科手術(しかも胸のところ)らしい。そりゃ痛くはないだろうけど、想像しただけで気持ち悪くなってきた、、、
昨日までの余裕は全て吹っ飛んで、嫌な気分。怖い。
手術着に着替えてオペルームへ。
いつもの外科担当の医師とは違って、今回は放射線の先生。なんかオペルームの先生たちがヘラヘラ笑っていてより無駄話を延々としていて、非常に気分が悪かった。患者の顔を全く見ていない。恐らく難易度の低い手術だからだろうけど、患者の前で取る態度ではないと思う。まぁまな板の上の魚状態なので、その場でなにも言えないのが悲しいが、手術終わったらクレーム入れよう。
そんな事前状況だったせいもあってか、意識が残ったままの胸への埋め込み手術は、非常に気持ち悪く、痛くはないのにもう二度とやりたくない程に嫌な気分だった。体の中をグチャグチャいじられている感じ。1時間弱の手術だったけど、3時間くらいに感じた。今思い出しても気持ち悪い。目線がタオルで隠されていて、変な想像力を駆り立てられるのも良くない。
無事、装着完了。
次回のFOLFIRINOX抗がん剤は、ポートからの点滴になるので腕よりは数段楽になると思う。でも、副作用自体は変わらんか、、、苦痛の日々はまだまだ続く。