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【警告】顎関節症を放置するな

2週間ほど前から顎が痛む。慌ててかかりつけの歯医者に電話。一番近い口腔外科の先生がいる日は予約が埋まっているという。急遽院長先生に診てもらうことに。

私は20年前に顎関節症を発症した。きっかけは日本に来る前にやった歯列矯正。歯型をとるときに"Mach doch mal richtig auf!!(ちゃんと開けないか!)"と怒られ、顎をガッと広げてアルジネートを乗せたトレーを捩じ込まれた。この瞬間から口を大きく開けるたびに口を大きく開けるとガタッというようになった。
幼かったし、とにかく世間知らずだったし「顎関節症」という言葉も知らなかった。顎の違和感も「そういうもの」だと思い込んでいた。そのまま20年が経ち、ついに顎が傷み始めたのである。

院長先生に診てもらったところ、現在痛んでいる箇所は関節より下なので筋肉の部分で、朝起きたとき痛いということは睡眠中食いしばっている可能性が高いとのこと。これについてはマウスピースを作成してくれるので夜間に着用すること。あとは朝夕に首、肩周りのストレッチ+側頭筋と顎周りのマッサージをするように指示された。筋肉痛のようなもので、魔法の薬では治るわけではないらしい。

顎関節症については、側頭骨のくぼみと顎の骨の間に関節円盤という軟骨があるのが正常な状態だが、その関節円盤がずれてしまっていることで起きるという。
ここで先生から衝撃の言葉が。

「20年も時間が経っていると元に戻る確率は低いんだけど…」

しかも

「レントゲンを見てもらうとわかるんだけどね、痛んでる側の顎の骨の形が変わってるんですよ。

下顎頭が片方が丸っこいのに対し、もう片方は細長く変形していた。

ひとまず関節円盤整置運動を試すように言われた。通勤中もシャワーを浴びる時もひたすらこの運動をやっているがとりあえず今回わかったことがある。

顎関節症を放置すると治る確率が下がるということだ。もしこれを読んでいて「実は前から顎がカクッていうんだよな…」というそこのあなた。一刻も早く口腔外科を受診してほしい。痛くなってからでは遅いかもしれない。

#病気 #顎関節症 #顎の痛み #歯科 #口腔外科

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