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【夏映画ネタバレ】 『仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイク』雑感

ネタバレしかありません


実は私は東映特撮視聴者でありながら夏映画は基本的に行っていない。理由は一旦置いといて、今回見に行く決意をしたのは予告で主人公陣営の闇落ちがあったのと、そもそも同時上映のブンブンジャーが見たかった。
ヒーローの闇落ちとシャーシロは私の命。

ドレッドルーパーに襲われる街

未来にいる「もう1人のオレンジ色のガッチャード」に助けに行くべくギガントライナーに乗った宝太郎とりんね。(と加治木)
壊滅状態の未来にやってきた彼らはデイブレイクと出会う。この世界線で仲間になっているクロトーとアトロポスを見る限り、本編では彼女らは救われないのかなと思ったり、この未来を知っているからこそりんねはアトロポスに一生懸命声をかけるのかなと思ったり。彼らのアジトでは真面目に「そんなの関係ねえ!!」と錬金術の実験をする小島よしおの姿が。シュールすぎる。

ゴージャス救世主カグヤ様

「この大量のドレッドはどこから?」
混乱するミナト先生。
「これは未来からの攻撃だ」
颯爽と現れるカグヤ様。
オーロラカーテンを超えて時を行き来する彼は「オーロラカーテンでは行けない、この世界から別れたもう一つの未来」からの攻撃だと説明してくれる。なんて便利な人なんだ。

宝太郎が初めてグリオンと対峙し、勝てなかった未来がこの荒廃した世界だという。「地獄を味わってもらおう」と宝太郎に語りかけたグリオンは宝太郎ではなく、彼の仲間達を手にかけた。ミナト先生の墓標だけがなぜか1人だけ本名ではなく「MINATO」だったあたりは笑いを誘うと同時に、ミナト先生が命を落とす頃にはミナト先生の本名を知っている人はいなくなっていたんだろうなと思うとしんどい。

ちなみに予告で「失明シーンやるのか…」とネットをざわつかせた例のカットだが、具体的な失明描写はなく、予告の目を抑えて宝太郎が叫ぶシーンのみ。良かった。これ以上お宝ちゃんの苦しむ姿は辛いので…。

待ってました!冥黒のデスマスク

偽スパナ(ヘルクレイト)の嫌な感じ

冒頭でヘルクレイトに立ちはだかるスパナ。見せつけんばかりに仮面を外すヘルクレイト。スパナと同じ顔で、番組本編でスパナを苦しめたエンジェルマルガムに変身し「お前の両親でも蘇らせてやろうか?」ととっても悪趣味。あのじめっとした感じが全然スパナじゃない。藤林さん、楽しかったろうな。

偽ラケシス(ラキネイレス)の豹変ぶり

宝太郎とクロトー・アトロポスの前に立ちはだかるのはラケシスの顔をしたラキネイレス。家族への愛が強いクロトーを前に妹の顔を利用し「やめて!」と懇願するも一瞬にして表情が豹変しオロチマルガムに変身。容赦がない。言葉遣いも「〜ですわ」じゃなくなってトドメを指すときの一言が「消えろ、クソガキ」なのも怖い。ラケちゃんの可愛さを武器にしやがって。グリオンめ。

偽ミナト先生(アルザード)のヘドバン高笑い

一香のお父さんを助けに行く一香とりんね。そこに待ち構えていたのは囚われた人々の絶望を集めたフラスコ片手のアルザード。「そこにいるには一香か?最高だったぞ!お前の父親の苦しむ顔が!」と舌を出し顔を大きく歪め高笑いする偽ミナト先生。怖すぎ。グリオン趣味悪すぎ。最悪。ミナト先生の顔の右半分が爛れているのはグリオンに顔を焼かれたのだろうか。目も失明している(白コン)ようだ。にしてもこの縦ヘドバンしながら高笑いしてるの、絵面があまりにも狂っていてテレビ本編で流れたらスクショされて未来永劫擦られただろうな。
良かったですね、熊木さん、劇場版で。
いや、名演技が拡散されないという意味では残念か。

DAIGOの熱演

まるで魂を失ったように20年後の世界を説明するデイブレイク、一方で宝太郎が「俺も一緒に戦う!一緒にグリオンを倒す!前は俺が助けてもらった。今度は俺が助ける!」と語りかけるのを静止し、「何のために俺が…!」と声を荒げる。
りんねが「私も戦えます!」戦いに出ようとする時も「ダメと言ったらダメだ!」と必死に止める。
迫真の演技じゃん。迫力ありすぎてビビっちゃったよ。この人こんなに演技うまかったっけ?「DAIGOも台所」は毎日見てるし、曲も知ってるけど演技はウルトラマンくらいしか記憶にないかも。

「自分自身へ向けられた怒り」

何度も戦いに出ようとするりんねを止めるデイブレイク。
「私も戦えます!」
「あの時も九堂は俺にそう言った。」
明かされるデイブレイクの重すぎる過去。ウロボロス界に囚われたケミーを助け出すべく戦いに出た宝太郎とりんねだったが、りんねは自身の命と引き換えにケミーを解放した。彼女の「私、まだ一緒に戦いたいよ」という最期の言葉が呪いとなり、宝太郎を20年間苦しめた。過去を乗り越えられるはずだと説得する宝太郎(本島さん)に「お前に20年間苦しんだ俺の何がわかるっていうんだ!」と返す姿は凄まじかった。もうDAIGOさんの演技だけでもこれは神作決定。りんね役の松本さんが「台本を読んだ時は辛かった」とインタビューで話していたが、意味がわかった。何この流れ辛すぎ。
そして「私が知ってる一ノ瀬は決して諦めたりしないから、だからあなたは一ノ瀬宝太郎じゃないんですか?」と畳みかけるりんねちゃん。いいぞりんねちゃん。他でもないりんねちゃんこそがデイブレイクさんを過去の呪縛から救うんだ。
ここでめちゃくちゃ印象に残ったシーン。「そうだよな」とデイブレイクが語り出す。すると宝太郎の方を向いた瞬間、光を失ったデイブレイクの目に光がさす。これは素晴らしい。これは狙って撮ってるんだろうなあ。田崎監督ありがとうございます。

仮面ライダーガヴ登場!

現代に残って戦う先輩ズ。蓮華お姉さんの「一緒に戦って!」のお願いに「もちろんだよ、蓮華ちゃん」と激甘ボイスで答えるズキュンパイア様。聞いてない!ズキュンパイア様人間体が出るなんて聞いてない!(山中さん出てくれてありがとうございます。)というかちょっと強くない?
そしてUFO-Xは被れるのか…被ったところでどういう意味が…錆丸先輩が可愛くなる…とか…?元々結構可愛いんだけど。

そんな中スパナのピンチに登場したガヴの主人公ショウマ。徐にパーカーのジップを開けたと思ったら、ええ!?そこなの!?お腹が丸出しになるの!?それポケットじゃないの!?しかもお腹に直にベルトが生えてる!?嘘だあ…しかも戦い終わった後お腹減ってるし。
これ絶対ショウマ人間やめちゃってるパターンなのでは…
笑えないジョークだ。

ディケイド出るなんて聞いてない!

これは聞いてない!本当に聞いてない!急に士に「いい顔だ」とか云々言われて「そうだ、カグヤ様はあの頃の坊主ではない。」と元気になるのなんなんだ。憧れの士だからそうなるのだろうか。
士が渡してきた写真は何だったんだ?鮮明に映るカグヤ様の後ろに心霊写真みたいに目から緑の光線放ってるカグヤ様が写ってるんですけど触れない感じですかね?そしてこの顎クイは誰へのサービスショットなんだ…。嫌いじゃないけど。

【祝】宝りん、ミナ鏡公式化

物語のクライマックスではりんねがグリオンに囚われている中、宝太郎がデイブレイクのザ・サンから声が。宝太郎はりんねの声に気づくがデイブレイクは気付けず。「ケミーは仲間だ!」という宝太郎の呼びかけに、自分はもっとケミーのことを知りたくて錬金術師を目指したことを思い出すデイブレイク。ケミーの声に心を閉ざしていたデイブレイクの心が再び開かれる時、彼は「私も一緒に戦う」というザ・サンの声を聞く。ここで初めて、りんねが最期に残した「私、まだ一緒に戦いたいよ」は呪いではなく彼女の強い祈りであったことに、ずっと一緒に戦ってきた事実に気づく。
最後にデイブレイクはザ・サンを片手に「行こう、りんね」と語りかける。
うん?九堂呼びじゃない?!そういう関係!?そういう関係になってるの!?ガッチャしてるの!?一と九で!?やっぱりね!!
しかもザ・サンもエンディングの回想シーンで「宝太郎は私が支える。あなたは一ノ瀬を支えてあげて」とりんねに語りかける。このセリフは今回一番心に残ったかもしれない。
どこかで下の名前で呼び合う関係になるのかあ。本編でも見れるのだろうか?

そして現代に戻ってきた錬金アカデミーのメンバーが夏祭りに行ってるシーン…なのだがミナト先生に駆け寄る加治木を静止するスパナ。ミナト先生、鏡花さんの手を取ったじゃありませんか!!!公式的にはこういう組み合わせなのか!
ガッチャ。

ちなみに私はスパナ×ラケシス派。やった。希望が見えてきた。
これはもしかしたらあるぞ。

え?グリオンが?

笑えないジョークだ。

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