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作詞【裏表紙】

たとえば
寝返りをした時に目醒めた朝の
カーテンの隙間から
射し込む
道の向う側に
不安と苦悩が渦巻いてる
夢での話の中に
もう一度割り込もうと
もがくのに
覚醒された現実の今に
引き戻された
秋晴の9時45分

こんな歪んだ
都会の狭間の
ちっぽけな空間から
何を思い見つけられるだろう
積み上がった本から
はみ出た栞のように
押し潰されて
ワイプアウトして
それでも君に
辿り着けるか

目に映る表面だけの
心にある本当の姿に
人はなかなか
辿り着けない

魔法が切れるまでの時間
言葉の持っているチカラ
紅葉の葉が舞うような
優しい気持ちでいられる
話す君の声
心地いい時の中で

君といる時の自分が好き
優しい気持ちで
いられるから

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