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夏の楽しみ〜ジャム作り〜


今年も実家の木苺が赤く熟している。
以前は母がジャムを作ったり木苺酒を作ったりしていた。
ここ3年くらいは母と一緒にジャムを作っていた。
今、母は施設に入っていて木苺を収穫する人はいない。
そんな事情は関係なく木苺はちゃんと実をつけてくれている。

ならば、今年は私1人でジャムを作ることにする。
本当は朝の涼しい時間に収穫したかったが、午後4時頃から収穫。
まだ陽は燦々と照っていて暑い。
大きめのボールにせっせと木苺を収穫してゆく。
手入れができてないので枝が伸び放題だ。
トゲに気をつけながらも奥の木苺も収穫する。
やっとボールにいっぱいになった頃には汗だくだった。
そのまま家に持って帰ってジャム作り開始。

木苺     約1kg
グラニュー糖 500g
レモン汁   少々

これらを鍋に入れて煮る。
そのうちに水分があがってくる。
煮立ってくると灰汁が出てくるのでまめに取り除くのがポイントだ。
いつも煮すぎて固くなりがちなので少しとろみがつく程度で火を止める。
煮沸消毒した瓶に入れていく。
色々な大きさの瓶が5個とあまったのをタッパーに入れた。
味見したら、ちょっとすっぱかった。
私はもっと甘い方が好みだ。

頑張って作ったジャムだけど、家族であまり食べる人はいない。
同僚のお母さんが好きなのであげるくらいだ。
だから冷凍して一年かけてほとんど私が食べる。
おすすめの食べ方はバニラアイスに乗せて食べる。
アイスは甘さ控えめよりも甘味が強いスーパーカップがよくあう。
最近は冷たい牛乳に混ぜて飲むのも好きだ。


先日、母の面会に行った時に木苺を摘んで持って行った。
「木苺、もうなったの?」
と言いながら食べてくれた。
「ジャムも作ったんだよ.今度持ってこようか?」
と言ってみたけど、黙っている母。
やっぱり人気がない。
木苺ジャムは私だけの楽しみだ。

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